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2005年7月の41件の記事

2005/07/30

青木淳悟/四十日と四十夜のメルヘン

四十日と四十夜のメルヘン
青木 淳悟
青木淳悟/四十日と四十夜のメルヘン高橋源一郎氏がasahi.comの「Bookコーナー」 で書いていたこの書評を読んで読んでみようと思った作品。
高橋氏がこの中で

ふつうの小説は、あらすじを間違えずに説明できるのに、この小説では、説明しようとすると、必ず間違う。

と書いていて、実はそこに惹かれて読み始めたんだけど… ホントにその通りで何を書こうとしているのかさっぱり判らない作品だった^^;

要はチラシの裏に7月4日から7月7日までの4日間の日記を繰り返し書いている「わたし」の物語なんだけど… 前後の脈絡がなく色んなところに話が飛ぶし、書いてあることに意味があるのかないのかも判らないし、オチがあるわけでもないし、 もちろん密室殺人事件が起きて捜査して謎解きをするわけでもなく。
ただただ4日間の「わたし」の日常が繰り返し描かれるだけ。

普段あまりこういうタイプの小説を読むことがないせいか咀嚼力がついていかなくて「何が何やら」という感想しかないんだけど、 その割に読み続けることは特に苦痛ではなかったというのも逆に印象的だった。
文章一つ一つは全然難解じゃないんだけど、それを組み合わせると不思議な世界が出現しちゃうんだなあ。

「わたし」がチラシの裏に書く童話(そのタイトルが「チラシ」(笑))がいきなり途中でプッツリ終わるのもスゴイ。

高橋氏も書いているように、確かにここには「人生」が描かれている…のかも。

第33回新潮新人賞受賞の表題作の他、「クレーターのほとりで」を収録。

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「ブログ更新ジェネレーター」

最近話題の 「ブログ更新ジェネレーター」を使って文章を作ってみました。


いやっほう!
寝る前にブログを更新するのが日課になりつつあります…。

今日はちょっとまじめな話をしようと思います。みなさんも新聞やニュースで目にしているあの出来事についてです。なんというかですね。 うまく言えないのですが、やっぱり毎日が勝負だなと思うわけです。

私って見かけによらずついつい考えすぎてしまうので。しかもたいていは悪い方向にばかり。

と、そんな感じで生きております。


↑もらいものです


…以上。

確かに「何か言ってるようでなにも言ってない更新のテキスト」(笑)が出来上がりました。
でも適当に選んだわりには思ったよりも「日本語としてまとも」な文章ですね。
前後の文脈も一気に読めばそれなりに繋がっているように読めるし。

まあ、基本的に「何も言ってない」わけだから、何を選んでもそう読もうと思えば読めるってことだと思うけど。
ってことは「確かに日本語なんだけど、どう読んでも意味がよく判らない」って文章を書くこともまた「人間の技」なのかなあ(笑)

文章だけでなくて写真まで付けられるあたりがブログっぽい。
但し選択肢が少ないため組み合わせのバリエーションがあまりないのが残念…って、使う気かいっ!(笑)

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2005/07/28

読了すれども感想かけず…

読了数自体がチョボチョボだった先月までとはうって変わって今月は(私にしては)かなりのハイペースで本を読んでいるのだけれど、 今度は「読み終わっても感想が書けませ~ん」という状態になってしまった。

今も『輪違屋糸里』(昨日の夜から読み始めた下巻を今日のお昼に読み切ってしまった!)の感想を途中まで書きかけたんだけど、 書いてるうちに何を書きたいのか段々判らなくなってしまい結局一旦保留にしてしまった。
他にも『ぶたぶたの食卓』と『海馬』の感想がペンディングになったままだし。

スランプ(偉そうな!)かしら…。
考えすぎなんだよな~、多分。
まあ、別に読んだからと言って必ず感想を書かなくちゃいけないわけでもないんだから、ボチボチ行こう。

取りあえず(いつか)長いのを書く前に一言感想。

■矢崎存美『ぶたぶたの食卓』(光文社文庫)

思い出の料理と共に饗される、ぶたぶたの優しく暖かい言葉が心に沁みます。
心の疲れている人にオススメ。

■池谷裕二/糸井重里『海馬-脳は疲れない』(新潮文庫)

面白い!
これはみんなに読んでもらいたい!
大オススメ!

■浅田次郎『輪違屋糸里』(文藝春秋)

思っていたのと全然違う話だった。
え~っと…この作品の土方はすごく嫌いです(笑)

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ココログの新着情報が更新されてない模様

昨日の13時過ぎから「ココフラッシュ」 の新着が更新されてない模様。
トップページに表示されている「新着記事一覧」 は普通に更新されているのに、それが「ココフラッシュ」に反映されていないみたい。

私は大した記事を書いているわけじゃないから特に影響はないけど…気がついたので取りあえず記事を書いておく。

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2005/07/27

本のメモ(0727)

<読了>
■浅田次郎『輪違屋糸里(上)』(文藝春秋社)

面白いけどムチャクチャ後味の悪い終わり方だった。
あれで終わられたら下巻を読まずにはいられないよねえ。
思うつぼだわ。

<図書館より借入>
■浅田次郎『輪違屋糸里(下)』(文藝春秋社)
■青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』(新潮社)

で、早速下巻を借りてきて読み始めたところ。
下巻ではもうちょっと幸せにしてあげて下さい。

それにしてもホントに来るときはどんどん来るなぁ…^^;
ちょうど本が読める時期でよかった。

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2005/07/26

浅田次郎/天切り松闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

天切り松闇がたり (第4巻)
浅田 次郎
浅田次郎/天切り松闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝お馴染み「天切り松」こと松蔵とっつぁんの闇語りシリーズ第四弾。

相変わらず上手い。
外連見たっぷりの導入部から、設定、登場人物、泣かせどころ、決めゼリフ、そしてオチまで熟練の名人芸のような流れにほれぼれしてしまう。
…と言いながらも、以前のようにどっぷりとその世界に浸かってボロボロ泣くことはないのも事実。 

これは私の期待が大きすぎるのか、作品が安定しすぎているのか、はたまた設定された時代(昭和初期)の持つ重苦しさのゆえか…。
多分その全てなんだろうな。
面白い作品なのにこんなふうにしか感じられないのがクヤシイし、作品に対して申し訳なく思ってしまう。
最初に読んだときの感動が懐かしい。

表題作の他「日輪の刺客」「惜別の譜」「王妃のワルツ」「尾張町暮色」の5編を収録。

「惜別の譜」のラストと、「尾張町暮色」 でおこん姐さんが商売道具である指がなまらないように夜中に指先を砥石で研ぐシーンが印象的だった。

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2005/07/25

素朴な疑問

さっき 「日本道路公団の副総裁逮捕」のニュースを見ていてふと思ったんだけど、こういう事件の時ってその会社の従業員(職員)の通勤途中 (?)を待ち伏せて一緒に歩きながら「どう思われますか?!」ってな質問をしているシーンを必ずと言っていいほどよく見る。
あれってニュースとして流す必要あるのかな?
それで相手(職員)が何か回答しているならまだいいけど、大抵の場合無言で通り過ぎていくでしょう。
ハッキリ言って見てるこっちには何の情報も伝わって来ないんだけど。

「質問してるのに答えない」→「後ろめたいことしてるからだ」ってな表現なのか、はたまた 「自分たちはこんなに頑張って取材しているんだ!」という主張なのか、あるいは時間調整なのか…?
一体何のアピールなの?
あっ、「しきたり」とか?

それにしてもこの副総裁と猪瀬氏のやりとり(猪瀬氏に「(談合組織の存在を知らないなんて)ウソでしょ?!」と詰め寄られて、「わ、 私はちょっと時間がないので、これで…」とオタオタしながら退席していく) の映像は何度見てもちょっと笑ってしまう^^;

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杉浦日向子さん死去

文筆家の杉浦日向子さん死去 江戸風俗研究・ 漫画で活躍 (asahi.comより)

闘病生活をされていたなんて知らなかったので、ネットのニュースで訃報を知ってとても驚いた。

そんなにたくさん著作を読んだことはなかったけど、「お江戸」と言えば杉浦さんの名前が真っ先に浮かんだし、本屋で見かけるとつい手にとってしまう題材のものが多かった。
(どこかでご本人が言ってらしたような気がするけど)「(江戸を)研究している」という感じではなくて、 ご自分の生まれ育った町を案内しているとような感じの自然で判りやすい解説、TVで時々拝見する穏やかな笑顔と語り口、 好奇心たっぷりのくりくりした目が印象に残る。

ご冥福をお祈りします。

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2005/07/24

澤木喬/いざ言問はむ都鳥

いざ言問はむ都鳥
沢木 喬
澤木喬/いざ言問はむ都鳥大学の植物分類学の助教授で、アマチュア・オーケストラでバイオリンを弾くのが趣味の沢木敬。
彼の身のまわりで1年間に起きた幾つかの不思議な事件をまとめた短篇連作ミステリー。
表題作を始め「ゆく水にかずかくよりもはかなきは」「飛び立ちかねつ鳥にしあれば」「むすびし水のこほれるを」の4編を収録。


植物とか音楽とか、その作品を構成する要素は決して嫌いじゃなくむしろとても興味のあることだし、 それを表現する文章もとても丁寧できれいに書かれた作品だった。
でも残念ながら印象は今ひとつ。
何故かというと全体的な雰囲気と、 その中で起こる事件の持つ<性質>のバランスがどうにもしっくりこなくて何となく納得がいかないまま読了してしまったから。

