「富豪刑事」(ドラマ)
先日読んだ筒井康隆の同名小説のドラマ化作品。
(本の感想はこちら)
う~ん…やっぱりイマイチ。
もしかしたら原作を読まずにドラマだけ見た方が楽しめたかも~。
主役の美和子(フカキョン)、我が儘なわけではないけどやっぱり「(パンがないなら)ケーキを食べたらいいじゃない」
的な性格になっているのが残念。
あんたはもっと普通でいいのよ~!
反対におじいちゃん(原作では父親)のキャラはもっと強力でもOKでしょう。
夏八木勲じゃあカッコ良すぎるんだよなあ。
私のイメージではもっと、「普段はヨレヨレしてるけど、怒ると怖いよ」みたいな人。
西田敏之みたいな感じかな。
原作の「息子の話を聞いているうちに感動のあまり泣き出す→泣きすぎて発作が起きる→死にそうになる」
を毎回のように繰り返すパターンって絵的にも面白いと思うんだけど。
こういうのを平気でやれる人の方が絶対良かったと思うけどなあ。
他の刑事たちはそれぞれ個性的な俳優さんを使っているのに、何故かみんな大人しい印象。
美和子との間に距離があると言うか。
何でかな~?
一回目を見ていないので何故美和子がおじいさまと2人暮らしなのか判らないけど、
出来れば原作の設定を生かして刑事の父親がいたので自分もそうなったって形なら面白かったのに。
で、父親も何らかの形で捜査(推理)に協力する、とか。
直接出てこなくても、電話で相談するとかね。
で、出てきてみたら実は今では警察の偉い人だったとか…。
(設定を勝手に創作モードに入ってます^^;)
原作者の筒井氏が出演してるのには笑った!
さすが目立ちたがり屋の筒井氏だけある。
ちょっと演技がカッコつけすぎだけどね。
ところで今週の事件の犯人の3人個性的だった~!
特にあの顔がむちゃくちゃ大きい人!
あの顔とか、ダルダルした演技とか出てくると目が離せなくなる感じ。
決して好きなタイプじゃないんだけどね。(←ヲイ^^;)
彼は何者なの?
原作ではこの話は、主役が放火された社長室から逃げ出すところで事件解決(既に手口が判っていて、犯行時には警察が完全に包囲していた)
って流れだったけど、ドラマではその後にもう一ひねりしたのはこの犯人達を更に美和子と絡ませるため、だったとも思えたり。
(真相は単純に「原作通りだと短すぎる」からだと思うけど)
■「富豪刑事」公式サイト
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 新世紀「謎」倶楽部/EDS 緊急推理解決院(2013.12.26)
- 映画:レ・ミゼラブル(2013.02.11)
- 映画:大奥~永遠~右衛門佐・綱吉篇(2013.01.05)
- 映画:アーティスト(2012.04.15)
- 映画:プリンセス トヨトミ(2011.06.11)
コメント