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2005年8月の23件の記事

2005/08/29

「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を食べてみた

今日、何気なくいつもとは反対側の出口方面にあるスーパーに寄ったら、噂には聞いていた三和豆友食品の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」 (という名前のお豆腐)を発見!
お豆腐とは思えない形状とその大きさにビックリしたものの、一度食べてみたかったのでそのまま一つお買いあげ~。

で、帰宅後早速食べてみた。

旨いっ!

水っぽさがなくて、ツルツルでフワフワで、それでいてドッシリしている。
口の中に大豆の味がブワッと広がって、しかも甘いの。
お豆腐っていうよりも、大豆の水煮をそのまま潰して固めたみたい。
本当に味が濃くてまろやかなので、薬味や味付けがなくてもそのままで美味しくいただける。
(私はちょっとだけ柚子ポンをかけてみました。あ、わさび醤油とかでも美味しそう(^^))

スーパーで売ってるお豆腐で、こんなに美味しいものが食べられるなんてちょっと感動。
噂になるだけのことはある。

お豆腐にしたらちょっと高い(300円)けど値段以上の美味しさが味わえると思うので、 どこかで見かけたら騙されたと思って試食してみて下さい。

製造元の「三和豆友食品」のサイト(注意! 音が出ます!)もかなり凝った作りで、とてもお豆腐屋さんのサイトとは思えない。
しかもテーマソングがあるお豆腐屋さんって…(笑)
どんな会社なんだろう…興味あるなあ。

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2005/08/28

「24時間テレビ」

別に見るつもりはなかったし、実際99%くらいは見ていないんだけど、昨日の夜やっていたドラマ(「小さな運転士 最後の夢」) を後半だけチラ見。

このドラマのもとになった話は以前何かのTV番組(「アンビリーバブル」だったかな?)で見たことがあって、その時も思ったんだけど、 「その日初めて江ノ電の駅が全て有人になった」っていうエピソードがすごく好き。
(全ての駅のホームで駅員が彼の乗った電車を敬礼して見送るのだ)
わざわざ彼のためのダイヤを組んで電車に乗せてあげるだけでも大変だろうに、その上その電車を見送るために全ての駅に駅員を配置するなんて。
これを考えた人はとてもセンスがいいなあ、と思う。
相手が望むものだけでなく、自分たちに出来る最高のものを相手に贈りたい、 という気持ちって個人的にはそれぞれ持っていてもなかなか実際に行動に移すのは難しい。
まして企業・団体となったら更に。
それをこういう形で表現した江ノ島電鉄って会社は凄いな~というのが私の感想。
まだ乗ったことはないけど、きっと気持ちのいい電車なんだろうな~…ってみんな思うよね。
で、乗ってみようかなって。
結局、会社を発展・成長させるのはごまかしたり、楽したりすることじゃなくて、相手に対して誠実であることだったりするのかも。
だって相手も人間なんだもんね。
みんな気持ちいいほうがいいでしょ。
ドラマの意図とは全く違うと思うけど、そんなことを感じた。

番組全体は見ていないので何も言うことはないし、 どんな内容であれ実際にお金が集まってそれが有効に活用されるのであれば目的は果たされているんだからいいんじゃないのかな。

ただね~…終わったその数時間後に「24時間走りきった丸山弁護士に密着」みたいな番組の番宣流すのはどうよ、と思う。

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覚え書き:読了本感想メモ

どうも文章を書くことに集中できない今日この頃…。
とっかかりになりそうな考えはあるんだけど、それを文章にしようと思ってもなかなかまとまらない。
別に原因があるわけじゃなくて、「そういう時期」なんだと思う。
放っておけばまた書けるようになるかな、と。

日記的な内容については書けなくても別にいいんだけど本の感想はやっぱり残しておきたいので、 取りあえず備忘録代わりに読了本の感想をメモ。
書けるようになったら、手直ししてアップする…予定。(しないかも^^;)

■若竹七海『ぼくのミステリな日常』
・面白かった。物語の分量と内容、雰囲気のバランスがいい。
・「社内報に掲載されている小説」という設定も面白い。でも、実際に社内報にこの長さの小説が載っていたら私は読むかな~?(笑)
・「(偶然)知人が共通している」という設定が多すぎる気が…。あと、「それって反則では…」というラストも時々。
・全体の終わり方(余韻の残し方)は好き。

■木内昇『地虫鳴く』
・面白かった。この人の文章好きだな~。
・何より、土方、近藤、沖田あたりの性格設定と関係性の描き方が私が考えている「こうであって欲しい」 という形にとても近いので読んでいて気持ちいい。(でも土方はもうちょっと弱い部分(というかまぬけな部分(笑))が見える方が好き)
・視点が複数あるので、物語に広がりと深みが出ていると思う。ただ、急に変わるので時々誰の視点なのか判らなくなることもあり。
・書き込む部分と省略する部分のコントラストがいいなあ。特に甲子太郎が殺される前後の構成が印象的。
・ラストは最初の場面にもう一度戻ってきた方が良かったんじゃないかな~…なんて思ったり。
・タイトルも好き。

■北森鴻『触身仏』
・那智の容姿についての記述が随分少なくなっていて、その分読みやすくなっていた。
・と言って那智の美質が損なわれるわけではない。表現が控えめになった分、想像の余地が生まれて却って印象的になったように感じる。
・その代わり目立つのは三國のだらしなさ。動揺しすぎだろう。もっとシッカリしろ。
・ビアバー「香菜里屋」が出てくるあたりの遊びも楽しい。
・民俗学についての考察は時々「え、そんな内容でいいんですか?」的なのもあり(笑)
・それにしても連丈那智はいくつなのだ。