植物や音楽を扱っているだけあって全体的には「静か」とか「柔らかい」といった印象なんだけど、事件(謎)は (ミステリーなのでネタバレは止めておくけど)なんだかどれも結構きな臭い話ばかりだったんだよね。
もちろん、何が起こるのもフィクションなんだからアリだと思うけど、 こんな柔らかい雰囲気の作品の中で起こるならもうちょっと日常的で何気ない事件でも良かったんじゃないのかと。
しかも探偵役で沢木の友人の樋口の謎解きの仕方が今ひとつスマートじゃないというか回りくどすぎるし、中にはそれは単なる妄想では? としか感じられないのもあったのもちょっと…。
特に最後の「むすびし水のこほれるを」では、導き出される謎自体も現実感なさ過ぎで「はあ?」って感じだし、もしそれが本当だとしたら 「そこまで準備するような人たちがそんな判りやすい痕跡を残していくことはあり得ないのでは?」と普通に思ってしまうけどなあ。

事件以外の部分、植物や周囲の人物についての沢木の観察眼や、個性的な登場人物達の描写、 それぞれが別々の事件のように見えながら少しずつお互いに作用しあっていく構成などは上手く出来ていただけに残念。

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「予約資料の準備が出来ました」

ここ数日図書館からこのタイトルのメールがバンバン届く。

今日も『輪違屋糸里』の下巻が準備出来ました、のメールを受信。
上巻もまだ読み始めてないんですけど…^^;

図書館の予約はネットで24時間受け付けてくれるし、準備が出来ればメールで知らせてくれてとても便利なんだけど、 (特に予約が集中している本だと)それがいつになるのか自分では調整出来ないところがちょっと難点。
まあ、自分の懐を痛めずに読みたい本を読むからには多少の不便は我慢しなくちゃならないということだとは思うのだけれど。

後ろに予約が詰まっている本は貸出期間の延長は出来ない規則なので、借りてしまったら2週間で読み切らなくてはならない。
2週間というと1冊の本を読むには充分過ぎるほどの時間だと(読むのが早くはない私も)思うのだけど、「しなくちゃならない」 という気持ちがあるとなかなかそう簡単にもいかないのが不思議なところ。
実際期間中に読み終わらずそのまま返してしまった本も何冊かあるし。

でも今回の本はせっかく1年待ってようやく回ってきた本なので何とか読了したい。
読みやすい浅田作品なので大丈夫だろうと思うのだけど…。
取りあえず1週間は取り置きしてくれるので、しばらく待ってもらってその間になんとか上巻を読んでしまわなければ。

その前に読みかけの『天切り松』を片づけよう。

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昨日の地震

ソファに寝っ転がって本を読んでいたら急にガクンと来てそのまま大きくグラグラ揺れ始めた。

夜寝ているときに地震になるとまず起きて、TVを点けて、窓を開けて…という行動を取るのだけど、昨日はまず起きて、TVを点けて、 までは同じだったものの昼間だったので窓を開けてあったためその後の行動が思い浮かばず、 でも何かしないと不安だと思ったらしく思わず扇風機を止めていた…。
もっと他にすることがあっただろう…>自分。

最初に感じたほどは大きくならずに済んだし特に被害もなかったので良かったけど、こんな判断力では本当に「いざ」 という時はどうなることやら。
やはり日頃の準備と心がけが重要だってことね。
その時になって慌てないようにちゃんと準備をしておこう。
「ピカイチ事典」に載っていた『3日間非常袋』買っておこうかな~…。

それにしても東京(首都圏)のネックはやっぱり交通網なのね。
雪でも台風でも地震でもすぐに電車が止まってしまう。
昨日の地震では「全線復旧するのに都内のJRが7時間、東京メトロが4時間かかった」とのこと。
私は休日で部屋にいたから全く影響はなかったけど、 平日だったら確実に帰りの時間帯に掛かるから会社から家まで帰るのに何時間掛かったことか…と考えると「大変だったね~」 と人ごとみたいに暢気に言ってる場合じゃない。
「安全第一」を考えれば止まるのは仕方ないにしても、 待ってる方は不安だから情報の収集と提供はなるべく迅速に出来るシステムを作って欲しい。
あとね、止める場合も「降りたくても降りられない状況」(駅と駅の間とか)で長時間止めるのは止めて欲しいなあ。
私も含めて「(そんなに重症ではないけど)閉じこめられるのが苦手」って人けっこういると思うんだよね。
(普通に電車に乗るのは平気だけど、「降りられない」と思うと急激に不安に陥って具合が悪くなる…)
なので(今回のような場合に限らず)一時的な緊急停車はやむを得ないけど、 いつまでもそのまま止まっていないである程度落ち着いたら徐行運転でいいから移動して取りあえず最寄りの駅で乗客を解放するようにして欲しい… と思う。

この件について書かれたブログをいろいろ見ていたら「外出先での情報収集にテレビ付きの携帯が役に立った」との記事があった。
確かにいつもは見ないTVもこういう時の第一報は早くて助かる。
特に外出先での情報入手手段としてはかなり有効かも。
私も次の携帯の買い換えには「TV付き」も候補に入れておこうかな。

ところで今回の震度、TVを点けてみたら最初「千葉県で震度5弱」というのが最大震度だったのが、30分くらいたってから「東京・ 足立区で震度5強」に変更になっていた。
千葉県が震源地だったらしいので千葉県内の地域の震度が大きかったのは(なんとなく)理解できるけど、何故東京の、 それも足立区だけが震度5強になるんだろう…?
「共鳴」みたいな現象が起きるのかな?

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2005/07/22

本のメモ(0722)

なんだかこんなエントリーばっかりだ^^;

<読了>
■池谷裕二/糸井重里『海馬-脳は疲れない』(新潮文庫)

<図書館より借入>
■浅田次郎『輪違屋糸里(上)』(文藝春秋社)
■浅田次郎『天切り松闇語り 第四巻 昭和侠盗伝』(集英社)

『輪違屋糸里』を予約したのは去年の8月…なんと1年越しでよ~やく手元に来ました!
上巻が先に来てよかった~(笑)

輪違屋糸里 上
浅田 次郎
天切り松闇がたり
(第4巻)
浅田 次郎
4163229507 4087747425

<購入>
■澤木喬『いざ言問はむ都鳥』(創元推理文庫)

■荻原浩『母恋旅烏』(双葉文庫)
いざ言問はむ都鳥
沢木 喬
母恋旅烏
荻原 浩
4488419011 4575509809

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2005/07/20

本のメモ(0720)

<購入>
■浅暮三文『ラストホープ』(創元推理文庫)
■『本の雑誌2005年8月号』(本の雑誌社)

ラストホープ
浅暮 三文
本の雑誌 (2005-8)
ウミネコ湯ざまし号 No.266
浅暮三文/ラストホープ
本の雑誌2005年8月号  

『本の雑誌』の特集は「上半期ベスト1」。
ちなみに1位は、島本理生『ナラタージュ』でした。

<読了>
■矢崎存美『ぶたぶたの食卓』(光文社文庫)

『海馬』も、もうあと一息!

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2005/07/19

暑いとか寒いとか

暑いのは嫌いなんだけど、冷房はそれ以上に嫌い(というか苦手)なので真夏でも冷房を点けないで過ごすことが多い。
点けるのは休日の日中どうしても我慢できないっ!ってときくらいかな。
それもせいぜい1~2時間くらい。
夜帰ってきてから冷房を点けるなんてことは殆どない。
その代わり部屋にいる間中扇風機はずっと回ってる状態だけど、それだけでも結構しのげてしまうのだ。

一番ツライのはその年の一番最初の真夏日や熱帯夜。
身体がまだ暑さに対して慣れていない(前の年の暑さ、寒さってなんでこんなに簡単に忘れちゃうんだろう?)ので、 身体の中に熱が溜まって発熱したようになってしまう。
でも、ここを乗り越えて夏の暑さを身体が思い出せば、あとは我慢できない日って数えるくらいしかない。
元々家にクーラーなんかなかった子供時代を過ごして来たので、夏は暑いものだと身体が覚えていてちゃんと対応してくれているのかも。

冷房を控えているおかげかどうか、私は女性に多いと言われる「冷え性」の症状が全くない。
真冬でも暖房がついた室内だったら素足で平気だし、夜手足が冷たくて眠れないということも滅多にない。
(年に1~2回あるけど、それはとても具合が悪いときである…)

だから「冷房止めてみたら?」とは言わないけれど、 あまりにも自然に反して暑さ寒さを人工的に調節しちゃうのってやっぱり身体には負担なんじゃないのかな。
だっていくら室内で気温を調節してもずっとその温度の中でいられるわけではないんだから。
今だったら、朝外に出れば暑いし、電車に乗れば寒いし、電車降りれば暑いし、会社入れば寒いし…って感じで、 いる場所によって目まぐるしく体感気温が変わるのでその度に身体が変に緊張してしまうのが判る。

特に私は温度変化にかなり敏感なので、「暑いから薄着」「寒いから厚着」で外出したりすると、 体温が調節出来なくなってすぐに調子が悪くなってしまう。
なので、それを調節する「羽織りもの」は1年中手放せない。
多少気温に変化があっても寒ければ一枚プラス、暑ければ一枚マイナスすることが出来るカーディガンやストールは外出の必需品。
電車に乗るときは必ず持って出るし、それとは別に会社にも常備してある(厚さが違うのが2枚。プラス膝掛け)。
そのくらいしないと自分にとって快適(というか許容範囲)な温度はなかなか手に入れられないのだ。

最近は帰りの山手線が殆ど拷問のような寒さなので、乗った途端にササッと羽織らないと鳥肌が立ってくしゃみが止まらなくなってしまう。
(特に連結部分は長くいると頭痛がしてくるくらい危険地帯^^;)
誰を基準に温度設定を決めているのか知らないけど、 乗車率とか時間帯とかその日の気温とかによってもう少しきめ細かく変化を付けられるようなシステムも必要なんじゃないかなあ。
単に冷やしておくだけがサービスではないと思うんだけど。

あ、そう言えば小さい頃夏に新幹線に乗ると必ず私と母親は風邪を引いて帰ってきたのを思い出した。
その頃からの長い伝統なのね^^;

