<旅の絵本>文庫化♪
今日本屋に行って平台をボンヤリ眺めて歩いていたら、私がずっと前から大好きだった ひらいたかこさんと磯田和一さんが書(描)いた
「ヨーロッパ・イラスト紀行」3冊がいつのまにやら文庫になっているのを発見!
何だか懐かしいお友だちに偶然会ったような、そんな嬉しい気分になってしまった(^^)
この本は ひらいさんと磯田さんがヨーロッパを旅行した様子をお二人自らが書(描)かれたイラスト及び文章で紹介した作品。
私は10年以上前に出版されたA5版の単行本を持っているんだけど、細かい書き込みと可愛らしい造形、
鮮やかな色彩で絵本のようなイラストのひらいさんと、
建物や乗り物の正確な描写が素晴らしい磯田さんのそれぞれのイラストとお二人の好奇心いっぱいな旅の様子が楽しくて今までに何度も何度も読み返している。
どこに行くのも電車だし、
泊まるところも一流ホテルなんかじゃなくて駅前のインフォメーションで紹介してくれるような安いホテルで、
食事もまちなかの食堂で地元の人が食べるようなモノを食べているのがとてもいい。
そしてその一つ一つがイラスト化されて、「これはいくらだった」「これは美味しかった」「この部屋はイマイチ」とか細かく感想が書いてある
(しかも手書き文字で!)ので、まるで自分が一緒に旅行に行ったような気分になれるのだ。
Amazonで確認したら発売日は先月の始めだったらしい
今まで全然気が付かなかった…。
今日は「どうせ家にあるからいいかな…」と買わずに帰ってきてしまったのだけど、東京創元社のサイトで確認したら、
今回の文庫版は、読みやすいように文章部分を大幅に書き換え、巻末には本編に盛り込めなかったエピソードなど「おまけ」も収録しました。(紹介ページより)
とのことなので、文庫版は文庫版で買ってしまおうかな~と思い始めているところ。
金額とかが単行本発行当初のままだとしたら今までに変わっているところもあると思うので(ヨーロッパだから日本ほどではないにしてもね)
最新のガイドブックとしては機能しないかもしれないけど、そうした本では紹介されていないであろうヨーロッパの田舎の小さな町や村の雰囲気を知るにはとてもいい本だと思う。
興味のある方、買って損はないですよ。
オススメです♪
ひらいたかこ 磯田 和一

アンデルセンください ヨーロッパ・イラスト紀行(2)
ひらいたかこ 磯田 和一

マザーグースころんだ ヨーロッパ・イラスト紀行(3)
ひらいたかこ 磯田 和一

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コメント
こんにちは。
『西の善き魔女』で頓珍漢なコメントを書いたのが恥ずかしくて、
蟄居?自粛?しておりました。
(挿し絵って、牛島慶子さんだったんですねぇ…。
『フレッドウォ−ド氏のアヒル』好きだったのに、
どうして気づかなかっのか?)
わたしもこの絵本持ってます!
リッチな旅ではないのがいいですよね♪
ひらいたかこさんが好きで、
以前はカレンダーも出していたのが、
最近はなくってちょっと淋しいです。
ミュシャ展も始まりましたね。
前売りも買ったので、あとはなんんとか平日に行けるように画策中です。
投稿: suminiya | 2005/02/03 18:26
suminiyaさん、こんばんは。
今日も寒いですね。
>リッチな旅ではないのがいいですよね♪
ですよね~。
すごく楽しそうなので読んでいるとつい「私もちょっと…」と行って来たくなります(笑)
ひらいさんの絵はこれを読んでとても好きになったので、画集が欲しいと思いつつも値段を見ては「う~ん…」といつもためらってしまいます^^;
カレンダー、私も欲しかったなあ。
>ミュシャ展も始まりましたね。
実は本日行ってきたのです!
良かったですよ~♪
今、感想を書いているところです。
今日中にはアップしますので良かったらまた読んでみて下さい。
コメントの件は気にしないで下さいね。
今後もどんどん書き込みお待ちしています♪
投稿: tako | 2005/02/03 18:38
excellent texture.y
投稿: dirk | 2007/11/08 18:39