■松井今朝子『似せ者』
・歌舞伎の内幕もの。面白かった。特に「鶴亀」が好き。
・何でもない表現なのに気持ちの中にあるいろいろな感情を揺さぶられることが多かった。
・この人の書く澤村田之助の物語を読んでみたいなあ。

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2005/08/25

台風11号、北上中

台風11号(Mawar:マーワー)が東海、関東地方を北上中。
もうすぐ伊豆半島に上陸するとのこと。

台風が来るのはいい(というより仕方ない)けど、時速15~20kmって…自転車並み?
このノロノロ速度のおかげでこのままだと丁度明日の出勤時間くらいに首都圏を直撃しそうな気配(T"T)
昨日の予報だと今夜、丁度この時間くらいに関東に来ていて、夜のうちに抜けるかと思っていたんだけどなあ。

明日まともに電車動くんだろうか…。
着ていくものを考えるのも面倒…サイアクの場合、着替えを持っていこうと思っていたりもするけど。
その反面、そんなに決死の覚悟で行こうと思っているわけでもないんだけどね(笑)
まあ、午前中に着けばいっか~、ってな感じで。

ああ、ホントは休みたい…でも、明日から月末処理が始まるのでそうノンビリしてもいられないんだなあ。
ま、明日で終わらなかったら明後日出ればいいや。
明日が金曜日だってことが不幸中の幸いかも。
(もちろん、出ないで済めばそれにこしたことはないけどね)

みなさんもどうぞ事故のないようにご注意下さいませ。

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2005/08/24

諸田玲子/お鳥見女房

お鳥見女房
諸田 玲子
諸田玲子/お鳥見女房内容(「MARC」データベースより)
幕府隠密お鳥見役の留守をあずかる珠世のもとに、 子沢山の浪人者が身を寄せることになった。
苦難を機知と情愛でしのぐハートウォーミング連作時代小説。


鬼子母神近くの役宅に住むお鳥見役・矢島家での出来事を中心にした、解説通り「ハートウォーミング」な短篇集。
でも表紙の感じからするともっと「ほのぼの」しているのを想像していたら、仇討ち騒動があったり、 秘密の任務のための旅に出た当主が行方不明になったり…とけっこうシリアスな展開もあったりするのがちょっと意外だった。

でも、それよりも何よりも私は突然珠世さんちに転がり込んでくる浪人・源太夫にイライラしっぱなし。
こういうヒト、苦手なんです。
いくら事情があるとはいえ、殆ど面識がない家にいきなりやってきて平気な顔で居候をする神経がよく判らない。
しかも自分一人ならともかく、子供5人も連れて!
更にこの子供たちが武士の子供とは思えないくらい行儀が悪いときたら…。
私だったら一日だって我慢できないね(笑)

そんな私に比べて珠世さんの肝っ玉の太いこと!
何があってもふくよかな笑顔で受け入れて、周りを穏やかに包んでいく包容力がステキです。
だからこそ源太夫一家も何ヶ月も気分良く居候しちゃうし、「大鷹狩」ではああいう決断をすることになるんだろうね。

ところで「お鳥見役」の人たちはいくらお役目とは言え、それまで何の訓練もしていない状態であんなに急に「じゃあ行ってこい」 って言われちゃって大丈夫なの?
何をどう探るかのノウハウもなかったら却ってやぶ蛇状態になってしまうんじゃないのかなあ…。


<関連サイト>
「諸田玲子 オフィシャルウェブサイト」

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2005/08/22

本のメモ(0822)

<読了>
■若竹七海『ぼくのミステリな日常』(創元推理文庫)
■諸田玲子『お鳥見女房』(新潮文庫)
■木内昇『地虫鳴く』(河出書房新社)

早く感想を書かないと忘れてしまうっ!(T"T)

<購入>
■松井今朝子『似せ者(にせもん)』(講談社文庫)
■ライザ・ダルビー『紫式部物語(上)』(光文社文庫)
■梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』(角川書店)
■石田衣良『反自殺クラブ-池袋ウエストゲートパークⅤ』(文藝春秋)
■本の雑誌 2005年9月号

本屋に行くのも久々だったのでたくさん買い込んでしまいました^^;

『村田エフェンディ~』は以前図書館で借りて読んですごく感動したので手元に置いておきたくて購入。
長いこと本屋の棚を探しても見当たらなかったので、今日は発見→即ゲット!
前回読んだときは感想を書けなかったので今回は頑張ろう。

『反自殺クラブ~』は3月に出たのにずっと買うタイミングを失していたもの。
今日も買うつもりは全くなかったんだけど、店内を見ていたら<著者サイン本>という文字が目に飛び込んで来たのでつい…(笑)
ちなみに衣良さんの最新刊は先月末に出た 『東京DOLL』です。
これは、多分買わない気がする…^^;

『本の雑誌』は<30周年特大号>。
特集は「本の雑誌が選ぶ30年間のベスト30」。
その他、恩田陸さんが本屋大賞の副賞(?)で貰った10万円図書カード(!) で買った本とその感想を書いたエッセイが楽しそう(^^)

似せ者
松井 今朝子
4062751674
紫式部物語〈上〉―その恋と生涯
ライザ ダルビー 岡田 好恵
4334761550
村田エフェンディ滞土録
梨木 香歩
4048735136
反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5
石田 衣良
4163237704
本の雑誌 (2005-9) ザリガニ入れ食い特大号 No.267
486011129X

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2005/08/21

覚え書き:北森鴻『凶笑面』ドラマ化

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉
北森 鴻
北森鴻『凶笑面』<連丈那智フィールドファイル>の1作目『凶笑面』がフジテレビ系列 「金曜エンタテイメント」 でTVドラマ化されるらしい。
(9月16日(金)21:00~)

