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2005/03/20

ルイス・パーデュー/ダ・ヴィンチ・レガシー

ダ・ヴィンチ・レガシー
ルイス・パーデュー
ルイス・パーデュー/ダ・ヴィンチ・レガシーヴァンスは天才的な採掘地質学者であると同時に優秀なアマチュアのダ・ヴィンチ研究者でもあった。
ヴァンスの養父である世界的な石油会社コンチネンタル・パシフィック社のオーナー キングズベリが手に入れたダ・ ヴィンチの手稿を調べるうちにヴァンスはその中の2ページ分が偽造されていることを発見する。
その矢先、ヴァンスの恩師であるマティーニ教授を始めとした世界の名だたるダ・ヴィンチ研究者が次々と殺害されると言う事件が起きる。
彼らにはその問題の手稿を読んだことがあると言う共通点があった。
失われた手稿と殺人事件の謎を追うヴァンスに次々と襲いかかる魔の手…。
失われたページには何が書かれていたのか、敵は何者なのか、その目的は…?


『ダ・ヴィンチ・コード』のヒットの影響か、最近本屋の店頭でよく見かけるようになった<ダ・ヴィンチ>を冠にした本の中の一冊。
これは(解説によると)約20年前に初版が出たものを昨年改稿して再版したもの、とのこと。

面白かった!
主人公のヴァンスの活躍ぶりが凄い。
プロの殺人集団と堂々と渡り合っちゃうなんて「あんたは何者なの?」って感じ(笑)
それでも徹底はしてないので時々やられそうになってハラハラしちゃうんだけど、その危うさが却って物語を面白くしていた。
更に最初はヴァンスと敵対していながら途中から一緒に行動することになる新聞記者のスーザン。
彼女が凄すぎるっ!
本来は守らなくちゃならないはずの自分が逆に守られている、彼女一人ならもっと生きる可能性が高いのに… ってヴァンスが自己嫌悪になってしまうくらいの大活躍でカッコ良かった。
やっぱり女も「好きな男の一人くらい守れないと…」な時代なんでしょうか(笑)

敵側の設定もちゃんと説得力があるし、アクションシーンも読み応えがあった。
宗教的な要素が強いからその辺りが微妙だけど、ハリウッドで映画化されても良さそうな派手なお話だったな~。

でも、このタイトル(「ダ・ヴィンチの遺産(レガシー)」)でこういう風に面白いってのは「どうなの?」と思ってしまったりもするなあ(笑)
「ダ・ヴィンチ」な部分はあまり期待しないで読んだ方が楽しめるのではないかと。

中村有希さんの翻訳も自然な言葉で、緊張感や迫力がきちんと伝わってきてとても読みやすかった。
お気に入りの翻訳家さんとしてチェックしておこう。

人間の心というのはたいしたものである。
その回復力も、自分にとって最高に都合のいいことでも悪いことでも即座に順応する能力の大きさも。
この順応力こそが人類が生き残ることを許しているのだ。
しかし、もっとも残虐で非人道的な所業さえ受け入れて、残念だが避けられないことと諦める順応性は、破滅の種をもはらんでいるのではないか。
(p255より)


翻訳者・中村有希さんのWebサイトを発見。
「翻訳家のひよこ」
翻訳の仕事の裏話なども紹介されていて楽しいサイトです。
翻訳に興味がある方は是非。

ちなみに私は『~コード』の方は未読。
図書館で予約を確認したら734人待ちだった(驚)
う~ん…文庫落ちまで待つしかないかな~^^;


こちらは著者のルイス・パーデュー氏のオフィシャルサイト。
「IDEAWORX」
もちろん英語です。

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» ダ・ヴィンチ・コード裁判の当事者からコメント頂きました! [叡智の禁書図書館]
実は、先ほどコメントを見ていたら、何やら英文が…。どうやら、先日書いた裁判のブログについてのコメントなんですが、これってダ・ヴィンチ・コードがダ・ヴィンチ・レガシーをパクったんじゃないかという裁判を扱った内容でした。 私は、ダン・ブラウン氏がいいがかりを..... [続きを読む]

受信: 2005/05/11 14:21

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