と言う感じで(特に東京のような場所では)自分ではどうにもならない暑さ、寒さの環境に置かれることが多いと思うから、 季節とかその日の気温だけではなく人工的な温度変化にも対応できる服装を考える必要もあるんじゃないかな、なんてことを思った夏の日でした。

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2005/07/18

三浦しをん/ロマンス小説の七日間

ロマンス小説の七日間
三浦 しをん
三浦しをん/ロマンス小説の七日間あかりは28歳、仕事は海外のロマンス小説の翻訳、5年前に知り合った恋人の神名(かんな) と半同棲中だがまだ結婚するつもりはない。
依頼された小説の翻訳に行き詰まっていた夏の日、帰宅した神名の口から突然出てきた「会社辞めてきた」 の言葉にあかりは思いがけず激しく動揺する。
更に2人の交際にいい顔をしない父親に怪我を理由に実家に呼び戻されるし、 行きつけの飲み屋で顔馴染みの女の子は神名に気がある様子… 。
思ったようにならない状況に苛立ちながら翻訳を進めるあかりの原稿はいつしか原作を離れ創作の世界へと入っていく…。


文庫の裏表紙のあらすじを読んで現代が舞台だと思って読み始めたのに、いきなり「美貌の女領主」とか「騎士」とか「国王」 とかが出てくる物語が始まって、「あれ?こういう話だったの?」とちょっとビックリ。
そして、それが20ページくらい続いた後に、急に現代に戻って本編が始まってまたビックリ。

つまりこの小説は、あかりが翻訳している中世ヨーロッパのロマンス小説と、 現実のあかりと神名の2人の物語という2組の恋人達の物語が同時進行するという構成になっているのです。

この本、昨日感想を書いた「マリア-ブランデンブルクの真珠」の直後に読んだんだけど、この順で読んで良かった。
もしこっちを先に読んでたら「マリア~」を読みながら、変なところで笑ってしまって集中出来なかったかも(笑)
特に、一般的な「ロマンス小説」の概要をまとめたくだり(p27)なんか、「全ての作品の要約はこれでOKなのでは?」と思える完璧さ。
「マリア~」もまあ、9割方こんな感じの作品だったな(笑)
逆に言うと「マリア~」を読んでいたからこそ「ああ、なるほど」と納得出来る内容もあって、 単なる偶然なんだけど我ながらいい選択だったと思う。
(自画自賛(笑))

と言っても誤解しないで頂きたいのは、この作品は別に「ロマンス小説」をバカにした作品では全くないというところ。
中世ヨーロッパを舞台にした「女領主と騎士」の物語もただの飾りで出てくるわけではなく、現実のあかりと神名の関係や状況、 あかりの心情の変化に対応するように挿入され、その中で丸々一つの物語がきちんと完結しているし、しかも「ロマンス小説」 として読んでもなかなか読ませる作品となっている。
これは単にバカにして書いたのでは出来ない技だと思う。

この著者の作品は今回初めて読んだんだけど、軽快な文章でとても読みやすかった。
(他の作品は判らないけど)この作品の特徴はやはりその文体。
あかりと神名のパートでは終始あかり視点で話が進むんだけど、 その中にあかりの喋り言葉で進む部分と普通の一人称の文体が混在していてこれがすごく効果的だった。
喋り言葉の部分で主役であるあかりの思考回路にシンクロして一気に物語に引き込まれるけど、 他の登場人物が出てくるのと同時に普通の一人称文体に変化してちょっと引いた目線での描写になる。
その切り替えがすごく自然で巧かったな。

それから、神名の性格やくせを表現する場面でのエピソードの選び方も良かった。
ケンカした後窓の外でずっと待ってる場面とか、台風の日に行こうと思ったっていうところとか。
特に食事の仕方のところと、冷蔵庫の中の食料のエピソードはちょっと吉本ばなな風な雰囲気もあって私は好きだった。
神名、いいヤツだ。私もこういうタイプに弱いかも。
しかし、問題も多いのでこういう男と付き合うのは難しいね(笑)

ということで「中世ヨーロッパ ロマンス小説」と「当世恋愛小説」を同時に楽しめる『一粒で二度美味しい』(古ッ!(笑)) お得で楽しい作品でありました。

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デザインを夏バージョン(海)に変更しました

デザイン夏バージョン(海)梅雨が明けたら変更しようと思って作って置いたデザインなのですが、 なかなか梅雨明けしないし丁度今日は「海の日」だしということでちょっと早いですが変更してみました。
(と思っていたら、今日関東まで梅雨明けしたようですね。いよいよ夏本番です)
変更と言っても背景写真とタイトル、文字色を変えただけで他は殆ど前の「梅雨バージョン(紫陽花)」と同じなのですが、背景が変わると一気にイメージが変わりますね。

私自身は夏も海も苦手なのですが^^;、写真で見る限りでは涼しそうでいいですよね~♪
こんなキレイで、しかも誰もいない海だったら行ってみたいかも。

今回の背景写真は 「自然いっぱいの素材集」さんからいただきました。
ありがとうございます(^^)

そう言えば、今日は 「feed meter」も「海の日バージョン」で波模様になってますね。
(うちでは左サイドバーの一番下に設置してあります)
ここはこんなに小さなスペースなのに祝日とか行事に合わせてさりげな~くデザインを変えてくるんですよね。
機能としては最近殆ど活用していないのですが^^;、その遊び心はお気に入りです。

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2005/07/17

榛名しおり/マリア-ブランデンブルクの真珠

マリア―ブランデンブルクの真珠
榛名 しおり
榛名しおり/マリア-ブランデンブルクの真珠十七世紀半ば。
現在ドイツと呼ばれる地方は300余りの独立国家が割拠し、強い緊張関係の中で危機の時代を過ごしていた。
その中の一つで強国として周囲に恐れられているブランデンブルクの先鋭部隊ががエルベ河のほとりの小国ハルバーシュタット公国に攻め込んだ。
陣頭で指揮を執るのは若き選帝候 フリードリヒ=ウィルヘルム。
そして今まさに落ちようとしているハルバーシュタットの古城で、宰相の娘 マリアは公爵令嬢の身代わりとして城に残ることを決意する…。


中世ヨーロッパを舞台にした、いわゆるロマンス小説でございました。
しかもフリードリヒは28歳、かたやマリアは14歳…いや、いいんですが^^;

何となく表紙が気にいって買ったものの基本的に「恋愛小説」は苦手なのでホントに読めるのかな~?とちょっと心配だったんだけど、 読み始めたら意外に面白かった。
前半延々と2人の話なので「ああ、もうお腹いっぱいです」と思い始めたくらいから、 急に状況が変わって闘いが始まり城が落とされマリアは深手を負って…という波乱の展開になって、最後意外なところに落ち着いて「あら、 このまま終わるのかしら?」と思わせておいて、ラストでまたちょっとしたどんでん返しが待っている… という緩急がある構成で結構スルスルと読了しました。

まあ、何と言ってもフリードリヒでしょう。
有能で、勇敢で、腕が立って、頭が良くて、人柄が善くて、(老若を問わず)部下に信頼されていて、男前で、 女性関係にだらしないのが玉に瑕だけどそれもまた過去の哀しい思い出を紛らわすためという実は寂しい心の持ち主で同じ傷を持ったマリアに会って初めて本当の愛に気付く… 。
いやいや…カッコ良すぎて何も言うことはございません(笑)
でも、こういうテーマの場合いかに主役を魅力的に描くかが成功の鍵だと思うので、 格好良く書いたヒーローがその通りに読者のところに届くのはいいことだと思う。
特に彼の場合、ただカッコイイって説明があるだけではなくて、 何気ない言葉や行動の端々にもそれが表現されていたのでかなり感情移入して読むことが出来ました。
まあ、確かにこんなヤツが傍にいたら恋に落ちるしかないでしょう、という設定のヒーロー像でしたね(笑)

で、一方若い恋人のマリアちゃんなんですが…私はちょっと気に入らないんですよねえ。
と言っても「子供のクセに生意気!」ってことではなくて(笑)、 話が進むに連れて彼女の設定が微妙に変わってしまったのが何となく納得行かない。

マリアはハルバーシュタット公国の宰相 クレプトの娘なんだけど、母親はクレプト家の使用人なのでいわゆる「深窓の令嬢」 といった育てられ方はされず剣の訓練を受けていたり父親から「もしもの時には公爵令嬢の身代わりになれ」と申し渡されていたりしている設定。
で、初めてフリードリヒと相対する彼の寝室で、彼の隙を襲ってフリードリヒの短剣を奪い彼に斬りかかる。
そのマリアをフリードリヒは、

右に左に短剣を持ちかえて、鳥のように身軽に打ってくるマリアの技はフリードリヒをまったく驚嘆させていた。 下半身が安定している。 先ほど見た、少女にしては鍛えられた脚は、まさにこの訓練の賜物だったのだ。
「公爵令嬢が聞いてあきれる」
女性でなくとも、これほどの使い手を見たのはひさびさだった。

と賞賛しています。
ただ、百戦錬磨のフリードリヒの前ではマリアの抵抗もここまでで、その後組み伏せられ無理矢理身体を奪われてしまう。
その後、いろいろ紆余曲折があり2人はお互いに運命の相手として惹かれていき…という(ありがちな)展開なわけ。

私はここでフリードリヒがマリアを「他の女性とは違う」と認識したのはマリアのこうした精神的、肉体的な強さ (とその奥に隠された弱さ、 哀しみ)だったと思ったのですが、 その後フリードリヒとマリアがお互いを受け入れていく過程の中でその強さが急激に失われてしまい単に弱々しくて幼い女の子にしか見えなくなってしまったことにとても違和感を感じました。
後半は大怪我を負いながら城を落ち延びて一人命がけで逃げていくわけだけど、 それも冒頭のように自分で運命を選び取るのではなく状況に押し流されていくだけのように見えて…。

何となくフリードリヒに会う前のマリアの方が、マリアらしかったのでは?と思わずにはいられない描写が多かった。
そうなるとフリードリヒはマリアの何が好きだったのかと。
また、フリードリヒを愛することでマリアがそう変化したのだとすれば、フリードリヒの愛し方は本当にそれでよかったのかと… そんなことを考えながら読んでいたのでした。

ある意味「源氏物語」みたいなお話ですね。
きれいでテンポのいい文章だし読後感は悪くないので、こういう設定が嫌いでなければ楽しめるのではないでしょうか。


読み終わった後で「フリードリヒって実在の人物かな~?」と思って検索してみたら、出てきたのが このページ
ひゃ~…見つけたのが読み終わってからで良かった~…^^;
これから読もうと思っている方は決して読む前に見ないで下さい。


<関連サイト>
「榛名しおり Official Website」

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2005/07/16

上野正彦/「藪の中」の死体

「藪の中」の死体
上野 正彦
上野正彦/「藪の中」の死体文学作品や過去の未解決事件の死体についての記述を元に日本法医学の第一人者として著名な著者が死因や隠された犯人像を推理する。
取り上げられるのは芥川龍之介『藪の中』、ポー『マリー・ロジェエの怪事件』、谷崎潤一郎『鍵』など。


面白かった!