主役の那智役は木村多江さんとのこと。
木村さんもスッキリした美人だと思うけど、那智のイメージからするとちょっと柔らかすぎるんじゃないかな。
私だったら迷わず天海祐希をキャスティングするな。
あのムカッとするくらい強気なクールビューティーにぴったりだと思うんだけど(笑)
助手の三國は誰になるんだろう?
いずれにしてもどんなドラマに仕上がるのか楽しみ。

それにしても「金曜エンタテイメント」の枠は結構面白い作品をドラマ化してくれることが多いな。
これからも要チェック。

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SotecのノートPC

夏休み、実家に帰ったらPCがSotecのノートになっていた。

それまで実家のPCはずっと私や弟のお古を使っていたんだけど、一番最後に持っていったIBM ThinkPadがダメになってしまったため(まあ、私が買ったときから数えて5年も使ったんだから無理はない)遂に新品を購入したらしい。
PCを使うと言っても、七十間近の両親しかいないので利用目的はもっぱらゲームとWord、Excelくらい。
なんと、この時代にネットにも繋がっていないPCなのだ。
おかげで実家に帰るとPCはあってもネットは出来ない環境になってしまって不便この上ない…^^;

でもまあ、これは実家の環境や現在のネットの安全性などを考えると、致し方ないことだとも思う。
私や弟が傍にいてチェック出来るならともかく、両親だけの家でネットに繋いでいたら… と思うと便利なことよりも不安の方が大きいというのが本音。
「変なサイトに入ってしまったら…」「ウィルスを貰ってしまったら…(更にそれを広めたら)」などネットには不安要素がたくさんあって、 万が一その地雷を踏んだ場合その後処理に掛かる時間を考えると、1週間ばかりネットに繋げないくらいなんてことない、と思えてしまう。
幸い両親の方も特にインターネットがやりたいとも思っていないようなので、(私か弟が戻らない限り) 多分あのうちにはこの後もインターネットが開通することはないであろう(笑)

で、SotecのノートPCなんだけど、とにかく「安い」らしい。
大きさから言って多分この辺りの機種かなと思う (型番をちゃんとチェックしてきたわけではないのでもしかしたら違うかも?)んだけど、これで10万円切ってるんだもんね。
私はあまりPCについて詳しくないので(取りあえず「ストレスなく動けばOK」だと思っている程度)スペックとかはよく判らないけど、 大型量販店とかで売ってるPCで同じくらいの大きさものだったら20~30万くらいはするでしょう?
この金額の差はどこから来るのか…。

こんなに安いなら私も一台買っちゃおうかと思ったんだけど、使ってみたところ致命的な欠点を発見!
キーボードがムチャクチャ使いにくかったのだ!…と言ってもこれは私の個人的な好みの問題なんだけど。
キーがすごく浅くて、上手く打鍵出来ない感じ。
おかげでタイプミスがすごく多くなってしまった。
(元々少ない方ではないけど、このキーボードの場合「打ち間違う」というより「押したつもりなのに反応していない」 という感じのタイプミスが多かった)

私がPCを選ぶときに一番気にするのはキータッチ。
出来るだけ深く、しっかり打鍵出来るものが好きなので、 PCを買うときはスペックはともかくキータッチだけは実機を何度も確認しに行くくらい。
デスクトップ用のキーボードだったら大体どれを使っても大丈夫だけど、 ノートの場合機種やメーカーによってキータッチにかなり差があるので試してみないことには安心できないのだ。

今まで使ったもので一番好きだったのはやっぱりIBMのThink Padかな。
あのキーボードのしっかり感は感動的。
今使っているTOSHIBAのDynabookもまあまあ悪くない。

それに比べるとSotecのはかなりフニャフニャで頼りない感じ。
ゆっくり打つ分には問題ないのかも知れないけど、ある程度の速さで打鍵するとちゃんと押し切れないキーが出て来ちゃうのかな。

でも、それ以外はディスプレイも大きくてキレイだし、容量も大きいし、Officeや他のソフトもちゃんと入ってるから、 値段を考えれば悪い買い物ではないのかも。
少なくともうちの親くらいの使用頻度だったら特に問題はないのかと。

通信販売のPCって安くていいなあ、と思うんだけどキータッチが確認出来ないのは私にとっては難点。
キーボードって一番使うところだからここを妥協するわけにはいかないんだよねえ…。
やっぱり買い換えには20万は必要ってことか。
貯金しておこう。

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2005/08/20

織田正吉/百人一首の謎

百人一首の謎
織田 正吉
織田正吉/百人一首の謎

なぜ、百人「一首」とよぶのだろうか。
「紅葉」「白菊」「舟」「濡れる袖」…。
繰り返されるシンボリック・ワードに密かに隠されたメッセージとは何か。
定家の組み立てた暗号を解き「百人一首」撰歌の謎に迫る。
(本書解説文より)

「百人一首」は単に秀歌を選んでまとめたものではなく、撰歌した定家による隠されたメッセージが込められた暗号文である、 という内容の本。

著者がこの百人一首の研究に取り組んだ切っ掛けは「百人一首には似た語句を持つ歌が多いのは何故か」という疑問を持ったからとのこと。
その疑問を元に、 百人一首の歌の中に詠み込んである事実を取り出して結んでいった結果がこの本を始めとする著者百人一首研究成果に結びついたらしい。
その検証は詳しくて判りやすいし、論旨、結論自体は「なるほどね~」と思える内容なんだけど…それ以外の余計な部分が多すぎる。

