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2005/09/27

逢坂剛/じぶくり伝兵衛 重蔵始末(二)

じぶくり伝兵衛
逢坂 剛
逢坂剛/じぶくり伝兵衛 重蔵始末(二)

内容(「MARC」データベースより)
付け火の予告に拵え角刀、葵御紋の怪盗一味。江戸を跋扈する悪党どもに、 火盗改松平左金吾組与力、重蔵が立ち向かう。傑作時代小説シリーズ第2弾。

この作品は前作(つまり第一弾)も確かに読んだんだけど(感想も書いた)、既に詳細なストーリーは忘却の彼方(いつものことだ^^;) 。
ただ「重蔵は若い(まだ20歳そこそこ)くせにオヤジくさい!」という印象だけが強烈に残っているこのシリーズ。
でも、読みにくかったという印象はなかったので第2弾も読んでみた。

相変わらず重蔵は傍若無人、傲岸不遜で自己中心的なキャラクター。
しかも仕事が出来るから余計質が悪い。
ハッキリ言って苦手なタイプ。
こんなヤツと同じ職場だったら(上司であれ部下であれ)毎日イライラしそうだ…^^;

でも、それはまあいい。

問題はストーリー。
この本には表題作を始め5つの短篇が収録されているんだけど、その殆どが導入部の展開を読んでいるうちに (もちろん詳細なエピソードは判らないけど)何となくおおまかなストーリーの流れや登場人物の役割、 最後の着地点までが透けて見えるような作品だったのだ。
特に最後の2編は「こうなるかな~」と思いながら読んでたら本当にその通りだったので、「予想が当たった」 と喜ぶよりも何だかちょっと困ったような、複雑な気分になってしまった。
何なんだろうこの驚くほどの分かり易さは。

別に雑に書いてあるわけではないんだろうけど、あまりにも意外性がなくて盛り上がりに欠けていた。
この著者の現代物の推理小説を読んでいてこんな風に思ったことはないし、 このシリーズの前作にしてももうちょっと楽しめたように思うんだけど… どうしちゃったのかなぁ?
それとも今回急に私の勘が鋭くなったとか?(あり得ません(笑))

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【覚書】★★★★★★★☆☆☆ 題名のじぶくり伝兵衛。「じぶくる」とは、下世話に屁理屈をこねたり、ぐずぐず文句を言ったりすることを指すらしい。 最初の「吉岡佐市の面目」で登場するは本役の長谷川平蔵組が...... [続きを読む]

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