何より「小説に出てくる死体を現実の法医学的視点から見る」という発想が面白い。
時々タイトルでは「○○を暴く!」なんて惹句を付けながらも読んでみると回りくどい話が延々と続いているだけで結局何も判らなかった… というような本もあるけどこれはちゃんと科学的な論拠に基づいて犯人像を推理した結果を提示してくれている。
(もちろんそれがその作品の著者が意図した結果通りであるかどうかは判らないわけだけど)
で、更にその結果を丁寧だけど、しつこくなりすぎずに解説してくれる上野氏の文章が判りやすく読みやすいのもよかった。

特にタイトルにも使われているだけあって『藪の中』についての考察は、 それぞれの登場人物が語る死体や周囲の状況を細かく検証した上で法医学の見地から犯人を特定するだけでなく、犯人ではないにも関わらず 「自分がやった」と名乗り出ている登場人物の心理状態も読み解くという力作。
これを読んでからオリジナルを読み直すと新たな視点で読むことが出来るんじゃないかな。

よくTVドラマで法医学が取り上げられるときに出てくる「生きている人間は嘘をつくけど、死体は嘘をつかない」 という言葉がこの本の中にも出てきた。
どんなに死因をごまかそうとしても、ちゃんとした法医学者が検死をすればその死因は間違いなく特定できる、とのこと。
ただ、明らかに殺人であると判断された以外のケースで死因に不審がある場合に行政解剖が出来る制度は現在日本国内で東京23区内、横浜、 名古屋、大阪、神戸の5大都市でしか実施されていないらしい。
死者の権利、主張を正しく理解し擁護するために必要な制度だと思うので、全国に導入されるようになってほしいものである。
(使わずに済めばそれに越したことはないわけだが)

その他、「水死した死体は口や鼻から細かい泡が出ている」とか 「焼死体は肘や膝の筋肉が熱で凝固するため身体が屈曲してボクサースタイルになる」とか、 普通の一般市民として暮らしていくのに全く必要のない知識(笑)も満載で読みどころたっぷりの一冊でした。

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2005/07/15

「逆境ナイン」

会社帰りに(例によって例の如く(笑))豊島園にて観て参りました、「逆境ナイン」。

私はこういうばかばかしい、ひたすら笑って見終わった後に何も残らない系(失礼!^^;)の映画がかなり好きなので、 こちらとかこちらの感想を読んで 「観に行ってみよう!」と思ったのですが…う~ん、残念ながら私の笑いのツボとはちょっと違ってた感じ。
(ちなみに私は原作も知らないし、映画のストーリーも敢えて知らないまま観に行きました)

ストーリーとか設定がばかばかしいのは判って(と言うか期待して)行ってるわけだから全然構わない、却って「イケイケドンドン」 って応援しちゃうくらいだし、恐ろしくハイテンションなキャプテン、それに輪をかけて熱血過ぎる校長先生、 「どこでこんな人たち見つけてきたの?」とちょっとビックリしてしまうくらい冴えないチームメイトたち、可愛いけど演技が「??」 なマネージャー、野球を全然知らない監督などなどいい感じのキャラは揃っているのに、 何故か私の笑いのツボには殆どヒットせず終始シーンとした感じで見終わってしまったのでした(T_T)

じゃあ「面白くなかったのか」というと、そういうわけでもないんだけどね。
なんて言うか…意外性がなかったってことなのかなあ。
何が起きてもビックリ出来なかった。
もちろん細かい点まで全部お見通しってわけではないけど(当たり前)、大筋で「多分こうなるんだろうなあ」 という想像できる線があってそこからは外れないまま始まって終わってしまった…と言う感じ。

こういう物語はいくら笑わせようと思っても最終的に「熱血感動スポコンもの」になってしまうのは仕方ない (というかそうなるように出来ている)んだろうけど、一方でそれを冷静に見つめる(または全く影響されない) 視点を置かないとそのギャップがうまくこちらに伝わらない部分ってあると思う。

面白い設定とかセリフもたくさんあったんだけどね~。
「セパタクロウ」とか「これはこれそれはそれ」とか「透明ランナー制」とかね(笑)
特に「これはこれ~」のときに、観客やカメラマンが試合そっちのけで外を見ているのが遠景で映っているのが一番よかったな。
あと、監督とキャプテンが初めて会うシーンで突然超スローモーションになるところも好きだった。
私は、そんな感じでメインのストーリーには全く関係なく画面の端っこでちまちま面白いことをやったり無駄に手間のかかる効果を使ったりする、 細かい仕掛けが好きなのかも。

それから、もうちょっと「伏線」みたいなのを(どんなに判りやすくてもいいから)入れておいて欲しかったかな。

それと、やっぱり笑える映画はある程度お客さんがいる状況で観ないとツライ。
自分はそんなにのれなくても、周りが笑ってればそれにつられて笑いのリズムに入っていけるって部分あるからね。
ところが今日の「ユナイテッドシネマズ」も相変わらずのゆったり感で、「逆境ナイン」も観客10名以下だったのでした^^;
毎回そう思うのに、ついつい「空いている」というところに惹かれて豊島園に行ってしまう私にも原因があるってことか…。

「逆境ナイン」公式サイト

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現役力士のブログ

少し前から存在は知っていた「現役力士 『普天王』 どすこい大相撲日記」
ちょっと目を離している間にAmeba Blogの公式ブログになっていました…!
昇進(?)おめでとう!

場所中の取り組み結果と感想が毎日掲載されています。
(しかも報告が早いっ!)

昨日の大関・千代大海戦は白星だったようで初っ端から元気な文字が踊っているのですが、そんな中

今日で前半戦である5日目までが終了しました。
 
 
2勝3敗・・・思ってたよりも勝ってる・・・。。。

ってところがツボでした。
「思ったよりも」って…(笑)

さすがに古田氏のように手慣れた感じではないけど、 負けても腐らずにきちんと反省し勝ったら素直に喜んで次の試合に前向きに臨む姿勢が微笑ましいです。
あまり相撲には興味がない私ですが、こんな風に書かれると思わず応援したくなりますね。

(どんな理由があるにせよ)「相撲道」なんて言葉を使いながらプライベートな話題を延々と公共の電波で垂れ流し続ける元・横綱よりも、 こうやって明るく地道に相撲をとり続ける現役・前頭三枚目の方が相撲を愛しているように私には思えるのですが…。

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2005/07/14

森福都/吃逆(きつぎゃく)

吃逆
森福 都
森福都/吃逆(きつぎゃく)三十歳になってようやく科挙の試験に合格した陸文挙。
合格はしたものの二百七十四番という下位であったため職に就けるのはまだまだ先で相変わらず貧しい生活を続けていた。
そんな陸には吃逆(きつぎゃく=しゃっくり)をすると白昼夢のような奇妙な光景が見えたり、 思いもかけないことが閃いたりするという不思議な癖があった。
その癖を見込んだ役者ばりの美男で口の上手い周季和と名乗る人物から突然副業を持ちかけられる。
それは季和がこれから発行する「閒話小報」という新聞専任の探偵役だった。

連作短篇ミステリー。
「綵楼歓門」「紅蓮夫人」「鬼市子」の3編を収録。


前に読んだ 『十八面の骰子(さいころ)』が面白かったので、「他のも」と思って読んでみたんだけど…残念ながらこれは今ひとつ。

やっぱり中心となる陸文挙と周季和の2人の魅力がが『十八面~』に出てきた3人ほどではなかった、というのが大きいかな。

「しゃっくりをすると人には見えないものが見えて、それをヒントに謎を解く」という陸の設定は面白いんだけど、それが最初の 「綵楼歓門」以外の作品ではあまり生かされていなかったのが何より残念。
また生い立ちに秘密を持っていることから来る季和の不安定さも「魅力的」な感じには映らなくて、 逆に何度も繰り返されることでこっちが不安になる(というかちょっと苛々する)感じの揺れ方だったのが読んでいてちょっとつらかった。
その秘密の謎解きもちょっと引っ張りすぎな感じがしたなあ。

季和の不安定さの原因の一端となっているのが開封府の知事であり季和の生き別れの父でもある劉公という人物。
物語の中ではどちらかというと脇役的な存在であるけれど彼の度量の大きさや有能さ、その中に隠れる無邪気さ、そして別れた妻や子 (つまり季和母子)への深い愛情など人間的な魅力がたくさんある印象的な人物で、 私はとても好きだった。
なので、もっと早く誤解を晴らして、季和と劉公が別の関係を作りながら物語が進む方向に転換していたら雰囲気も違っていたのでは… と思うのだけど。
(多分私はそっちのほうが好きだったと思う)

終わり方には希望があったものの全体的に少々暗めな印象の作品で、期待していたものと違ってちょっとガッカリでした。

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本のメモ(0714)

<読了>
■森福都『吃逆』(講談社文庫)
■上野正彦『「藪の中」の死体』新潮社

<購入>
■ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』(創元推理文庫)
■矢崎存美『ぶたぶたの食卓』(光文社文庫)
■三浦しをん『ロマンス小説の七日間』(角川文庫)

ジェニーの肖像
ロバート・ネイサン
大友 香奈子
ぶたぶたの食卓
矢崎 存美
ロマンス小説の七日間
三浦 しをん
ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』 矢崎存美『ぶたぶたの食卓』 三浦しをん『ロマンス小説の七日間』

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2005/07/12

ナムコ・ナンジャタウンにヒーリングパーク「りらくの森」OPEN

「餃子スタジアム」「ICE CREAM PARK」「東京シュークリーム畑」 などのフードテーマパークを展開してきた池袋のナムコ・ ナンジャタウンに新しく心身のリフレッシュとリラクセーションを目的としたヒーリングパーク 「りらくの森」がオープンするらしい。

フードテーマパークには正直そんなに興味はない(別に食べるのが嫌いなわけではないけど、 ある特定の食べ物だけが集まってるのって何か違うような気がする…)ので今まで行こうと思ったことはないけど、これはちょっと面白そう。
機会があったら行ってみたい。

ただ、そんなに料金が安いわけではないみたいだから(高いわけでもなさそうだけど)、いくつもはしごするにはちょっと大変そうかな…。
それにそういうのってもしかしたら却って身体に悪いのかも?
施術する場所が違えば大丈夫なのかな?