本題に入る前に「何故自分がこの研究に取り組んだのか」を説明する文章が延々と続くので、「これって謎解きがメインじゃなくて 『考え方』 の話なの?」って思ってしまったくらい。
特に『どんなに異様なことでも慣れてしまうと異様とは感じなくなる』というところから始まる「例えばこんなこと」の例が途中で「もういいよ」 って思うくらいいくつもいくつも書かれているのには正直ウンザリ。
説明してくれるのはいいけど、それが本題じゃないんだからせいぜい1つ、2つで充分なのでは。

それから、(自分は気が付いたのに)「何故今まで誰も気が付かなかったのか」のようなことが何度も書いてあるのも、 読んでいてあまりいい気持ちはしなかったなあ。
さらに最後にはこの著者の研究成果をそっくり真似た某大学教授の論について徹底的に反論している文章もあまり冷静に書いているとは思えない感じだし… 。
まあ、それはそれで面白かったんだけど(笑)この本の内容だったら合わせて載せることはしないで、 反論は反論だけで作品とした方が良かったんじゃないのかな。

肝心の暗号・謎解きよりも、それ以外のことが主張しすぎていて焦点がぼけてしまっているように感じた。

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2005/08/15

お盆休み

今日からしばらく(PCはあるけど)ネットのない場所に行きますので更新はお休みします。
コメント、トラックバックへの対応も戻ってからになります。
週末には帰京しますので宜しくお願いいたします。

では、行ってきま~す。

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2005/08/13

もういっこのブログ

「fc2」に開設しているもう一つのブログ、 「*untitled message*annexe」

こっちは、 このブログを始める前に読んだ本の感想の保管場所として使っているので一旦ログを移転し終わってからは殆ど手を入れてないんだけど、 気が付いたら思った以上にアクセスがある。
「ある」と言ってもせいぜい一日に50~70くらいなものなのでわざわざ言うほどの量ではないけど、 ほぼ毎日更新しているここが120~150くらいなのを考えるとかなり効率がいいなあ、というのが実感。
(どちらにしても低レベルな話だけど^^;)

しばらくカウンターだけの設置だったんだけど、この人々がどこからどうやって来てくれるのか興味を持ったので、最近になって 「忍者ツールズ」で借りたアクセス解析を付けてみた。
その結果、99%が検索での訪問だということが判明。
ま、そりゃあそうだよね、更新してるわけじゃないんだから(笑)
でも、この結果は「自分の書いたテキストが検索で辿り着いた誰かの役に立ったら嬉しいな」 という理由でネットに駄文をアップし続けている私にしてみれば、ある意味本望だとは言える。
(「役に立ったかどうか」は判らないけど^^;)

それから、その結果が想像以上に上位に来ているのにもまたビックリ。
本のタイトルか著者名が検索キーになっていることが殆どなんだけど、たいてい検索画面のトップページ(1位でない)に表示されている。
「fc2」って検索にも強かったんだ~。
無料だし、どんどん新しいサービスも提供されてるし、テンプレートもいっぱいあるし、カスタマイズも自由だし、 トラブルへの対応も誠意が感じられるし…その上検索にも強いんだったら「fc2」ってかなり強力なブログサービスなのでは?
「fc2ブログ」オススメです。

今のところ日記と本の感想を完全に分けることは考えてないけど、 せっかくならデータが多い方がいいかなあと思ってここに書いた感想もちまちまと転載作業中。
一日に1~3個づつくらいなので追いつくのはまだまだ先だけど、ちょっとでも使い易くなっていれば幸甚。
ご利用下さいませ。

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2005/08/11

「e+ エンタメブログ&サーチ」

チケット販売サイト「イープラス」 で新しく始まったサービス 「e+ エンタメブログ&サーチ」
音楽、演劇、スポーツ、お笑いなどエンタメジャンルの著名人のブログを集めたポータルサイト、とのこと。

へ~、こんなにたくさんの人がブログやってるんだ~。

と思って行ってみるとブログじゃなくて普通のWebサイトだったりするものも結構あったり(笑)
日付が7/23(多分、サービスがOPENした日)から変わってないものはその可能性大、です。

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岡野宏文・豊﨑由美/百年の誤読

百年の誤読
岡野 宏文 豊崎 由美
岡野宏文・豊﨑由美/百年の誤読1900年から2004年まで、100年(+α) の間に日本でベストセラーになった本の数々を俎上に載せて「いいものはいい」 「悪いものは悪い」 とバッサバッサと斬りまくる書評対談集。

先日読んだ 『文学賞メッタ斬り!』の姉妹本みたいな感じですね。
これも面白かったです(^^)

特に(『文学賞~』同様(笑))面白くない作品を読んだ(読んでしまった)ときのお二人の容赦ないツッコミ!
これがすごく新鮮で気持ちよかった。

私はベストセラーを殆ど読まない派です。
何故かというと作品と自分の距離感が上手くつかめないというか、 周りの空気に影響されてしまって自分がどう思ったか自分でもよく判らなくなってしまうことが多いから。
しかも、たまに読むと「みんなが面白いと思ってるものを自分がツマラナイと言うのは気が引ける」という遠慮(?) の気持ちが働いてしまうらしく、「面白い」と思ってなくてもついぼかした感想を書いたりしてしまったり。
別にこんな辺境のブログでしかも個人の感想として「面白くなかった」と書いたからと言って、大勢に影響があるわけでもないのにね~(笑)
小心者だわ。

それに比べて、このお二人はプロのライターさんたちで影響力もかなり大きいだろうに、 こんな本を出してしまって大丈夫なんだろうかと心配になるほど忌憚のない意見を述べている。
その腹の括り方にまず拍手。

