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2005/12/08

北森鴻/螢坂

螢坂
北森 鴻
北森鴻/螢坂

出版社/著者からの内容紹介
カウンターでゆるり、と時が流れる。≪香菜里屋≫に今日もまた、事件がひとつ。
わだかまっていた謎が、旨いビールと粋な肴で柔らかくほぐされる。
それが当店の「陰謀」なんです。

三軒茶屋のビアバー「香菜里屋」を舞台にした短篇ミステリーシリーズ第3弾。

シリーズものを連続で読むときの私の悪い癖がまた出てしまった。
途中までは「面白かった!さあ、次だ!」と読んでいるくせに、作品が重なってくると急激に飽きてしまう、というか、 なんとな~くアラばかりが見えるようになってしまうのだ。

このシリーズも久しぶりに読んだ前作 『桜宵』は「面白い」と思えたのに、その勢いでこれを読んでみたら登場人物の暗さばかりが目について今ひとつ楽しめなかった。
それに、なんだかだんだん工藤の謎解きが神がかり的になってきているのも気になったかな。
特に表題作である「螢坂」の推理なんか、何故あそこまで行き着くのかが判らないなあ。
洞察力が鋭いってレベルの話じゃない気がするんだけど。

香菜里屋で出てくる料理の描写は相変わらずお見事。
「食べてみた~い!」と思わせる魅力充分。

この描写とミステリーを融合させている手腕は素晴らしいと思うんだけど、出来れば私はもう少し明るくて軽い物語を読みたいなあ。

■『桜宵』の感想は こちら

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