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2005/12/18

きたみりゅうじ/SEのフシギな生態

SEのフシギな生態―失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条
きたみ りゅうじ
きたみりゅうじ/SEのフシギな生態

内容(「MARC」データベースより)
今の「技術力」に甘えてはならない。ほんとうに必要なものは「人間力」である。先輩SEのトホホな失敗に学ぶ仕事術。就職・ 転職に効く実践ノウハウ満載。

以前PC関連本の売り場に行くと必ず平積みされていて、表紙のイラストが可愛い(?) のでいつも気にはなっていたのだけど1,500円出して買おうとまでは思えなかった本。
今回文庫化されたので買ってみた。

面白かった。

私はもちろんSEではないから、仕事の詳細についてはよく判らないし別に興味もない^^;んだけど、ここに書いてある内容って特別 「SE界」に限ったことではなくて、普通に仕事をしていればどこの分野でも(形は違えど)ありがちな問題なんじゃないのかな、と思う。

で、その問題を受けて著者が導き出す「教訓」というのも、その業界特有のものではなくどの分野にも、いやもしかしたら仕事・ 会社に属していない人でも適応できる、とても広い意味での「他人とコミュニケーションする上での心がけ」のようなものが多かった。

例えば、

「話をまとめるにあたっては、相手の背後関係を洗い出し、その中からキーとなる人物を見つけ出すことが何より重要と心得よ」
「ヤラレタと嘆いても事態は変わらない。常に自らが責任をとれる手段を考えて動くべし!」
「言葉というのは難しいもの。常に自分が想定した通り受け止めてもらえるとは限らないと知るべし!」
「自分の常識が、必ずしも相手に通じるとは限らない。これは当たり前だろうと思った時、 そこに大きな落とし穴が待っていると心得よ」

などなど。
もうね、前段を読まずにこれだけ読んでも「あ、そういうことってあるよね~」と思わず納得してしまうことが多かった。
状況から問題の本質を抜き出すことに長けている人なんだろうなあ。

そんな著者が「エンジニアをやめてマネジメントをやりなさい」と上司に言われてガックリきた、という部分がある。
でも、この本を読む限りでは(もちろん、ご本人も後で認めているけれど)完全に現場の人というよりマネジメントの人だろうと思うけど。
ここまで自分を、そして周りを冷静に見つめられる人が、マネジメントやらないでどうすんの、と。

この著者の考え方で特徴的なのは「他人を変えるのは難しい(面倒くさい?(笑))から、自分が変わりましょう」ってことかな。
確かにそれは言える。
同じ間違いをしたとき言って判るヤツにならいくらでも言うけど、 言っても判らないヤツに対して判るまで言い続けるのはハッキリ言って時間のムダだと思う。
(お、ちょっと過激な意見(笑))
ついつい「間違っているなら正してやるのが人として親切」なんていう考えに取り付かれてしまいがちだけど、それにも限度があるもんねえ。
だとしたら、判らないヤツは「判らない」とした上で、それでも大丈夫なように自分のほうの仕様を変えて行動した方が効率もいいし、 ストレスも少なくて済むってこと多いと思う。
プライベートな友人だったらまだ性格も好みも判ってるし自分と似た部分があるから対応しやすいけど、 会社みたいな自分では付き合う相手を選択出来ない場所ではどんな人が目の前に現れるか判らないものね。
だとしたら、あまりにも自分の考えに固執するよりも相手に合わせつつ、 その中で自分の要求を何気な~く通すすべを身につけた方が効率的だと思う。
まあ、これが言うよりも難しいから大変なんだけどね^^;

ただ、全体的な印象としては「判る、判る」という感じだったけど、けっこう事例が多いので段々「物わかりが良すぎませんか?」 とも思えてきてしまった。
う~ん、読者というのは我が儘なものだ(笑)


<関連サイト>
「R's factory」(ご本人のWebサイト)
「きたみりゅうじのブルルンバイク日記」Clubman web内連載4コママンガ)

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