「Q&Aサイト」考:その3
「Q&Aサイト」を閲覧していて感じるのは「なんでこんなに読みにくい文章が多いのか」ということ。
別に小説じゃないわけだから、そんなに高いレベルの文章を期待しているわけではないのだけど…それにしても。
まず、誤字脱字誤変換が非常に多い!
文章の中に1つとか2つとか入っている程度ならまだいいけど、時々「取りあえず全部文章打って、そのまま変換してチェックしないで投稿しました」と言うような文章に出会うことがある。
普段読んでいる小説とか会社の文書はもちろんだし、一般的なWebサイトの日記などでもそんなに誤字脱字が多いところって見たことがなかった。
私自身文章を書くときに推敲しないと言うことが殆どないので、結果として「そこにある文章は(ほぼ)正しい」と言う意識がある。
それなのに、目の前にある文章が見た感じ日本語のようなのに読もうと思っても意味が通らないと言う感覚は結構衝撃的であったりする。
(漢字とひらがなの組み合わせが「言葉としてありえない」状態になっているのだ)
手書きだったらともかくディスプレイ上の文章って印刷物みたいにちゃんとした文字で書かれているので余計そう感じるのだと思う。
で、よ~く落ち着いてその文章をひらがな(またはカタカナ)に戻して「音」だけを拾うと、何とか意味がある文章になってくる。
ハッキリ言って「暗号?」と思うくらいスゴイ(笑)
こういう文章を書く人は何故自分の書いた文章を見直さないのだろう。
わざとなのだろうか?
と思って調べてみたらこんな質問があるのを発見。
■漢字を正しく使おうと思っていますか?
■投稿文章確認してますか?
(いずれも「OK Web」より)
う~ん、みんなやっぱり感じてはいるのね。
でもここに書いてあるのはまだ普通の誤字脱字のレベルの話だと思う。
(本当は具体例を載せたいと思ってちょっと流してみたけど、面白いのが見つからなかったのでパス(笑))
でも、自分の日記などを書いているならともかく人に対して「これについて教えて下さい」と言うスタンスで書く文章について、そういうことに気を回せないってことが謎なんだよね~。
人に誤解されるかもしれない、自分の意図が伝わらないかもしれないとかって不安はないんだろうか?
誤字脱字誤変換じゃなくても、文章の内容が曖昧で回答が難しいと思うことはよくある。
確かに質問文は「1000文字以内」って規定がある(「OK Web」の場合)からその中で状況を手際よく判りやすくまとめるってのも難しいのかも知れないけど、それにしても。
(回答を貰ったあとで補足は可能)
以前回答した質問でこんなことがあった。
質問は「入社1年目の後輩が仕事に消極的なので困る。何か角の立たない指導方法はないか」と言う内容。
私としては「入社1年目」=「新入社員」と言う理解だったので、「そのくらいだったらまだ自分で苦手だと思いこんでいるだけで消極的になっている部分もあるだろうから、その不安を解消してあげればいいんじゃないかな」と言う意味で、「何故やらないか、出来ないかを確認してそれに合わせた指導をすることを考えるべき。何にでも効果的なセリフはありません」と(偉そうな(笑))回答をしたのだ。
そうしたら、一応お礼はしてくれたものの「彼女は後輩と言っても転職組なので20代後半で…」とかその時になって言い出したのだ。
…それはかなり重要な「前提条件」なのでは?
「今更それを言うかい!」とちょっとムッとしたことがある。
それ以外にも「●●に行くのに何を着ていけばいいですか」と質問しているのに性別も年齢も書かれていないとか、PCの不調についての質問なのにOSの種類も書いてないとか。
条件をハッキリ書かない質問に適切な回答が得られるわけはないと思うのだけれど…。
とは言え、そんな質問にもちゃんと回答(反応)してくれる親切かつ理解が早い回答者も多いのも事実なわけだが。
と言うわけでこういうサイトを見ていると、いい意味でも悪い意味でも勉強になることが多い。
時々荒れることはあるけれどその度に利用者の中で自浄作用が働いて収束していくし、管理者側にもいろいろと問題はあるけど全体的にみればまあまあちゃんとしていると思うのでこのままあまり規約が厳しくならず曖昧な部分、解釈自由な部分を残したままいい感じで続いて欲しいと思う。
■関連記事
・「Q&Aサイト」考:その1
・「Q&Aサイト」考:その2
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- ダウンロード不要 オンラインで使える画像編集ツール(2011.11.12)
- 画像編集ソフト:Photoscape(2011.09.10)
- iPhoneアプリ:図書館日和(2011.03.08)
- 作家さんのツイッターアカウントを調べてみたー(2011.02.03)
- OutlookExpressの「名前を付けて保存」(2011.01.06)
コメント