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2004/07/30

金曜エンタテイメント『天切り松 闇がたり』

今日の放送をすっかり忘れていて、会社帰りにフラフラ寄り道して帰ってきたので最初の30分を見逃して、「しまった!」と思ったんだけど…見終わってみたら「別にいいか~」って感じになってしまった(汗)

原作は大好きな作品で、1冊読む間に何回も泣いちゃうくらい私の「泣き所」をガッチリ掴んでる物語ばっかり。
で、今日のドラマも基本的にはその原作に基づいたものだった。
なのに!まぁっったく泣けなかった!(松蔵の姉が死ぬシーンでさえ!)
結構しょ~もないドラマでも、盛り上がる所では簡単に泣いちゃうくらい涙腺にケジメのない私なんだけどなあ…。

え~とですね、私が思うにこのドラマには「間」と言うものが存在してなかったのではないかと。
確かに物語自体は原作をなぞっているんだけど、そういうシーンが次々に出てくるだけと言う印象。
全てが変に焦っていて、準備したシーンを全て使うことだけに意識が行っている…って感じ。
原作に込められた想いとか意味とかが全く伝わってこなかった。
同じ素材でももうちょっとゆったりした作り方をしたらまだ見られたと思うんだけど。

こんな状況では渡辺謙とか椎名桔平とかいい役者をたくさん使えばいいという事でもないでしょう。
逆にそうした役者が目立つだけに、みんな「点景」として見えてしまった。
いろんな人を寄せ集めてきて、ポツン、ポツンとそこに置いてある感じ。
ちっともまとまった「一家」の雰囲気がない。
大体、全員が一箇所に集まったシーンが(私が見た範囲では)一回もなかったんだから。
松蔵の少年時代をやった子役の演技も私にはちっとも上手いとは感じなかったし、青年時代の勘九郎の演技も「う~ん…」だった(老年になってからの演技はまあまあ良かったけど)し。

結構期待していただけにガックリ感が大です。
これは「原作と違う」云々の期待はずれではなくて、せっかくいい作品を原作にするならお願いだからもっと丁寧に作って下さいよと言ったガックリ感です。
(「剣客商売」並み、とは言わないけど)
それとも、普通のTVドラマってこんなものなの?

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