立つ鳥跡を…
昨日、プロ野球の件についてバカみたいに長い記事(文字数カウントしたら4,000文字以上だった(汗))を書いたのでもうこれ以上は書くつもりがなかったのですが、今朝TVを見ていたらすごい捨てぜりふを吐いている人がいたので思わず反応してしまいました。
長年、法曹界を歩んできただけに、「私は理屈の世界にいたから、こういう感情の世界はわからないが、理屈の通らない話は不愉快でかなわない」。今年2月に就任したばかり。史上初のできごとへの対処の難しさを口にした。(「asahi.com」より)
法律の世界には「感情」ってないんでしょうか。
どんな事件でもその場には人間がいるんだから、そこに「感情」が存在しないわけはないと思うのですが。
もちろん感情だけで判断されても困りますが、どうにもならなくなってしまった感情をコントロールしながらお互いに納得できる地点へ着陸させてやることこそが法律家の仕事なのではないのでしょうか。
もし「感情」を一切排除して事実だけで判断しているんだとすれば別に人間が介在する必要はなくてコンピューターに条件を全てインプットして判断させればいいと思うのですが。
そうできないからこそ、人間を裁くために人間が当たっているのではないのでしょうか。
だからこそそうした職業に携わる方は「人の感情」に敏感であって欲しいと思うのは間違っているのでしょうか。
仮にご本人がそう考えているのがホンネだとしても、この場で言うべき言葉ではないでしょう。
と言っても「感情がわからない」などと言っている人には、自分の言葉で他人がどんな感情を持つかなんて事は想像の範疇外の事なんでしょうね。
「感情」よりも「理屈」の方が高級だと思っているような人が、多くの人の「気持ち」で成り立っているような組織のトップでいることはとても不幸な事だと思いますので、今回の辞任はご本人にとっても周囲の人々にとっても賢明な判断だったと思います。
「第三の人生」、ご自分のお好きなようにご自由にお楽しみ下さい。
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と思っていたら、第三の人生はこうなっているようです…。
今回の辞任劇は「渡りに船」だったと言うことか…(呆)
しかし、この組織にしても「感情」と無縁でいるわけにはいかないと思うのですが…。
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