大森望 豊﨑由美/文学賞メッタ斬り!
文学賞メッタ斬り!
大森 望 豊崎 由美
出版社/著者からの内容紹介
業界騒然!読書家待望! 小説が100倍楽しくなる痛快文学賞ガイド
文学賞ってなによ? 芥川賞・直木賞から、話題のホラー小説大賞、メフィスト賞、ファンタジーノベル大賞まで、 50を越える国内小説賞について、稀代の読書家大森望・豊崎由美の二人がアンタッチャブル徹底討論!
WEBマガジン「エキサイトブックス」で一大センセーションを巻き起こした掟破りの言いたい放題がさらにパワーアップ。
最新受賞作全採点「文学賞の値うち」付き。
読む前に、読むべし!
面白かった~!
大森氏が巻頭の「はじめに」で
あくまでも、三度のメシより小説が好きな男女が語る、「小説好きによる小説好きのための小説賞ガイド」だと思って下さい。
と書いている通りの内容だった。
とにかく大森・豊﨑両氏の文学賞のあり方や審査員、受賞者、受賞作に対する忌憚のない発言の数々が楽しい。
(特に審査員への審査態度や講評への発言は…!^^;)
私は本を読むのは好きだけど、文学賞については特に興味も知識もないので殆どの内容は「へえ~」「そうなんだ~」
というレベルでしか読めなかったけど、盛り上がっている二人の会話を読んでいるだけで楽しめた。
ここまで何かについて語れる、というのはよっぽどその対象物に「愛」がなければ出来ないと思うなあ。
特に殆どの賞の受賞作とその著者についてお二人ともきちんとその作品を読まれた上で自分の意見を持って批判なり評価なりしている姿勢は素晴らしいと思った。
福田和也氏著『作家の値うち』の評価基準を使った巻末付録「文学賞の値打ち」(03年8月までに決まった主な文学賞作品に両氏が採点・
寸評したもの)も面白かった。
10点の作品とかがあるんですけど…^^;
(ちなみに29点以下は「人前で読むと恥ずかしい作品。もしも読んでいたら秘密にした方がいい。」作品らしい)
しかし、この中には全部合わせるとかなりの数の受賞作が出てくるんだけど、
その中で私が読んだことがあるのは10作前後くらいしかなかったような…。
(作家数にしてもそうは変わらない)
いくら文学賞に興味がなくても本好きとしてこれでいいのか?!と反省したのでした^^;
もうちょっと頑張ろう。
<関連サイト>
■「大森望 豊崎由美 スペシャルインタビュー」(excite books内)
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