ナムコ、東京・池袋の「ナムコ・ナンジャタウン」内にヒーリングパーク「りらくの森」をオープン(日経プレスリリースより)

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2005/07/11

法月綸太郎/法月綸太郎の功績

法月綸太郎の功績
法月 綸太郎
法月綸太郎/法月綸太郎の功績著者と同姓同名の推理作家 法月綸太郎が謎を解くミステリー短篇集。
『イコールYの悲劇』『中国蝸牛の謎』『都市伝説パズル』『ABCD包囲網』『縊心伝心』の5編を収録。


収録作5作のうち3作(『イコールY~』『中国蝸牛~』『ABCD~』)は既読でした(笑)
ミステリー短篇のアンソロジーを読むのが結構好きなので、その中に入っていることが多いみたいですね。

と言っても『中国蝸牛~』はついこの間読んだ『透明な貴婦人の謎』に載っていた作品なのでさすがに憶えていたけど、 それ以外の2作は結末を完璧に忘れていたのではじめて読むかのように楽しめたのですが(笑)
しかも『イコールY~』に至っては読み始めてしばらく経つまで一度読んだことがあると気が付かなかったと言う…!
ビックリの鳥頭ですね^^;

そんな鳥頭の私にもちゃ~んと判るように犯人像や状況、設定が丁寧だけど無駄のない会話の中で説明されて、多少迂回しながらも (この間の取り方がまた上手い!)徐々に真実に近づいて行く手際がとても巧くて楽しんで読めました。

他の登場人物がいる物語ももちろん面白かったのですが、倫太郎と彼の父親である法月警視が深夜2人だけで事件について語り合う 『縊心伝心』の雰囲気がとても良かった。

もはやだれも裁かれることなく、罰せられることもない。忘れられた世間の片隅で、ひとつひとつ解き明かされる、無償の謎-それはそれで、 心躍る毎日ではないか。
(p383より)

ロジックだけでなくこういう情緒的な雰囲気を違和感なくサラッと挟めるところが好きです。

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2005/07/10

森福都/十八面の骰子(さいころ)

十八面の骰子
森福 都
森福都/十八面の骰子(さいころ)中国・宋の時代。
25歳なのに小柄で童顔なため15歳くらいにしか見られないが実は皇帝の名代として地方役人の不正を暴く「巡按御史(じゅんあんぎょし)」 であり各地で謎解き、名裁きを披露する趙希舜(ちょうきしゅん)、 命の恩人である希舜の祖父の遺言を守るため希舜に付き従う書生風の容貌と美声の持ち主 傅伯淵(ふはくえん)、 強面で粗暴な外見や腕っぷしとは裏腹に頭の良さや細やかな気遣いも披露して希舜を驚かせる警護役の賈由育(かゆいく)。
身分を隠して全国を行脚する主従3人の活躍を描いた短篇連作ミステリー。
表題作を始め『松籟青の鉢』『石火園の奇貨』『黒竹筒の割符』『白磚塔の幻影』の5編を収録。


人の出入りが多いし舞台が中国ということも手伝ってか少々話が判りにくい部分はあったけど、なかなか面白かった。
この物語の一番の魅力は物語自体よりも、それを引っ張る3人組のキャラクター。
それぞれが個性的で会話もテンポがいいのでどんどん読み進むことが出来た。

仲がいいのか悪いのかよく判らない3人の不思議な関係とそこから生まれる軽快な会話が楽しい。
そしてその微妙なバランスを保ちつつ、それぞれの役割を分担しつつ謎に迫り複雑に絡んだ状況を纏め上げていく過程が面白かった。
(ワタシ的には「書生風でひょろりとしていてそんなに美男ではないけれど、講談師も裸足で逃げ出すほど声がいい」 という伯淵の設定がツボでした(^^))

今回の物語の中で少し触れられた希舜や伯淵の過去、そして由育の隠されたエピソードなども読んでみたいところ。
解説(細谷正充氏)によると今年('05年)春から第二部の掲載が始まったらしいので早くまとまるのを期待したい。

表紙のイラストはちょっと内容のイメージとは違うかな…。


<関連サイト>
「森福都のホームページ」

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2005/07/09

恩田陸/図書室の海

図書室の海
恩田 陸
恩田陸/図書館の海著者初のノン・シリーズ短篇集。
『六番目の小夜子』の番外編である表題作を始め、『春よ、こい』『茶色の小壜』『イサオ・オサリヴァンを捜して』『睡蓮』『ある映画の記憶』 『ピクニックの準備』『国境の南』『オデュッセイア』『ノスタルジア』の全10編を収録。


中には作品としてちゃんとエンドマークが付いている作品もあるけれど、全体的な印象は「断片」という感じ。
別の場所に厳然と存在している核となる物語から派生した様々な形をした「断片」たち。
それだけでは作品全体を見渡すことは出来ないけれど、だからこそ却って作品への興味を引き出すことが出来る魅力を内包している。
巻末で山形浩生氏が「映画の予告編」を引き合いに出して解説を書いていたけど、私も読んでいる間感じていたのはそれだったな。

特に『夜のピクニック』の前夜譚である『ピクニックの準備』はその印象が強かった。
登場人物を効果的に紹介しながら、翌日から始まる日常とはちょっと違う一日の中で何かが起こりそうな<予感>をとても濃厚に感じさせる。
この先に何が起こるのだろう、と興味を抱かずにはいられない印象的な導入部。
こういう、<予感>とか<気配>は強く感じるけど実体がハッキリしない曖昧な作品っていうのも実は結構好き。
ただし、それを成立させて読者にちゃんと読ませることが出来るかどうかは、 その基になる作品の世界観や人物像がどのくらい魅力的できちんと出来上がっているかに左右される。
これだけを短篇として成立させてしまう恩田陸ってやっぱりスゴイと思う。

他には『イサオ・オサリヴァンを捜して』と『オデュッセイア』が印象的だった。
(でもイサオ・オサリヴァンって名前は好きじゃないなあ^^;イサオはいいけど、オサリヴァンとはあまり相性良くないと思う…)

(『夜のピクニック』は 映画化が準備されているようだけど、その予告編として『ピクニックの準備』の内容を映像化して流しても面白いんじゃないのかな。
そして、本編ではその予告編に出てきた映像は全く使わない…なんて案はどうでしょう(笑))


<以下のblogでもこの本の感想を書いていらっしゃいます>
「serendipity」さん

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本のメモ(0708)

<図書館より借入>
■ロザムンド・ピルチャー『ロザムンドおばさんの贈り物』(晶文社)
suminiyaさんが 「Reading Baton」の思い入れのある本で挙げてらした1冊。
気になったので早速借りてみました(^^)

<購入>
■森福都『吃逆(きつぎゃく)』(講談社文庫)
■糸井重里 監修『言いまつがい』(新潮文庫)
■榛名しおり『マリア ブランデンブルクの真珠』(講談社F文庫)
先日読了した森福都氏の『十八面の骰子(さいころ)』が面白かったので、 他の本も読んでみようとネットで調べた上で西武のリブロに行ったけど在庫がない。
他にも読む本が山になっているんだから別に昨日買う必要はなかったんだけど、気持ちが「買うぞモード」 に入っていたのでそのまま帰る気になれずジュンク堂まで足を伸ばしてみた。
さすがジュンク堂、残り1冊だったけどちゃんとありましたよ(^^)
で、他のは全く何も考えていなかったけど「せっかく来たんだから…」とグルグルしているうちに、いつの間にやら持ってる本が増えていた… ^^;

ジュンク堂に行くのはかなり久々(2~3ヶ月ぶり?)だったんだけど、通りを挟んだ向かい側のマクドナルドがマツキヨになっていたり、 斜め向かいのビルがリニューアルされて居酒屋系レストランとスポーツジムが入ったきれいなビル(フェイス池袋)になっていたり。
ちょっと見ない間に池袋もどんどん変わっていくことだよなぁ…と感慨にふけってみる(笑)

そう言えばジュンク堂 池袋本店は6月1日から閉店時間が午後10時になったらしい。
今まではリブロと同じ9時閉店だったからこれでまた差が付く…かも。

ロザムンドおばさんの贈り物
ロザムンド ピルチャー Rosamunde Pilcher
中村 妙子
ロザムンドおばさんの贈り物

 

