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2005/09/13

高田崇史/QED 百人一首の呪

QED―百人一首の呪
高田 崇史
高田崇史/QED 百人一首の呪

内容(「BOOK」データベースより)
百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。関係者は皆アリバイがあり、 事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、 戦慄の真相が明らかに!?
第9回メフィスト賞受賞作。

QEDシリーズ初挑戦(笑)
もちろん存在は知っていたけど、あまりにも数がたくさん出ているので却って「胡散臭い」(失礼^^;) 感じがしてなんとなく敬遠していたこのシリーズ。
それが先日織田正吉氏の『百人一首の謎』を読んだとき、Amazon他ブックサイトを「百人一首」 をキーワードにして検索すると必ず一番最初にこの本が出てきたので「ちょっと読んでみようかな~」という気になって図書館で借りてみた。
(サブリミナル効果?(笑))

想像していたよりも読みやすくて面白かった。
登場人物の性格設定なんかも許容範囲内で好感が持てたし。
(別に崇(タタル)って「変人」ってほどではないと思う。言葉遣いも、礼儀もちゃんとしてるし、約束守るし、仕事もしてるし。 私としては奈々の職場の先輩・外嶋の方が苦手なタイプだ~。仕事しろっ!)

百人一首の謎解きの部分については先日読んだ織田氏の説をもっと発展させた形になるのかな。
そこに行き着くまでの説明の部分は、『百人一首の謎』 を読んでいたおかげで理解しやすかった上に文章自体ポイントを押さえて判りやすい言葉で書かれていて比較的楽に読み進めることが出来た。
と言っても、あの最終形にするときの前提ってのは結構乱暴な部分もあるんじゃないかと思うんだけどね~。

一方、殺人事件の方もこれはこれで面白かった。

でも、百人一首と殺人事件の結びつきはというと…やっぱりちょっと…かなあ。
破綻しているってわけでもないんだけど何となく「それはそれ、これはこれ」って印象。
結果的に事件の謎は百人一首とは別の要素がどんどん出てきちゃうわけだから、 「別に一緒にしなくてもいいんじゃない?」と思うのだけど。

でも、この手の内容で作品を書く、しかも量産するのは資料をあたるだけでも大変だろうことは想像に難くない。
その上でちゃんと面白くてしかもあの密度の情報がこの枚数に納まる作品を書けるのはそれだけでもスゴイことだと思う。
そして、この作品はこういうものだ、と割り切ってしまえば決して嫌いな部類の内容ではないというのも事実。
なのでこれからも読み続けて行きそうな気がする。

他にもたくさん作品があるのでちょっとずつ潰して行こうっと。
(事実、既に2冊目を読み終えて3冊目取り寄せ中(笑))

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コメント

こんばんは。

これ、読みました。肝心の事件については忘れてしまったなぁ。京都の旧家の話でしたっけ?
涼は崇の蘊蓄があまり好きではありません。
ホームズは、これにシャーロキアンが絡んで、もっとお宅っぽいですよ。

投稿: | 2005/09/14 00:57

■涼さん
こんばんは。お返事が遅くなってごめんなさい。

私は崇の話は(内容、話し方とも)問題なしです。
でもその周囲の反応はちょっと邪魔ですね。
何冊も読むとその「やだな」がどんどん強調されてくるみたいです。
あまり一気読みはしない方がいいのかな。
(と思いつつまた借りてきてしまいました^^;)

殺人事件の舞台は東京の高級住宅地に住む百人一首コレクターの資産家(貿易商)の家です。

投稿: tako | 2005/09/17 00:27

∥でもその周囲の反応はちょっと邪魔ですね。

うーん、そういうことなのかもしれない。蘊蓄の中味は面白いのですが、そこへ辿り着くまでのプロセスがワンパターンでうっとうしいのです。

∥殺人事件の舞台は東京の高級住宅地に住む

ああ、結界を築く話でしたね。京都は、「六歌仙の謎」でした。歌繋がりで間違えました。

百人一首の曼荼羅図は、小倉屋さんというおかきやさんの包み紙にあって、キレイです。

投稿: | 2005/09/17 10:01

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