そしてそれ以上に感じたのは、いくら誉めてもらえなくともここまで真剣に読んで貰えれば本も著者も本望であったろうということ。
目も耳も閉じたまま読んで書いた定型句のような誉め言葉の感想を100も200も貰うよりも、 苦言であってもきちんと読み込んだその人オリジナルの言葉で表現されたたった一つの言葉を貰えた方が嬉しいんじゃないかな。
しかもこの2人の言葉というのは決して「誹謗中傷」ではなく、正しく「批評」であるわけだから。
だからこそ、ここまで率直な意見を本名で載せられるってことだよね。

私には到底真似できそうもないけど(技術的にも精神的にも)、 それでも少しでも自分の気持ちが正直に出る文章を書くように努力したいと思う。

『文学賞~』のときと同じく、この本も対談内容についての脚注がてんこ盛り。
本文だけでなく、この細かい字の脚注を行ったり戻ったりしながら読むのもまた楽しい一冊でした。


<関連ページ>
「岡野宏文のページ」

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会社のPCが突然!

会社では1台のディスプレイに3台のプロセッサーを繋いで切り替えて使用しているんだけど、本日そのうちの「No2」 が急に動かなくなってしまいビックリした。

朝出社して起動したときは特に問題なくていつものようにメールチェックとかWebサイトの閲覧とか出来たのに、ちょっと (30分くらい?)他のPCで仕事した後、またNo2に戻ったら…いつまで経っても画面が真っ暗なまま…。
や~な予感を抱えつつ電源を切って再起動しても電源が入っていつもより大きな音でファンが回ってる音が聞こえるものの、 画面には全く何も表示されない。
これは私にはどうしようもないな~、と諦めてシステム部の担当者に「壊れちゃったので見に来て下さ~い」と連絡。
30分くらいしてやって来た担当者に見てもらったら「ちょっとこの場では直せないので持っていきますね」と言われて、 敢えなく入院することに…。
No2は直接業務に関係あるシステムは入ってないので業務には支障がないんだけど、 メインのメーラーが入っているので長引くとちょっと困るなあ… と思いつつ他のPCを使って仕事をしていたら午後2時くらいには退院してきてくれた。
良かった~。

しかも、ハードディスクは交換したけど幸いデータは特に問題なしだったとのことで一安心。
最悪データが飛んでても仕方ないかと諦めていた(こういうところの諦めは凄く早い(笑))のでラッキーだった。

メインの業務システム用に使っているNo1はもう6年目のご老体だし(そう言えばPCを「人間に換算したら」 どのくらいになるんだろう…1年で10年とか15年とかになりそうな気がする(笑))毎日すごい量のデータ処理をさせているので、まさに 「いつ壊れてもおかしくない」状態。
実際、周りでも次々と壊れて新しいマシンと取り替えられて行っている。
でも、 今回調子が悪くなったNo2は購入してまだ3年目くらいだしそんなにハードな使い方しているわけではないのでまだまだ大丈夫だろうと思っていたら、 急に何の前触れもなくおかしくなったのでホントに驚いたし、やっぱり(あるはずの)PCがないと不便だと思った。

とはいえ。
今となっては仕組み的にも物理的にもパソコンなしで仕事するなんて殆ど考えられないような状況だけど、 それはこっちの勝手な都合であってパソコンの方は「そんなに期待されても…」って部分あると思う。
もともと不安定な道具なんだから任せっきりにせずギャップを埋める手段を考えておかないと、痛い目に遭う日が来るんだろうな。
でも痛い目に遭わないと痛いことを思い出さないってのもまた真理ではあるんだけどね(笑)

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2005/08/10

「MSアクセス」勉強中

先月からデータ集計の業務が一つ増えたのと今月になってちょっと余裕が出来たので、 勉強も兼ねてその業務を処理するためのデータベースを「MSアクセス」で作成している。

普段はデータウェアハウスに接続して蓄積されたデータの中からある条件のデータを抜き出すためにクエリーを作ったりはするけど、 テーブルの構成から自分で作るのはすご~く久しぶり。
なので、非常に時間がかかるし、やっぱり難しい&面倒くさいっ!

こういうのをやるとまず感じるのは自分の計画性のなさ。
必要なデータはある程度予想出来るので、それに沿ってテーブルを作ってデータを入れてクエリーで結んで結果を出して、 その結果を表示するレポートを作って…って流れでやってるんだけど、最初にちゃんと考えずに思いつきでテーブルを作ってるから後になるほど 「あ、あの項目が足りない」とか「この内容だと表示が変」とか「これとこれは別になってたほうが便利かも…」とか、 『こうしておけばよかったよ』な状況が次々と出てくる。
すると、その度にテーブルから修正しなくちゃならなくて、余計時間がかかる…。

やっぱりこういうのは最初にどんな項目のデータが必要かをじっくり考えて、 ある程度その結びつきや結果も予想した上で始めないとダメなのね~。
まあ、私の場合、そんなに入り組んだテーブルやクエリーを作ってるわけではないので、そうした「やり直し」 もまた勉強の一部だと思ってやってるけど。

アクセスを使い始めた時に一番理解に時間が掛かったのはやっぱりクエリー。
もちろん今でも「理解した」わけではないし自分で作れるのはすご~く単純な条件付けでしかないけど、 (期待した結果が出るかどうかは別にして)作業的にはそんなに面倒ではない。
それよりも今回やってて感じるのは「レポートの編集が面倒だ~!」ということ。
自分がイメージしている形までデータをあっちこっちから持ってきて、線を引いてボックスで囲んで、色を変えて… という作業が手間で手間でイライラする(T"T)
その分、思い通りに出来るとかなり嬉しかったりはするんだけど。

