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2004/12/02

平岩弓枝/椿説弓張月

椿説弓張月
平岩 弓枝/学研M文庫
平岩弓枝/椿説弓張月

内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代後期の作家、滝沢馬琴の出世作。大ベストセラーとなり、浄瑠璃や歌舞伎にもとりあげられてヒットした。物語は、伊豆大島に流されて死んだはずの源八郎為朝が、実は生きていて、やがて琉球に渡り、王家の内紛で大活躍するという波瀾万丈の活劇ドラマ。『御宿かわせみ』などで知られる時代小説作家、平岩弓枝の現代語訳が、いきいきとその面白さを伝える。


いや~、面白かった~!
「確か三島が歌舞伎の作品にしていたような?」という程度の知識しかなく内容は全く知らないまま読み始めたんだけど、為朝の波瀾万丈な人生とか(その当時は遠い異国であったであろう)琉球でのお家騒動とか怪しい人物や破天荒なエピソード満載の物語ですごく面白かった。
確かに歌舞伎の題材としては最適な物語。
話の進み方とか登場人物の設定なんか最近のファンタジー作品にも通じるものがあるような気がした。

江戸時代ってこんな荒唐無稽でスケールの大きい物語がベストセラーになっちゃうんだ。
しかも、この本は200ページ強の文庫なのに対して、元本は前編、後編、続編、拾遺、残編の全五編、29冊もある大作らしい。
物語の面白さと同時にその時代の庶民の懐の大きさとか、面白いもの、新しいものに貪欲な感じが身近に感じられるような物語だった。

現代語訳をした平岩氏の文章はとても読みやすいし、氏自身もこの物語が小さい頃から好きだったとのことなので抄訳するに当たってもその面白さをなるべく残して訳してくれたのだと思われる。
でも、やはり短くなっている分話の展開が早すぎて物足りない部分もあった。
元本だったらもっとたっぷり書いてあるんだろうなあ…。
でも、私には元本を読み切るパワーはなさそうなので、このくらいが丁度いいのかも(汗)

いつか歌舞伎で見てみたいなあ。
なかなか上演されることがない演目らしいけど、次にやるときはぜひ。
(最近では2002年の年末に歌舞伎座で上演されたらしい。)

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