吃逆
森福 都

言いまつがい
糸井 重里
ほぼ日刊イトイ新聞
マリア―ブランデンブルクの真珠
榛名 しおり
吃逆 言いまつがい マリア-ブランデンブルクの真珠

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2005/07/08

コメントの投稿者名(一部)が「最近のコメント」に表示されない

昨日、涼さんに指摘されて発覚。
記事にコメントを頂いてそれ自体は反映しているのだけれど、サイドバーの「最近のコメント」にお名前が表示されないのだ。

夕べは時間がなかったこともあり特に検証もせずに「お名前が『漢字』の部分が引っ掛かっているんでしょうか?」と書いたのだけれど…。

今日帰宅してから色んなパターンでコメントを入れてみたところ、それだけではないことに気が付いた。

  • 一番最初の投稿は名前が漢字じゃなくても表示されない
  • 同じ記事に2つ目のコメントが投稿されると最初のコメントの名前が表示される(漢字でも)
  • 以下、3つ目のコメントを入れると2つ目が表示…となっている
  • 途中でその中の一つを削除すると、全てが表示される

と言った感じになってしまっている様子…。
(実際にはこれだと「ココログ、メンテナンスのお知らせ」と「『泣くって決めて観る映画』」 に一番最初にコメント頂いた涼さんのお名前が表示されないのは説明出来ないわけだけど…今やってみた限りではこうなった)

それから、「ブラウザを変えてみたらどうかな~?」と思ってIEじゃなくてMozillaで見てみたら、 ちゃんと表示されることも確認した。
と言うことは、ココログサイドの不具合ではないってことなのかな?
(この辺、詳しくないのでよくわからない^^;)

もしかしたら私が「カスタマイズだっ!」とあちこちいじっているうちに何か消してはいけないものを消したとか、 何かを設置する場所の相性の問題とか…何だかよく判らないけどそんなことかな~?とも思って、 スクリプトやCSSの置き場所を変えたりしてみたんだけどやっぱりダメだし…(T_T)
(大体、この現象が出始めたのは多分昨日か一昨日の話だと思うけど、今週になってそんなところを触った記憶がないので可能性は薄いとは思う… )

む~…何が悪いのか判らなくて気持ち悪い~(泣)
どなたか心当たりのある方がいらっしゃいましたら、修正方法をご教授下さい。

それとコメント頂いた方で右のサイドバーに名前が出ていないことに気づいた場合は、その後に空のコメントを一つ放り込んで下さい。
そうすれば表示されるはずです。
(お名前とコメント欄にだけ何か文字でもマークでも結構ですので適当に入れて送信して下さい。 そのコメントは後で管理人が削除させて頂きます)
お手数ですが、宜しくお願いいたします。

コメントを頂いたことは管理人にはメールで連絡が来るようになっていますので、サイドバーに表示がなくても見落とすことはありません。
もし空コメントを入れるのが面倒、という場合はこちらで対応いたしますのでそのままでも結構です。

大変ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いします。


この記事は、この現象について言及して下さっている涼さんの 「また メンテナンス」にTBさせて頂きました。

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2005/07/07

ココログ、メンテナンスのお知らせ

明日(8日)の午前中、ココログがメンテナンスをするそうです。

2005年7月8日(金) 8:00-11:00の約3時間、メンテナンスを行います(お知らせココログより)

メンテナンス中は、ココログ管理画面の操作、トラックバック、コメント書き込み、閲覧、 ならびにココログデザインが利用できなくなります。

とのことで、明日の朝から午前中いっぱいはほぼアクセス出来ない状況のようです。
ご訪問頂いているみなさまにはご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

最近ようやく一時の激重状態を抜け出しつつあるので、このメンテナンスで更に安定・ 充実したシステムになることを期待したいと思います。

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本のメモ(0707)

<読了>
今月は順調に読了出来ているけど、順調すぎて感想が追いつかない…^^;
ので、取りあえずタイトルだけ書いておく。

■藤原正彦/小川洋子『世にも美しい数学入門』(ちくまプリマー新書)
■森福都『十八面の骰子(さいころ)』光文社文庫
■法月綸太郎『法月綸太郎の功績』(講談社文庫)

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ちょっと息抜き

新しいシステムが入って初めての処理だった先月の請求。
量的にも時間的にも思ったよりは楽に終わったけど何をどうするかの手順がギリギリまで決まらずに手探り状態だったり、 なかなか思い通りに進まなかったりで知らないうちに気持ちに力が入っていたらしい。
今週になって一段落したら一気にその緊張が抜けてしまい、ちょっと落ち込みモードに突入してしまっていた。(天候のせいもあり)

やる気はないし、機嫌は悪いし、その上機嫌の悪さが体調にも影響してしまい、またそれで更に機嫌が悪くなる…という悪循環。
このままだと周りも迷惑だし、自分もキツイ。

ということで、ちょうど仕事が落ち着いてきていたので、今日は思い切って午後から気分転換のために半休を取ってみた。

そのまま帰ろうかなとも思ったけど、せっかく平日の昼間外に出られたのでちょっと寄り道することに。
と言っても会社出るときに何にもチェックして来なかったのでどこで何をやっているかも判らず、 かと言ってデパートでバーゲンという気にもなれず…ということで久しぶりに目黒の庭園美術館に行ってみた。

やっていたのは「八木一夫展-陶芸の冒険 オブジェと茶わん」。
正直こういうもの(焼き物とかオブジェとか)にはあまり興味がないからちょっと迷ったけど、せっかく来たので取りあえず入ってみた。

予想通り、強烈に惹きつけられるものはなかったけど(これは作品がどうこうではなく、(昨日の話でいえば) 私の側にそれを受け止めるアンテナがなかったということ)、 平日の昼間で殆ど人がいない静かな美術館の中をゆっくり回れて落ち着いた気分になれたし、自分のイメージする「陶芸」 とは全く違った作品がたくさんあって思ったより面白く見ることが出来た。

展示品の中に狐をとても単純な形で表した作品があって、その作品の日本語と英語のタイトルの付け方が非常に印象的だった。
日本語のタイトルは「葛の葉」、そして英語のタイトルはというと「FOX」だったのだ。
「葛の葉」と「FOX」の間にはかなり大きな隔たりがあると思うんだけど…。
日本語で「葛の葉」というとその名前そのものにもう物語があるけど(「恋しくば尋ねきてみよ~」ですね)、「FOX」 ではただの狐になってしまう。
その作品に込められた物語や意味を知って見るのと知らないで見るのとでは、同じものでも見え方が違うんだな~…なんてことを考えさせられた。

それから、今回この展覧会を見て改めて感じたのは私って「抽象」よりも「具象」のほうが好きなんだな~、ということ。
知っているものの形(動物だったり、物だったり)になっているものには反応出来るんだけど、 ただ丸とか四角とかの造形があるだけだったりするとどう捉えていいか判らなくてただ「ふ~ん…」としか思えない…^^;
ま、要は「単純だ」ってことなんですが(笑)

一通り回った後、美術館の中のレストランでゆっくりランチを食べてから帰宅。
お昼から動くとゆっくりしても夕方明るいうちに帰ってこられるんだな~と感動しながらソファで本を読んでいたら、 そのまま昼寝までしてしまった^^;

そんなに特別なことをしたわけではないけれど、いつもの平日とは違った午後を過ごせただけでもちょっと気分が変わった感じ。
明日からはちょっと上昇出来そうかな。

一度出社してしまうと特に急ぎの仕事がなくても何となく定時まで会社にいなくちゃいけないみたいに思ってしまいがちだけど、 今日みたいにやる気がないときは思い切って仕事を切り上げて気分転換するのも悪くない。
会社にいるとそれだけで何かやってるような気になってしまい更にそれに精神的な疲れが重なると段々「何で私ばっかり」 みたいな被害者意識に代わってしまうことがあるので、たまにはサボって周りに「引け目」を感じるくらいにしておいた方がちょうどいいのかも。

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2005/07/06

「泣くって決めて観る映画」

今日会社帰りの電車の中で見かけた、『FRaU』 最新号の特集記事コピー。
何だかすごくインパクトがある言葉で思わず注目してしまった。

行動としてはどうかと思うけど…^^;

経験からいって、泣くって決めて観に行ったりすると案外泣けなかったりするんだよねえ。
これは「笑う」でも同じこと。
それは、そういう時って「泣く」(または「笑う」)の基準値が自分の中ですごく高く設定されてしまっているから、だと思う。
その基準値をクリアしてくれる作品ってなかなかないし、大体そういう見方って作品に対してもフェアじゃないように思うんだけれど。

本屋に行っても最近、帯とかPOPに「泣けます!」な~んて書いてあるものが多いけど、そういうのに限って 「どんなに感動的なんだろう」 とすごく期待してしまうのでその期待に内容が追いつかず結果的に何の引っかかりもなくスルスル読めてしまったりするんだよね(笑)
逆に何も期待しないで読んだ本に思いがけず号泣させられてしまうこと、ある。
最初の本についても何の事前情報もなく読んでいたら、そういう本として出会えたかも知れないのに…。

と言ってもそれは単に期待値が低かったから相対的に「面白い」と思えただけで、絶対値としてはどうなんだろう?という疑問も出てくる。

そうなると、本当に「面白い」「感動できる」作品って何?

