感動の条件
先日日テレで放送していた「THE スペシャル!」『たった1分のVTRで泣けるって信じマスか』(6月5日(土)19:00~20:54)(何故「マス」だけカタカナなのか…)を途中30分くらいだけ見た。
元々こういう「お涙ちょうだい」的なあざとい番組は苦手なので積極的には見ないのだけど、残念ながら他に見たい番組もなく適当にチャンネルを替えていたらやっていたのでちょっとだけ…と言う感じで。
で、結果としてはその時間で見たVTR 4本のうち2本は泣いてしまったわけだ(笑)
言い訳を書かせて貰えれば、私は元々涙腺弱くてTV(ドラマでも、ドキュメンタリーでも)や映画でもちょっと切なく盛り上がる部分があるとすぐウルウルしてしまうタイプ。
最悪なのはお芝居で、ハマルと頭痛がするほど泣いてしまうのだ。
その上鼻が詰まって息できなくなってもうタイヘン!(汗)
なので泣いてしまったこと自体にはそんなに驚きはないんだけど、この番組を見て発見したのはそんな私でも「泣ける素材」と「泣けない素材」がある、と言うこと。
私が泣いた2本は(具体的に「どれ」とは書かないけど)、その内容はそれぞれ全く別のことだけど基本的なテーマは共通していた。
一方私が泣けなかった他の2本にはそういう要素はなし。
でも、スタジオではその内容にも反応している人はいたので質的に私が泣けたものとそんなに差があったとは思えない。
と言うことは泣ける要素と言うのは自分の中で不足している部分とリンクしているって事なのでは。
自分が「こうしたい(されたい)」「こうなりたい」と思っている部分に近い素材を持ってこられると、人はそこに感情移入して涙を流してしまうのではないだろうか。
逆に言うと、どんなに感動的な場面だろうと自分の中にそれに反応する要素がなければ心は動かされないって事。
感動すると言うのは「外的要因」だけでなく、その人の中にそのための「内的要因」がなければ作動しないんだな。
まあ、それが多い事がいいのかどうかは一概に言えないけど。
と言うような事を考えたりもしたんだけど、やっぱり「街なかで掴まえた『最近感動しない』若者を連れてきて、感動VTRを見せて泣かせる…」なんて企画はどうも好きにはなれないなあ。
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コメント
私は、当然ながらそんな番組があった事など知りもしませんでしたが、そういう話を聞くとちょっとネタとして観てみても良かったかなという気がします。
実際に知っていたとしても、まず観ないでしょうけれど。
どのみち、映画を観に行っていましたが。
投稿: March_Hare | 2004/06/08 19:12
>実際に知っていたとしても、まず観ないでしょうけれど。
私もそう思います(笑)
MarchさんがTV見てるのって何だか想像出来ないです。
(ところがそうでもなかったりして…?)
映画は何を観たんですか?
投稿: tako | 2004/06/08 20:01