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2004/09/26

「新選組!」#38

すごく良くできた回だった。

河合さんの話で場面が切り替わっていく構成も巧かったし、セリフもそれぞれの登場人物の表情も一つ一つも切なくてつらくて印象的だった。

特に最期に全てを語り終えた後に「考えれば人の運命とは不思議なもので…」なんて悟ったような事を話し出したのに、急に「今、何か聞こえませんでしたか?!」と『生』の方に引き戻されてしまう瞬間とか。
山南さんの時のように全てを受け止めて最期まで乱れることなく逝ってしまうのではなく、見ようによっては未練たっぷりでみっともなくもあるのに、それが私のような「死」と切り離された生活を送っている現代人には却ってリアルで怖かった。

それに「ここでヤツを許したら山南が何のために死んだか判らなくなる」って言ってくれて、その上で河合さんが死んだ後一人で泣いてた(頭大丈夫だったかな…)トシちゃん…いいヤツじゃん!
源さんの「一番近藤さんにここにいて欲しかったのは土方さんだと思いますよ」もナイスフォローだった!

そして最後に響きわたる飛脚の鈴の音…。

今回だけできちんと完成している見事な回だった。
「印象に残る回ベスト10」を選んだら絶対入ると思う!

「新選組!」公式サイトに載っている河合役の大倉孝二さんのインタビューも楽しかったです!

しかし、その一方で捨助の龍馬に対する行動がどんどんきな臭くなってきましたね~…。
(でも、あんな胡散臭いヤツの言葉で捕り方が実際に動いちゃうような事ってホントにあるのかなぁ?(汗))
最終的に「暗殺」にも何らかの手助けをすることになってしまうのかな?
それとも大どんでん返しがあるのか…。
その辺も見所かな。

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