いくら作品自体がよく出来ていたとしても、受け取る側の心の中に何らかの反応物質がなければそこには何も生まれないと思う。
「泣くこと」「笑うこと」「感動」「共感」「発見」…などなど、全ては自分の中にある何かと作品が反応して出てくる感情。
だから自分の中にいろんな要素を取り込んでおくことは多分必要。

でも、自分でも気づかないボタンって絶対あるんだよね。
自分でもそんなところにあると意識したことなかったのに、何かの拍子に「ポン」と押されると堰を切ったように感情が爆発しちゃうボタン。
「私ってこんなところがツボだったのね~!」みたいな。
それを発見させてくれるシチュエーションとか言葉とか映像とか関係とか…そういうものが一つでも入っていれば、それはその人にとって 「いい作品」になるんじゃないかな。

ちなみに『FRaU』は買ってないので、本誌に何が書いてあったかは判りません。
悪しからず^^;

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2005/07/05

沢木耕太郎/シネマと書店とスタジアム

シネマと書店とスタジアム
沢木 耕太郎
沢木耕太郎/シネマと書店とスタジアム

内容(「MARC」データベースより)
人生を彩るあまたの楽しみの中で「映画」「読書」「スポーツ観戦」この3つは群を抜いて素晴らしい。『朝日新聞』『スポーツニッポン』 等でのコラム99篇をまとめ刊行。


相変わらず「端正」で、対象にも読者にもきちんと距離を置いた(でも突き放しているわけではない)沢木氏の文章は、 読んでいてとても気持ちが良かった。

ただ、こと「本の感想」に関して言えば、その端正さが少々物足りない部分も。
私とは全く読書傾向が違うというのも大きな原因かも知れないが、 沢木氏の感想それ自体が作品になっていてそれで完結してしまっているように思えたのだ。
そこから「この本を読みたい」と思えるものは私には見つけられなかった。
本と言うのは元々「静」のものであるので、それを語るときは少々暑苦しい(笑)くらいの方が対象への思いが伝わってくるのかも知れない。

反対にスポーツ観戦記については、その冷静さがスポーツの持つ「熱」を上手く逃がしてくれていて、 スポーツが得意ではない私も面白く読むことが出来た。

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サイドバーに「cirClock」を設置

サイドバーに時計が必要だと思ったことはなかったんだけど、偶然「K::M-t b.g.s」さんの「cirClock」 を発見してその微妙な色合いと雰囲気に一目惚れ(^^)
早速お借りして左サイドバーに貼り付けてみた。

オリジナルの色(淡くてくすんだグリーン)も良かったけど、サイトの中にある「Tag-Maker」 という機能を使うと利用者が自分で本体の色を自由にカスタマイズ出来るようになっている親切設計。
(しかも適当に動かしても透明感のあるきれいな色に仕上げてくれる♪今回は背景に合わせてブルーと紫を選んでみました)
更にブログに投稿した時間を表示出来る「RSS Time」も付いているというスグレモノ。

心配なのは、ココログのサーバー状態によっては読み込みが遅くなるかな、ということ。
最近は安定してるので大丈夫かと思うのだけど。
重くなったらその時また考えよう。

今回設定を始めてみたらちゃんと表示されるまで2時間近く掛かってしまった(汗)
原因は私が説明をちゃんと読まないまま始めたので必要事項に見落としがあったため。
説明はちゃんと読みましょう^^;
(読んでからやれば簡単です)

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2005/07/04

Mozilla の Composer

私は自力でHTMLタグを打つことが殆ど出来ないので、Webサイトを作るのに『HomePageBuilder』 (『HPB』)を利用している。
最近はWebサイトはほったらかしでブログメインなのでこのソフトの出番も以前ほどは多くないのだけれど、ブログの中でも「画像を並べたい」 などタグを使いたい場合はその度に「HPB」を起動してタグを作って(もらって)貼り付けて…という作業が必要だった。

「HPB」はもう何年も使ってるから使い勝手については(私としては)文句はないんだけど、とにかく「重い」のが難点だった。
起動にも、画面の切り替えにも時間がかかるし、 先に起動しているソフトとの相性によってはヘタするとPCがフリーズしたりしちゃうのだ(T"T)

で、ちょっとしか使わないのにいちいち重いのを起動するのも面倒だなと思って、 何か他に軽くて使い勝手が良くて出来れば無料のHTMLエディターはないかいな…と「窓の杜」にソフトを探しに行ったら、 そこに『Mozilla』の文字が。
「『Mozilla』ってブラウザの?これでHTMLの編集が出来るの?確かこれだったらこの間DLしたはず…」
(DLはしたけど見え方が今ひとつだったのでブラウザとしては使っていなかった)

ということで帰ってきて開いてみたところ…おお、Composerがあるじゃないですかっ!
早速試しに使ってみたら、初めてでも判りやすいし表を作るときの行や列の追加・削除なんかは『HPB』よりも簡単。
何より軽いのがいい(^^)
これからはこっちを使ってみよう。

何でもこのComposerだけ独立した『Nvu(エヌビュー)』 というソフトがちょうど今日、正式リリースされたらしい。
私はホントにちょっとしか使わないのでこれをDLするつもりはないけど…無料なので、何かお探し中の方は使ってみてもいいかも?

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大容量化よりも

システムの安定とレスポンスの改善が急務だと思います>@Niftyさん。
いくら入れ物が大きくなっても、ブログ自体が開けなかったら入ってるものは見えませんから。

いろいろな企画ブログやタレントさんブログを新規で作るよりも先に、とにかく軽い、早い、 安定したシステムを私たち利用者に提供して下さい。
宜しくお願いします。

ココログのディスク大容量化について (お知らせココログより)

しかし、こういうエントリーを書いたときにTB先はどこにすればいいのかいつも悩む…(T"T)
かと言ってここに書いているだけでは、ただの独り言になってしまうし。
(以前も書いたような気がするけど)ユーザーの要望の受け入れ先も作って欲しいです。

取りあえず 古河社長のところに飛ばしておこう。

※眞鍋嬢あたりが「ココログ、重~いっ!」って言ってくれないかなあ…。

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2005/07/03

今年も来ました「ピカイチ事典」

去年に引き続きカタログハウスから「ピカイチ事典」(06年版) が送られてきた。
前回来たときは「去年買ったからな」と思って内容を楽しく見せていただいたけど、見ただけで結局何も注文しなかった。
なので「もう来ないだろう」と思っていたら今年もやってきたのでビックリ。
これは何年来ることになっているのだろう…。
本代が580円+送料は200~300円くらいかな?
注文する金額に比べれば安いかもしれないけど、私のように送ってもらっても注文しない人もいるのを考えると費用もバカにならないと思うけど。
でも、こういうのって見てもらわないと注文もしてもらえないわけだから、その辺の採算をある程度度外視しないとダメってことなのかな。

で、送って貰って嬉しかった私は、去年さんざん悩んで結局注文しなかった「ロフテー製のガーゼのケット」 を注文することに。
しかも自分の分+田舎の両親にプレゼント分で計3枚!
(ボーナス出たので大盤振る舞いっ!(笑))

こういう人のことを考えるとやっぱり「ダメかも知れないけど送っておく」作戦(?)は効果あるのかな。
事実、他にも欲しいもの満載で大変なことになっております…^^;
「ピカイチ事典」恐るべし。

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2005/07/02

「Reading Baton」が回ってきました

今ブログ界の巷を賑わせているバトンの一つ「Reading Baton」がこんな辺境のブログにも飛んできました。ビックリ。

回してくださったのは『猫は勘定にいれません』 のtake_14さん。
ご指名ありがとうございました(^^)

ただ、このバトン、前の走者さんを見てみるとみなさん深く、鋭く本を読んでいらっしゃって文章も上手い人ばかり…。
回して頂けて嬉しい反面、本当にこの続きが私でいいのでしょうか…という不安も抱えていたりします^^;
でも、企画ものに参加させていただけるのは素直に嬉しいので、頑張ってみますね。

調べてみたところ「Reading Baton」の質問には2種類あるとのこと。(「はてなダイアリー」参照)
take_14さんから回ってきたのは「ARURUさん版」の方なので、私もこちらで回答します。
では。


<お気に入りのテキストサイト(ブログ) >

ブックマークさせていただいていることろはたくさんあってそれぞれ大好きなのですが、中でも文章の巧さと読書量、 速さに圧倒されるのは「Ciel Bleu」 さん。
それから最近ちょっとご無沙汰していますが、安田ママさんの「銀河通信オンライン」
文章の書き方、視点、訪問者さんとの関係などとても刺激を受けました。

<今読んでいる本>

  • 沢木耕太郎『シネマと書店とスタジアム』(新潮文庫)
    昨日読み終わりそうだったけど、途中で「みぶろ」を読み始めてしまったので…残り100ページくらい。
  • ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード(上)』(角川書店)
    人からの借り物なのですが、重くて電車では読めないのでなかなか進みません…。
    現在3分の1程度。
    この週末には何とかしたいです。

