人に本を薦めるのは難しい
古田敦也さんが最新エントリー「悲しい時」 で本の話題を取り上げているので久しぶりにトラックバック♪
悲しい時(悲しい時)
薦めた本が2ページしか読まれなかった時。。
とのこと(笑)
確かに他人(ひと)に何かを薦めるのは難しい。
いくら自分が「イイッ!」と思っていても、それが相手にとって同じ価値を持つかどうかは判らないもんね。
特に本は難しさのハードルが高いと思う。
例えば、音楽とかだったら自分から働きかけなくても勝手に鳴っていてくれるから、「この曲はちょっとイヤ」とか「あ、でもこの曲は好き」
とか感じることが出来るけど、本はね~、自力で読み進まないと面白いかどうか判らないから。
私は読み始めて「あ、これは…^^;」と思っても何とか100ページくらいは頑張れるけど、本(っていうか活字かな)
を読み慣れていない人は導入部分で引き込まれないとその後読み進むのって結構ツライと思う。
だからオススメした古田氏がガックリする気持ちも判るけど、読み進めずに挫折した後輩くんの気持ちも判るな。
(とは言え、2ページってのは…^^;まだ始まってもいなさそうだ)
私の場合、ヒトに本を薦める(と言うかあげる)時は、もちろん読んでくれれば嬉しいけど読まれなくても別にいいや、ってスタンス。
と言うのは、私自身、ヒトからオススメされた本(現物を借りた、または頂いた本)がなかなか読めないから、なんだけど^^;
別に「面白くない」と思っているわけじゃないんだけど、自分が読む本って自分が選んで自分のペースで読みたい、
と言う気持ちがあるんだろうなあ。
だから、ヒトからオススメされた本ってどのタイミングで読めばいいか判らなくなってしまって、
結局いつまでもそのまま積んであるってことが多い。
却って本そのものを借りる(または貰う)よりも、会話の中で「そう言えば○○って本、面白かったよ」
って聞くだけの方が自分でタイミングを選んで入手できるので読む確率が高いかも。
うん、本は「貰う」より「買え」ってことなのかも。
(少なくとも私はね)
最後に
皆さんもお薦めの本があったらよろしくです。
と古田さんが書いてらっしゃるので、私のオススメ本をご紹介。
■舞城王太郎『煙か土か食い物』
■石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』シリーズ
■池波正太郎『剣客商売』、『鬼平犯科帳』
■司馬遼太郎『燃えよ剣』、『龍馬がゆく』
■黒鉄ヒロシ『新選組』、『坂本龍馬』
■大沢在昌『アルバイト探偵』シリーズ
■小野不由美『十二国記』シリーズ
■戸梶圭太『溺れる魚』
■服部真澄『竜の契り』
■宮部みゆき『理由』、『ぼんくら』
■隆慶一郎『吉原御免状』
■カズオ・イシグロ『日の名残』
…と、なんかいっぱい書いたけど古田さんなら全部読んでいそうな気もしてくるな…^^;
私ももっと面白い本を探して来ようっと。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
コメント
人にすすめる---なんてことは、しません。
「おせっかい」だから。
それより、読みを深めるようにしています。
たとえば、『鬼平犯科帳』----もう、10回以上読みました。で、さらに、池波さんがこれを書くために使っただろうとおもえる資料類を読んでいます。『江戸名所図会』『江戸買物独案内』『江戸切絵図(近江屋板)』『よしの冊子』
そして、その探索結果を、いま、ブログにあげています[盗人探索日録]---池波白浪小説らでてくる300人からの盗人の出身国調べです。
広くよむのもいいですが、深く深く読むのもおもしろいですよ。
いちど、[盗人探索日録]へいらして、ご感想をお聞かせくださると、うれしいです。
投稿: ちゅうすけ | 2005/02/22 04:16
■ちゅうすけさん
>「おせっかい」だから。
確かに、頼まれもしないのに勝手に自分の好みを押しつけてしまうとそうなりますね。
私も「小さな親切、大きなお世話」にならないよう注意したいと思います。
コメントありがとうございました。
投稿: tako | 2005/02/22 07:10
「十二国記」アニメでハマって本を読んだら
面白くて全部一気に読んでしまいました。
一向に進まない本もありますよね。
そういえば薦められて読んだ本って少ないかもしれない・・・
投稿: ちるにー | 2005/02/22 10:12
■ちるにーさん
こんばんは。
「十二国記」、私も一気読みでした~!
しかも、この本は周りに薦めた本の中でも一番評判が良かったです。
やっぱり力のあるものはどんなきっかけで読んでも面白いってことでしょうか。
ちなみに私がTVの影響で読み始めたのは石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」シリーズでした。
投稿: tako | 2005/02/22 22:14
takoさん、お久しぶりです。
自分も古田BLOGにトラバしてみました。
人に本を薦めるのって難しいですよね。自分が他の人に薦められた本を読むかって言われたら読まないことがほとんどだし。
本を読むのってそれなりに時間を使うから、人に勧めるのも結構勇気がいります。
でもその分、薦めた/薦められた本の話題でまたお互いに話したりすると面白さもまた格別かも。
あ、それから十二国記は僕も一気読みでした(笑)。
投稿: take_14 | 2005/02/22 22:50
■take_14さん
こんばんは。
リンクもして頂いてありがとうございました♪
>本を読むのってそれなりに時間を使うから、人に勧めるのも結構勇気がいります。
そうなんですよね。
それに人に薦められると(ましてや借りたり頂いたりしちゃうと)「面白いと思わなくちゃならない」って強迫観念が出てくることもあったりするし…^^;
だから、古田さんの選んだ本を2ページで読むの止めて更には「つまらなかった」と言い放った後輩くんはかなりの人物じゃないかと(笑)
投稿: tako | 2005/02/23 21:28