「タイガー & ドラゴン」
脚本:クドカン、主演:池袋のマコト&木更津のぶっさんという最強タッグということで年末からずっと楽しみにしてきたこのドラマ。
思った通り面白かった!
「面白く喋れない」って悩むヤクザって^^;
しかも、その彼が初めて聞いた落語に感動して落語家に弟子入りしようと思う設定!
かなり強引であり得ないけどクドカンが書いたドラマだと「まあ、そう言うこともあるかも…」と思わせられちゃうところがスゴイ。
で、長瀬くんもそんな役を絶妙に演じていた。
2時間のドラマなのに前半1時間には岡田くんが殆ど出てこないと言うのもビックリ。
(スケジュールの都合なのかな~?最近やたら忙しそうだもんね)
それなのに、出てきてしまえば自然なくせに存在感があって前半の不在を感じさせずにストーリーにスルッと入り込んでいたのに感心。
裏原に小さなお店を構えるセンスのないデザイナーと言う設定も絶妙(笑)
落語家の西田敏之、その妻の銀粉蝶、ヤクザの親分の鶴瓶などなど脇のメンバーも良かった。
その他、クドカン作品常連の阿部サダヲ、尾美としのり、塚本高史くんあたりももちろん。
特に銀粉蝶さんのあくまで優しい「お母さん」の演技が印象的だった。
謎の女・メグミの伊東美咲はちょっと微妙?(笑)
設定的には面白かったけど。
ただ、虎児がヤスオに痛めつけられるシーンは必要なかった気がするんだけどなあ…。
辰夫が虎児を助けに来るってシチュエーションが必要だったのかも知れないけど、あそこまでしなくても。
何だかあの部分だけ浮いている気がした。
「三人起請」と言う落語は題名も聞いたことがなかったけど、最初の再現ドラマ(?)
があったので大体の内容が掴めたのでその後の展開も非常に判りやすかった。
この辺りの気配りと、ポイントの掴み方も上手い。
ラストは、エピソードにも虎児の落語にもちゃんとオチがつく締めくくり。
虎児の落語があまりにも急に上手くなりすぎだとは思うけど(笑)
しかも「もしかして続くの?」と期待させてくれる終わり方だったし。
今回は単発での放送だったけど、このテーマなら絶対続編、または連続ドラマ化だって可能だもんね。
と言うか、このままこの一回で終わらせるのは勿体ないでしょう!(と誰もが思ってるはず)
続編期待!!
■「タイガー&ドラゴン」
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コメント
こんにちは。
長瀬くんのファンなのに、まともに「池袋」を見たことがない私ですが、このドラマはしっかり見ました。最初はクドカンのテンポに置いていかれそうだったけれど(^^;)、途中からは不思議な世界に入り込んで楽しみました。凝った作りになっていて面白かったですね。
ただ、岡田くんも前半から出てほしかったのと、謎の女が……(--;)。
投稿: Tompei | 2005/01/11 12:30
Tompeiさん、こんばんは。
「T&D」面白かったですよね♪
色んな情報がどんどん出てくるのに、最後はちゃんとみんな収まるべきところに収まっていく作り方が「サスガ」と思いました。
ところでTompeiさんは長瀬くんファンだったんですね!(^^)
何だか最近彼は随分大人っぽくなってしまいましたが、「IWGP」の時(5年前!)はまだ少年っぽさを残していたギリギリの時期だったかな、と思います。
内容的には好き嫌いが別れるかな、と思いますが一度見ておいても損はないかと。
私はこのドラマをきっかけに石田衣良さんの作品を読むようになったので、そう言う意味でもとても思い出深い作品です。
投稿: tako | 2005/01/12 00:37