辞書を引く
本を読んでいる分 語彙はそれなりにあるつもりなのだけれど、
曖昧に覚えている言葉も多く辞書で確認してみると意味や用法が違っていたりして驚くこともしばしば。
なので文章を書くときに「?」と思ったら出来る限り面倒がらずに辞書を引くようにしている…いや、したいと心がけている^^;
今はわざわざ辞書を持ってこなくても、ネット上の辞書で検索できるのでとても便利。
昨日のエントリーも何度かYahoo辞書などを使って確認して、
結果的に別のものに置き換えた言葉が幾つかある。
特に成語とか慣用句の類はあまり日常会話の中で使用しないせいか適当におぼえている比率が高く、
更にいざ使おうと思っても上手く文章の中に溶け込ませることが出来ずに使用を断念する場合が多い。
昨日、その憂き目にあった言葉は「棹さす」と言う言葉。
最初、「ある流れに『逆らう』(または『邪魔する』状態になる)こと」と言う意味で、「竿を刺す」として使用しようと思っていた。
でも、なんとな~く不安だったので辞書で引いてみたら、「竿を刺す」自体が見当たらない。
「む~?」と思いつつ、Google検索してみたらこちらの「慣用句辞典」で
「流れに棹差す」と言う言葉を発見、
流れに棹を差して下るように、好都合なことが重なり、物事が思いのままに進む。
と言う意味であることがわかった。
全然反対の意味じゃないですかっ!(驚)(しかも「さお」の字も違う^^;)
危ない、危ない、うっかりそのまま使ってしまうところだった(汗)
でも、似たような言葉で逆の意味(最初に私が使いたかった意味)の言葉があったような気がするんだけどな~…。
気のせいか?
こんな時、出来れば逆引き(意味からそれにあった適当な言葉を探してくれる)辞書が欲しいと思う今日この頃…。
でも、そんなところから即席で見つけた言葉なんて所詮「借り物」なので、結局自分の文章には馴染んでくれないんだろうな。
やはり地道に本を読んで言葉を覚え、正しくその意味を理解した上で文章や会話に使いながら自分のものにしていくしかないってこと。
言葉を覚えるということに近道はないんだ。
取りあえず私は電池が切れっ放しになっている電子辞書に電池を入れていつでも使えるようにすることが第一歩だな(笑)
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コメント
こんにちは、いい話題を有り難うございます。
夏目漱石の「智に働けば角が立つ、情に棹差せば流される」でお馴染みの「さおをさす」ですが、
∥似たような言葉で逆の意味(最初に私が使いたかった意味)の言葉があったような気がするんだけど
誤用としてこの言葉が使われることはあるようです。
竿は物干しなどを、棹はタンスや羊羹を思い出してしまいます。
何だか参考にもならなくて済みません。
トラバについてのこと、参考にさせていただきます。
投稿: 涼 | 2005/03/06 15:54
■涼さん
こんにちは、お加減は如何ですか?
コメントありがとうございます。
>夏目漱石の「智に働けば角が立つ、情に棹差せば流される」
あっ、なるほど~。
そう言われれば、その言葉をイメージしていたような気もします。
ありがとうございました。
そうそう羊羹は「棹」で数えるんですよね。
日本語の数詞は思いもかけないものが多いので少し勉強しようと以前話題になった
「数え方の辞典」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4095052015/untitledmessa-22/
と言う本も買ったのですが、ろくに内容もみないうちにしまいこんでしまっています^^;
勉強しなければならないことは日常生活の中にも山積みですね。
投稿: tako | 2005/03/06 16:37