<好きな作家>

人数制限なしですか?
では思いつくままに。ついでに好きな作品や説明を少し。

  • 宮部みゆき
    『火車』、『レベル7』、『龍は眠る』あたりの初期の長編ミステリーは好きですが、『模倣犯』以降はちょっと苦手。
    でも時代物は相変わらず上手いと思います。
  • 石田衣良
    『IWGP』シリーズの最初の2冊がベスト。
    今度は時代物とか読んでみたいなあ。
    「人」や「関係」を描くのが上手いので、きっと面白いと思うのだけど。
  • 池波正太郎
    『藤枝梅安』→『鬼平犯科帖』→『剣客商売』の順で読みました。
    どれも大好きです(^^)
    『鬼平』と『剣客商売』はTVシリーズも丁寧な作りでよく出来てますよね。
    DVD欲しいなあ…。
  • 舞城王太郎
    『煙か土か食い物』を読んだときの衝撃は忘れられません。
    「奈津川サーガ」は完結するのでしょうか?
  • 北森鴻
    博識で色んな引き出しを持っていらっしゃるし物語の構成はとても上手いと思うのですが、 キャラクター設定についてはちょっと苦手な場合もあり。
    今まで読んだ中では時代物の力作『蜻蛉始末』がベスト。
  • 山田風太郎
    何だか判らないけどスゴイ!(笑)
    『忍法帖短篇集』(全12巻)が半分くらいで止まっているのでまた続きを読まなくちゃ。
  • 小野不由美
    と言っても『十二国記』シリーズしか読んでないのですが^^;
    あの作品の世界観と端正な文章がとても好きです。
  • 赤江瀑
    小説として上手いかどうかはよく判らないけど、どれを読んでも「赤江瀑」だなあという強烈なイメージが魅力的。
  • 吉本ばなな(よしもとばなな)
    最近あまり読んでいませんが、『キッチン』、『アムリタ』、『白河夜舟』、『TUGUMI』あたり大好きでした。
    今でも読み返すと、気持ちの中に言葉が違和感なくスルッと入ってくるところが凄いなぁと思います。
    ただ、昔みたいには泣けなくなりましたが。
  • 沢木耕太郎
    エッセイを幾つか読んでいますが、代表作の『深夜特急』は未読(笑)
    背筋が伸びた文章を読むといつも「もののふ」という言葉を思い出します。
  • 清水義範
    お得意のパステーシュものもよく読みますが、それよりも歴史上の人物を扱った作品が好き。
    『源内万華鏡』とか『上野介の忠臣蔵』など面白く読みました。
  • 糸井重里
    今まで糸井さんの本で読んだことがあるのは「ほぼ日」コンテンツを書籍化したものが殆どなのですが、 視点の据え方とか対象に向き合うときの姿勢がとても好きです。
    読んでいると元気になれます。
    『インターネット的』は私がインターネットを使う(関わる)上での指針になっています。
  • ナンシー関
    あのキレのある文章と鋭い視点、話題の外し方、対象への愛情の込め方など本当に名人芸でした。
    今でもTVを見て「この人(作品)をナンシーだったらどう書いただろう」と思うこと、よくあります。
  • 隆慶一郎
    奇想天外な設定と登場人物の魅力でどんどん読ませてくれます。
    それだけに『花と火の帝』が途中で終わっていたのには本当にガッカリしました(泣)
    今度『吉原御免状』が新感線によって舞台化されます。
  • 浅田次郎
    『天切り松』シリーズとか『きんぴか』とか、ちょっと現実から離れている作品の方が好きですね。
    『蒼穹の昴』はやはり名作でした。
  • 戸梶圭太
    ちょっと無理があっても問答無用で進んでいく強引さと文章のスピード感が快感。
    『溺れる魚』が一番好き。

<よく読むまたは、思い入れのある本>

  • 司馬遼太郎『燃えよ剣』(新潮文庫)
    初めて読んだのは高校生の時だったと思うのですが、それからずっと「この本の中の」 土方歳三の呪縛から解き放たれていないような気がします(笑)
    私が誰かの目から見て「ちゃんとしている」と少しでも思われているとしたら、多分それはこの本のおかげです。
  • 恩田陸『三月は深き紅の淵を』(講談社文庫)
    この本は本当に大好きです。
    私の中の「小説」というものをそのまま形にしたような物語でした。
    この本に出会えて読めることは嬉しいけど、もうこの本を「初めて読むこと」は出来ないんだと思うととても寂しくなってしまう、そんな本。
    この本をこれから初めて手にとって読み始めることのできる誰かが本当に羨ましいです。

最近は殆ど読まなくなってしまいましたが20歳過ぎくらいまでは、本(小説)よりもマンガの方が好きで影響もすごく受けました。
「人生の大切なことはみんなマンガから教わった」って感じかな(笑)
なので、以下はマンガです。

  • 吉野朔美『少年は荒野をめざす』(集英社文庫コミック版)
    この作品は吉野朔美のマンガの中でも一番好きで、思い切り泣きたいときや落ち込んだときに何回も読み返しました。
    最近読んでいないので何がそんなに私を勇気づけてくれたのか忘れてしまっていますが…ある時期の私の精神安定剤だったことは確か。
    内容も随分判りやすかったと思います。
  • 内田善美『星の時計のLiddel』
    これの初版本を持っているのが自慢(笑)
    あまりにも会話が難しすぎて「田舎のコドモ」だった私には意味が判らない部分も多かったのですが、 それでも読まずにはいられない魅力がありました。
    何より内田氏の絵の美しさは見ているだけで私を幸せな気分にしてくれました。
  • 萩尾望都『ポーの一族』『トーマの心臓』
    望都さんの作品は「どれも良くて何を挙げればいいか判断出来ない」というのが正直なところ(笑)
    でもやっぱり少年たちを中心に描いた『ポーの一族』と『トーマの心臓』が一番好きです。
    (登場人物ではオスカーが一番お気に入りなので彼が主役の『訪問者』も大好き(^^))
    望都さんのマンガにも色んなことを教えてもらいました。
    初めてロンドンに行ったときにピカデリーのキューピッド像を見て「『ポー』(『ピカデリー7時』だったかな?)で見たのと同じだ~」 と感動したことは今でも忘れません(笑)

<次にバトンを渡す人(3人)>

リンク、TBはいたしませんのでこの記事に気づいて、更にお時間と興味がありましたらお願いします。
もちろんスルーしてしまってもOKです。


以上でした!
つ、疲れた~^^;


この記事はバトンを回してくれたtake_14さんの 「Reading Baton」と、趣旨はちょっと違うのですが「あなたの好きな作家について教えて下さい」 とTBを募集していらっしゃる涼さんの 「私の好きな作家たち」にTBさせていただきました。

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奈良谷隆/みぶろ

みぶろ
奈良谷 隆
奈良谷隆/みぶろ旅芸人の一座に加わり京都にやってきた売れない咄家 珍平と役者見習いの朝太の二人は、 ひょんな成り行きから池田屋事件の直後で隊士を大募集していた新選組に入隊することに。
お互いの掛け合い漫才で客を笑わせることに生き甲斐を感じるようになっていた二人は、 新選組の中でもその話術と雰囲気で周囲を和ませる人気者となっていく。
ただ、彼らのどんな話にも笑わない男が一人だけいた。
それは周囲から「鬼」と恐れられている土方副長だった。


う~ん…。
「人前では決して笑顔を見せない土方をどうにかして笑わせようとする二人の奮闘ぶり…」という紹介文に惹かれて手にとって、 最初の10ページくらいを読んだ時点では「ちょっと面白そうかな?」と思ったんですが… どうやら錯覚だったようです^^;

著者によるあとがきを読むと「燃えよ剣」「姿三四郎」「坊ちゃん」が好きで、同じ時代を生きた新選組、西郷四郎(「姿三四郎」 のモデル) 、夏目漱石を一つに繋げた物語が書きたかった、とのこと。
そのためこの物語は第一部「笑わぬ男」(新選組の土方歳三)、第二部「怒らぬ男」(西郷四郎の師 嘉納治五郎)、第三部「泣かぬ男」 (夏目金之助)の三部から成り立っていて、その間を取り持つのが前述の売れない咄家と役者見習い、という構成になっています。

考え方としては面白いと思うのですが…お話そのものはつまらなかった。
ただ、なんとな~くその人物や歴史的事実をなぞっているだけ、エピソードとかもただ流れているだけ、って感じなんですよねえ。
ひっかかりも深みもない。
多分ページ数と内容のバランスが悪いんだと思うのですが。
何よりも「面白い」はずの珍平と朝太の会話がちっとも面白く聞こえてこないところがどうにも困ってしまったのでした。
人物設定とかはちょっとニヤッとしてしまうところもあったので、 もう少しテーマや時間を絞るかページ数が多かったらまた違っていたのではないでしょうか。
(個人的にはあまり先の時代にまで行かずに、京都での新選組の屯所内の話を丁寧に書いたものが読みたかったです)

それから、この内容の作品に「みぶろ」ってタイトルを付けるというのもちょっと違和感アリです。

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2005/07/01

本のメモ(0701)

<購入>
■小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社)
今更ですが…急にどうしても読みたくなったけど、図書館だと300人くらい待っていたので思わず買ってしまいました^^;
■法月綸太郎『法月綸太郎の功績』(講談社文庫)
■池谷裕二/糸井重里『海馬』(新潮文庫)
■福森都『十八面の骰子(さいころ)』光文社文庫
■西澤保彦『夏の夜会』(光文社文庫)
■奈良谷隆『みぶろ-壬生浪ー』(ベスト時代文庫)
何気なく棚を見ていて見つけた本。
「ベスト時代文庫」なんて初めて見たぞ(笑)
新選組ものですが…ちょっと面白そうな予感です。

博士の愛した数式
小川 洋子
法月綸太郎の功績
法月 綸太郎
海馬―脳は疲れない
池谷 裕二/糸井 重里
博士の愛した数式 法月綸太郎の功績 海馬
十八面の骰子
森福 都
夏の夜会
西澤 保彦
みぶろ
奈良谷 隆
十八面の骰子(さいころ) 夏の夜会 みぶろ

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7月のエントリー

■読了本
          奈良谷隆/みぶろ
          沢木耕太郎/シネマと書店とスタジアム
          恩田陸/図書室の海
          森福都/十八面の骰子(さいころ)
          法月綸太郎/法月綸太郎の功績
          森福都/吃逆(きつぎゃく)
          上野正彦/「藪の中」の死体
          榛名しおり/マリア-ブランデンブルクの真珠
          三浦しをん/ロマンス小説の七日間
          澤木喬/いざ言問はむ都鳥
          浅田次郎/天切り松闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝
          青木淳悟/四十日と四十夜のメルヘン
■本関連
          「Reading Baton」が回ってきました
          「資料の準備が出来ました」
          杉浦日向子さん死去
          読了すれども感想かけず…
■本のメモ
          本のメモ(0701)
          本のメモ(0707)
          本のメモ(0708)
          本のメモ(0714)
          本のメモ(0720)
          本のメモ(0722)
          本のメモ(0727)
■ウエブログ・ココログ関連
          大容量化よりも
          ココログ、メンテナンスのお知らせ
          コメントの投稿者名(一部)が「最近のコメント」に表示されない
          現役力士のブログ
          ココログの新着情報が更新されてない模様
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■カスタマイズ
          サイドバーに「cirClock」を設置
          デザインを夏バージョン(海)に変更しました
■映画
          「逆境ナイン」
■つぶやき
          今年も来ました「ピカイチ事典」
          MozillaのComposer
          「泣くって決めて観る映画」
          ちょっと息抜き
          ナムコ・ナンジャタウンにヒーリングパーク「りらくの森」OPEN
          暑いとか寒いとか
          昨日の地震
          素朴な疑問

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