大塚ひかり/カラダで感じる源氏物語
カラダで感じる源氏物語
大塚 ひかり先日読んだ「源氏の男はみんなサイテー」と同じ著者による源氏論。
この作品は、それまでの物語とは全く別の生き物のように身体への存在感を与えられた源氏物語の登場人物たちの秘密と、「視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚」の五感を描くことで与えられているこの物語のリアリティについて書かれている。
語り口の軽快さとそれに反した論の鋭さ、深さは「源氏の男は~」と同様で非常に読みやすく興味深い。
但し、その内容に関しては80%くらいダブっていた感じ。
まあ、同一人物が同じ題材で書いているわけだから当然と言えば当然だけど。
2冊読んで損したとは思わなかったけど、どちらか片方だけでもよかったかも。
で、どちらを選ぶかとなると私は男性登場人物ごとに論を進める形の「源氏の男は~」のが好きかな。
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