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2004/10/24

益子貴寛/伝わるWeb文章デザイン100の鉄則

伝わるWeb文章デザイン100の鉄則
益子 貴寛/秀和システム
益子貴寛/伝わるWeb文章デザイン100の鉄則この手のPCやWeb関連の実用書を買うのは結構好きなので、家の中に何冊もあります。
…が、買うとそれだけで安心してしまい、最初の数ページを読んだだけでそのまま積んでしまう事もしばしば。
そんな私なのですが、この本は珍しく一気に全編を読了しました。
「文章」について書いてある本だけあって、やはり文章が簡潔で読みやすく、判りやすいのが良かったです。

内容は【技術編】としてHTMLやCSSの扱いによるWebの「見た目」について書かれた『「見せる」Web文章デザイン』、【表現編】としてコンテンツの内容を表現する文章術について書かれた『「読ませる」Web文章テクニック』、そして【応用編】としてメールマガジンのテーマの選び方やレイアウトについて書かれた『メールマガジンの文章術』の3つのパートに別れています。
そしてそれぞれ【技術編】に44、【表現編】に43、【応用編】に13、合計100の基礎知識やアイディアが見開き2ページの中にまとめられています。
(この「見開き2ページ」と言うのも読みやすさのポイントですね!)

私は4年ほど前からWebサイトを作っているのですが、この中の特に【技術編】の部分については殆どルール違反、と言うか無視状態でした…(汗)
読んでいて耳が痛かったです…。

ここに書いてある内容の一つ一つは決して目新しいものではありません。
Webサイトを運営する上で、ホントに基本中の基本とも言える事ばかりです。
ただ、それをこうして具体的に文章にして「これはこうでしょ?」と提示されると、「あ、なるほど。そう言うことなのね!」と改めて考えさせられることがとてもたくさんありました。

私の場合、当時持っていたPCにホームページ作成ソフトが付いていたので何の予備知識もなしに「じゃあ、私も」ってノリで作り始めたのが最初でした。
なので当時、私の頭にあったのはただ「見た目」だけ。
その結果、少なくとも私にとっては見た目がいいWebサイトが出来上がり、そのまま今に至っているわけです。
ただ、それはこの本によると、まるでダメダメな構成のサイトだったんですね(汗)
(その後、何度かレイアウト変更などをしましたが、とてもそんな小手先で改善出来るようなダメさ加減ではなかったのです)

この本は、基本的な内容から「初心者用」とも思えますが、実は私のような「何も考えずに始めてしまった経験者用」と考えた方がいいのではないのかな、と思いました。
実際、今までWebサイトを作っていたからこそ判る部分がかなり多かったような気がします。
特に【技術編】については今の自分でさえちょっと難しいくらいなので、全く経験がない時点で読んでいたらそれだけで挫折していたかも…と思えてしまいますが、今だったらそれは単なる「技術」ではなく、「心構え」、「心遣い」の問題なのだと理解することが出来ます。

一方【表現編】の部分も、blogを使うことでデザインよりも文章を書くことが中心になってきた最近の状況にピッタリの内容でした。
「ここはどうすればいいのかな?」と迷っていた部分がいくつも、明解な説明と共に具体的な方向性が指示されていてとても参考になりました。

Appendixもたくさん用意されていて、実に細かいところまで考えられた一冊。
感想を書くだけでは意味がないので、今後も傍に置いて活用していきたいと思います。


<関連サイト>
「CYBER@GARDEN」

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