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2004/11/22

「です・ます」と「だ・である」

以前Webサイトで日記を書いていた時は「だ・である」調(と言うほど強くないかな。「だった」とか「と思う」程度)を使って文章を書いていた。
このブログも始めた当初はそれを継続していたのに、何が理由だったかももう忘れてしまったけれどいつの間にか「です・ます」調の文章になっていた。
その文章に何となく違和感を感じつつも、また元に戻すのも変かなと言う気持ちもあって「どっちにすればいいのかな~?」と迷いながらずっと書いていた今日この頃。

それが昨日、何気なく自分が書いた以前の日記を読んだら、その頃の方が文章がスッキリしていて書きたいことが書けていたような気がした。
もちろんWebサイトとブログって「場」として似てるようで違う部分があるので、その辺りが影響している部分もあると思う。
でもそれ以上にやっぱり文体が書く内容や表現にも影響してしまったのが大きいのではないかと。

先日読んだ『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』では文体について

つまり、「だ・である」調と「です・ます」調では、書いているときの「意識」や「心構え」に違いがあり、自ずとアウトプットされる文章にも違いが出てくることになる。

と書いてあった。

同書に「です・ます」調のメリット/デメリットについて

メリット:親しみのある感じになる、丁寧な感じになる
デメリット:説得力に欠ける、論旨がはっきり伝わらない、文字数が多くなる

と書いてあったけど、私の場合このデメリットの部分だけが前面に出てしまったように思えてならない。
(といって「だ・である」調に変えたからとしてもそれが反転するかどうかははなはだ疑問であるわけだけど…(汗))

でも、最近書く内容にちょっと行き詰まりを感じていたので、目先を変えれば何か変化があるかも…と期待してもう一回文体を戻してみようと思う。

ちなみに「だ・である」調のメリット・デメリットは、

メリット:説得力がある、論旨がはっきり伝わる、文字数が少ない
デメリット:突きはなしたような感じになる、独りよがりな感じになる

とのこと。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

お早うございます。

まさに書いて下さっているとおりですね。自分では今記事(らしきもの)は常体を使っていますが、コメントは敬体です。
ところが、ここは常体ではまずいかな(つまり、偉そうに聞こえる?かな)という場面では、敬体を混ぜていることも再々です。
ま、「ちゃんと出す文書ではないから良いことにするか」というほどの認識でしょうか。

でも、実は少しだけ悩んでいたりして……

投稿: | 2004/11/23 09:23

 takoさん、おはようございます。

 私は、ブログでは最初から「です・ます」体なんですが、たまに「なんか、書きづらい」と思うことがあります。「です・ます」だと、ちょっとまどろっこしいというか……。でも、突然、文体を変えるのもヘンかと思って、とりあえず「です・ます」体を通しています。

 正確に言うと、100%「です・ます」体ではなく、たまに「だ・である」や「ね・よね」(呼びかけ)も混じっているんですけどね(^^;)。

 文体を変えたtakoさんの文章に注目しています(^^)。

 追伸: アップしようとしたら、涼さんのコメントがありました。涼さんも悩んでいらっしゃるようす……みんな同じなんですね。ちょっとほっとしました。

投稿: Tompei | 2004/11/23 09:44

涼さん、Tompeiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>涼さん

「常体」、「敬体」と言う言葉があるんですね。「だ・である」、「です・ます」よりもシンプルでいいですね。私も真似させていただきます。

>自分では今記事(らしきもの)は常体を使っていますが、コメントは敬体です。

そうですね。
私も今後、記事は敬体を止めたとしても、コメントは敬体で書くつもりです。
それは多分、その内容を書く相手がハッキリしているので、その相手に対する敬意が自然に出るからだと思うんですよね。
敬体って言うのは、語りかける相手を想定してしまう文体なのかな、と思います。
だから、文体に影響されすぎて無意識に書く内容や、表現をセーブし過ぎたのかもしれません。

と言って、常体だったらもっと過激なことを書くと言うことではないのですが(笑)、多分あまり読む人を意識しないで(もちろん「全く」と言うことはないですが)ちょっと「独り言」っぽい内容が書けそうな気がするのです。
で、多分、私ごときが書く内容だったらその方がちょっとは面白いのではないかな~なんて思うわけです。

>Tompeiさん

>「です・ます」だと、ちょっとまどろっこしいというか……。

私もです。
前述の『伝わるWeb文章デザイン~』の中で

「話し言葉に近い『です・ます』調では、どうしても文章がルーズになってしまう傾向がある。」

と言っている箇所があるのですが、私の場合逆に敬体って言うのは文章を書くときに使うときがメインなんですよね。(例えば会社でメールを打つときとか)
なのでどちらかというと硬い(固い)文体と言う印象があります。

一方、話すときは常体に近いですよね。
だからこっちの方がルーズと言うか自然な感じがするのですが…。
(もちろん「そうである」とか、「言ったのだ」みたいな言葉を使ってるわけではありませんが…。これだと「硬い」どころかバカボンパパになってしまいますね(笑))

敬体とか常体とかあまり意識しないで、普通に仲のいい友達とくだけすぎない会話をするときのような文章が書けるのが一番の理想かもしれません。

と言っても文体が変わっても書き手は変わりませんので、どこまでご期待に沿えるか判りませんが…(汗)
少しでも楽しんで貰えれば幸いです。

今後とも宜しくお願いします。

投稿: tako | 2004/11/23 11:10

こんばんは、この記事が出てから3週間以上経ってしまいました。

ようやく?これに関して書いてみました。まさに書いてみた というだけのことですが、考えるのは、ずっと考えていたのです。

というわけで? トラックバックをつけさせて頂きました。

投稿: | 2004/12/15 19:38

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