それにしても、いくら暇だからってこんなデータベース作るのに何日も掛かっていていいのでしょうか^^;
このくらいのデータだったらエクセルでも充分管理できるし、 フォームを作るのだってずっと簡単だから効率的にはエクセルでやるのが正しいんだろうな。
でも逆に言うと、私の実力ではその程度のデータじゃないとアクセスでデータベースを自作するなんてことは出来ないということでもある。
まあ、私のようなヘッポコアクセス使いでもデータを抽出したりするときには結構周りから重宝がられたりしているので、 もうちょっと役に立つための勉強時間だと思って大目に見てもらおう。

明日には完成するかな~。

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2005/08/09

「変"漢"ミスコンテスト」

「漢字検定」 のWebサイトの中で面白い変換ミスを集めて決めている各月の月間変"漢"賞から年間の1位を決める「年間変"漢"ミスコンテスト」 なるものを実施中らしい。

行って月間変"漢"賞を見てきたけど…う~ん…面白くない…。
変換ミスってもっと見た途端に「ブブッ!」と吹き出しちゃうくらい強力なの、たくさんあると思うんだけどなあ。
それなのにここのはどれを見ても「ふ~ん…」「ああ、なるほど」とは思うけど笑えない。
なにがいけないんだろう?

取りあえず「エピソード(解説)」はいらない、と思う。

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2005/08/08

速読習得用のCD-ROM

おやじの活力 男の速読術
『おやじの活力 男の速読術』先日久しぶりに電器量販店に行ってプラプラしていたときに見つけたCD-ROM。
『おやじの活力 男の速読術』ってタイトルなので一瞬迷ったけど(笑)、安かった(1,980円)ので買ってみた。

実は以前ちょっとだけ速読を習ったことがある。
週1回、全部で6回くらいのコースだったと思うけど、結局途中(3回くらいだったか)であまり効果も実感できないまま挫折してしまった。
やっていることがすごく単調+地味で、 しかも直接教室で習っているにも関わらず自分がやっていることが合っているのかどうか確認しにくいっていうのがネックだったみたい。
例の上下左右の眼球運動とかを本とかテキストで黙々とやるのって私のような飽きっぽい人間にはけっこう苦痛なんだよねえ。

それがこのCDだと、実際に画面で動いているもの(緑のボール) を追って目を動かすことで眼球運動が出来るのでタイミングや速さが実感できてやりやすいし、 その他にも色んなパターンの訓練が準備されているので結構楽しい。
それを自分のペースで進めたり、休んだり、繰り返したり出来るのもいい。
一回40分ってのはちょっと長いかなと思うけど(20分くらいじゃないと集中するのが難しい)、 1週間の速習コースだったら何とか頑張れるかな。

値段から考えてもケース(外箱)に書いてあるように「小説を10分で読む」レベルまで行くのは無理だと思うけど (それにそんなに速くなったら本代が大変だ!^^;)、今の1.5倍くらいのスピードになれば嬉しいな。
ちゃんと終了して効果が出たらまた報告しま~す。

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2005/08/06

山川健一/新選組、敗れざる武士達

新選組、敗れざる武士達
山川 健一
山川健一/新選組、敗れざる武士達新選組の行動と思考(思想) の軌跡についてはかなり丁寧に記述してあるので組の誕生から終焉までの過程を理解するにはいい資料だと思うけど… ちょっと思い込みが強く出過ぎかなぁ。
歴史書の部分があったり、研究書の部分があったり、小説の部分があったりするけど、同時にそのいずれでもないという感じの内容で、何となく 「中途半端」な読後感。
(著者によるあとがきによると「エッセイ、または歴史批評」とのこと)

新選組の行動や思想についての考察もいろいろな事実を積み重ねた上で踏み込んだ発想を展開しているけど、 そんなに斬新ってほどではなかったし。
(山南さんとトシの関係とか、山南さんの死の真相とかは 『黒龍の柩』を読む前だったら「ああ!」と思ったかも)
それと、(内容ではなくて)表現がきれいすぎる。
「…心を通い合わせて美しい物語を締め括った」とか「赤子に慕われる母のような…」とかってなんかちょっとウソっぽく感じてしまう。
純粋に小説だったらこういう表現もいいけど、この手の作品だったらもう少し冷静で客観的な言葉遣いをしたほうが伝わると思う。

一番違和感があったのは、説明の中でそれまで登場していなかった人名などが何の前置きもなく唐突に出てくること。
主要な人物だったらともかく立場も新選組との関係も全く知らない人物名が急に出てきて話が進んでいくので、読みながら「誰これ?」 と悩むことが多かった。
著者の頭の中では当然の事実として認識されていることがらでもこっちは知らないことってたくさんあるんだから、 少しは説明してくれないとその事実が何を意味しているのかも理解出来ないんですけど…。

新選組に対する著者の<愛情>は充分感じられるのだけれど、それが空回りしているように思えてしまった。
次はその愛情をたっぷり注ぎ込んだ小説を読んでみたい。

冒頭にあった「新選組は物語であって歴史ではない」という言葉が印象的だった。


<関連サイト>
「BE HAPPY!」(オフィシャルサイト)
「イージー・ゴーイング」(公式ブログ)

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2005/08/05

本のメモ(0805)

<読了>
■山川健一『新選組、破れざる武士達』(ダイヤモンド社)

<図書館より借入>
■木内昇『地虫鳴く』(河出書房新社)
■岡野宏文/豊﨑由美『百年の誤読』

ホントに次から次へと予約本がやってきます…。
追いつかないってば(汗)
『地虫鳴く』は『新選組 幕末の青嵐』を書いた著者の最新作。
こちらも新選組関連とのこと。
最近何故かまたしても新選組づいています。

地虫鳴く
木内 昇
百年の誤読
岡野 宏文 豊崎 由美
4309017169 483560962X

<購入>
■山本音也『ひとば化けもん われも化けもん』(文春文庫)
■若竹七海『ぼくのミステリな日常』(創元推理文庫)
■北森鴻『触身仏 連丈那智フィールドファイルⅡ』(新潮文庫)
■諸田玲子『お鳥見女房』(新潮文庫)

『ぼくのミステリな日常』は最近あちこちのブログでタイトルを見たので。
連丈那智シリーズは、苦手だ~と思いつつもやはり買ってしまうのであった…^^;
あとの2冊は初めての作家さん。
どちらも時代物なので読みやすいと思うのだけど…どうでしょう。

ひとは化けもん
われも化けもん
山本 音也
ぼくのミステリな日常
若竹 七海
4163210806 4488417019


触身仏
北森 鴻
お鳥見女房
諸田 玲子
4101207224 4101194238

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2005/08/04

新しい靴と靴の中敷きの話

daniel-hechter先日デパートの靴売り場に行ったらまだバーゲンをやっていたので、 何かいいのがあればラッキーと思いながらプラプラしていたら見つけた一足。

ブランド名は 「Daniel Hechter(ダニエル・エシュテル)」
フランスのブランドらしい。

最初は「かかとがそんなに高くないけどスッキリ見える」デザインが気に入ったんだけど、 試着してみたら予想外に履きやすくてすっかり気に入ってしまったので、バーゲン品にしてはちょっと高いかなと思ったけど思い切って (と言うほどでもないか^^;)購入。

中敷きに適度にクッションが効いているので足裏の当たりが柔らかいし、 見た目はけっこう細身なんだけど足を入れても履き口などに当たらないので履きやすい。
特に今日は帰りに素足のまま履いて帰ってきたんだけど(会社でストッキングが伝染してしまったのだ…(T_T))、 おろして間もないのにどこも靴擦れせずに帰って来られたのにはビックリ。
いつもどんなに合わせて買ったつもりでも素足で履くとどこかしら水ぶくれが出来たりしていたのに…。
更に靴底がゴムっぽい素材になっているせいか歩いて地面に足を降ろしたときの衝撃が柔らかくて疲れにくいのもポイント。

このブランド全体がこういう靴なのかな?それともたまたまこの一足が私にピッタリあったんだろうか。
ちなみにサイズは36(日本だと23cmくらい)。
微妙に私には大きいんだけど、却ってそのゆとりが良かったのかも。

いずれにしても気に入った靴が見つかって良かった♪
特にこういうドレッシーなタイプで歩きやすい靴ってなかなか見つからないからすごく嬉しい。
正規の価格がどのくらいするのか判らないけど、そんなにバカ高くなければまた買いたいな。

買った翌日に一日履いていたらちょっとだけ足の裏(土踏まずのちょっと前辺り)が痛くなったので、コロンブスの「シューフィッター 足うらサポート」 (靴の中の土踏まずが当たる部分に貼って高さを調整するグッズ)を付けてみた。
これも今回初めて買ったけど透明だから目立たないし(上の写真にも付いてます)、 シリコンのような素材で出来ているので土踏まずに当たる柔らかい感触が気持ちいい。
一足分(2枚入り)1,050円とそんなに安くはないけど、 粘着テープなどで貼り付けるタイプではないので複数の靴で使えるからけっこうお得かも。

足にピッタリ合う靴に出会えない私には靴のフィッティングパーツは非常に力強い味方。
最近は以前に比べて格段に種類や素材が多くなって選択の幅が広がったのは嬉しい限り。
また便利そうなグッズを見つけたら買ってこようっと。

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2005/08/02

浅田次郎/輪違屋糸里(上・下)

輪違屋糸里 上
浅田 次郎
輪違屋糸里 下
浅田 次郎
浅田次郎/輪違屋糸里(上) 浅田次郎/輪違屋糸里(下)

行ったこともない遠い場所・ 江戸からやってきたどこの馬の骨とも判らない大勢のむさ苦しい男たちを自分の家で面倒見なくちゃならなくなったらそりゃあビックリするし、 困るし、腹も立つと思う。
しかも二本差しで侍のように見えながらもどの藩からもお金が出るわけではないから食事やお酒は自分の家の持ち出しだし、その上ケンカしたり、 女を連れ込んだり、敵対する人間を捕まえてきては土蔵で拷問したり、更には夜中に屋敷の中で仲間同士の斬り合いなんかやってくれたら… そりゃあ 「いい加減にしろ、早く出てけ」とも思うよね。

新選組がまだ「壬生浪士隊」と呼ばれ壬生の郷士 八木家、前川家を屯所としていた頃の話は数ある新選組本の中でもよく出てくるけど、 どれも彼らサイドの活躍や苦難や葛藤が主となっている。
でも、平和な生活の中にいきなり現れた今まで出会ったこともない怖い男たちを受け入れなければならなかった八木家、 前川家の人々の間でも彼らと同様、いや多分それ以上の困惑や苛立ちや葛藤など… 色んな感情が交差したであろうことは本当だったら容易に想像出来ることだ。
なのに、私たちの視線は常に彼らに向けられていてそのすぐ傍にいたであろう本当に困っていた人たち、 そして彼らよりももっと自分に近い人たちのことを考えようともしなかったことにこの作品を読んでようやく気付かされた。

八木家を取り仕切るおまさ、 隣の前川家のお勝の目を通して描かれる厄介者の浪士たちの姿は今まで読んだどの新選組本のなかの彼らとも違って、ひどく頼りなげで危うい。
時期的なものもあるのかも知れないけど、まだ自分が何を信じたらいいのか決められずに右往左往する若者たちの姿が描かれていて新鮮だった。

彼らを迷惑に思いながらも、近藤一派と芹沢一派に何か対立があるとお勝とおまさがそれぞれの家に住む方(八木家が近藤、前川家が芹沢) を自然とひいきに思ってしまうところとか、浪士隊の面々がただの乱暴者ではなく一人一人はとても礼儀正しく、 村の畑仕事も進んで手伝うので憎むことが出来ないといった描写で「迷惑なんだけど憎みきれないから余計に腹立たしい」 と言った複雑な感情がよく表現されていたと思う。

新選組(壬生浪士隊)に関わった女たちの目を通して語るという視点がすごく新鮮だったし、文章も読みやすかった。
内容ももちろん面白くなかったわけではないけど…好きか?と言われたら「あまり好きじゃない」というのが正直な感想。
読後感があまりよくなかったのがその理由。

上巻のラストの糸里への土方の仕打ちを読んで「げ…そんな展開なんですか?」と非常にイヤな気分になって、 結局それがず~っと最後まで払拭されないまま読み終わってしまった感じ。
今までいろんな土方を読んできて、中にはただの殺人マシーンですか?ってな性格のもあったりしたけど、本作の土方の性格の悪さ (と言うか弱さかも)は群を抜いていた。
悪役なら悪役でもいいんだけど、この土方はすごく自分本位なことを言うかと思えば、 いきなり優しかったり気が付いたりするのが却ってムカつく。
特に芹沢暗殺を糸里にうち明けるシーンなんか、「そんな調子のいい話ってないじゃない」って感じだったなあ。
こんなヤツに惚れてしまった糸里は可哀想すぎる。
何を重要だと思うかは人それぞれだと思うけどね… でもやっぱり糸里にそんなことで幸せを感じるようには描いて欲しくなかったというのが正直な感想だな。

と言っても、タイトルになってるわりに糸里が重要なキャラクターには思えなかったというのもまた事実。
私には糸里(プラス吉栄)よりも、前述のおまさ、お勝のおかみさんコンビのしたたかさと優しさ、そしてお梅の激しさ、 哀しさの方がより印象的だった。

他には新見錦が切腹させられる前段で水戸藩邸に捕まる経緯の部分とか、 新見や平山が前川家や八木家で見せたさりげない心遣いの描写などが面白かったし、芹沢暗殺の夜の沖田視点のパートも良かったな。
私が今までイメージしてきた沖田像からはかなり離れているけど、それでも「あ、こういうのもアリかもね~」 と納得できる感じで読んでいて面白かった。
(楽しくはなかったけど(笑))
特に

ただ己は、先生や歳三さんの親心兄心というやつが、内心うっとうしくてならない。まるで己たち三人だけが血のつながった兄弟のような、 うじうじとした、侠気(おとこぎ)に欠くる、ことあるごとに庇い合い慰め合う仲というものが、己は嫌で嫌でたまらぬのだ。 そのうじうじした思いやりが、実は百姓の性根であることに、先生も歳三さんも気付いていない。(p185より)

あたりの描写は「そこまで言いますか」って感じで却って痛快。

ただね、この沖田始めみんなが「本物の武士だ」と恐れていた(だから殺されてしまった)芹沢だけど、 私にはやっぱりストレスとプレッシャーで精神不安定になってしまったただ暴れん坊にしか見えなかったので今ひとつその気持ちに同調できなかったな。
芹沢の存在の大きさが実感出来ればその他の事柄も(土方の行動も含めて)別の見方が出来るようになるのかも。

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2005/08/01

「SUDOKU」

「MINI CLIP」 で新しく見つけたパズルゲーム。
「SUDOKU」… って「数独」じゃないですかっ!
以前パズル雑誌の「ニコリ」を買っていた頃はよくやったので存在は知っていたけど、 こんな海外のゲームサイトにも登場しちゃうくらいメジャーだったなんて…。
ちょっと調べてみたら

世界的にも有名なパズルで、 世界パズル選手権において スケルトン お絵かきロジック、その他さまざまなパズルとともに毎年出題されている。
(Wikipedia 内 「数独」 解説ページより)

とのこと。
考えてみれば確かに1から9までの数字をある法則に従って並べるだけのパズルだからルールさえ判ればどこの国だって出来るんだから、 世界的に広がるのも納得できる。
おみそれしました^^;

早速やってみたら最初解き方を忘れてしまっていたこともあって、え~らい時間が掛かってしまった^^;
(それにしても「Easy」で23分はかかり過ぎっ!)
でもやっていけば絶対終わるので私向き。
それに紙の上でやるのと違って間違えるとアラームが鳴るので随分親切だと思う。
紙でやると間違いに気付かずに埋めていって最後になって合わなくなる、なんてよくあったもの。

毎日新しい問題が出てくるらしいので楽しみ♪


<関連サイト>
Web ニコリ
Puzzle Japan

 

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8月のエントリー

■読了本
          浅田次郎/輪違屋糸里(上・下)
          山川健一/新選組、敗れざる武士達
          岡野宏文・豊﨑由美/百年の誤読
■本のメモ
          本のメモ(0805)
■ウェブログ・ココログ関連
          「e+ エンタメブログ&サーチ」
          もういっこのブログ
■日記
          「SUDOKU」          
          新しい靴と靴の中敷きの話
          速読習得用のCD-ROM
          「変"漢"ミスコンテスト」          
          「MSアクセス」勉強中
          会社のPCが突然!

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