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2006/02/18

TV:「美の巨人たち」<カール・ラーション:私の家>

今日の「美の巨人たち」 (テレビ東京)で私が大好きなスウェーデンの国民的画家、 カール・ラーション(Carl Lasson)が取り上げられていた。
相変わらず優しさと暖かさと家族への愛情に溢れた絵ばかりで、TVの画面で見ただけなのに何だか嬉しくなってしまった。

ラーションを初めて知ったのは'94年(12年前!)に東京都庭園美術館で開催された展覧会。
山手線に乗っているときに車内に貼ってあった展覧会の広告を見て一目惚れ。
もともとこういうアウトラインがハッキリしていて、きれいな色彩のイラストっぽい可愛らしい絵が好きなので、まともに私のストライクゾーンだったのだ。
(その時に広告に載っていた絵は この「CrayFishing(ザリガニ釣り)」という絵
で、ワクワクしながら展覧会に行ってみたら、実物は想像していた何倍も素敵な作品ばかり!
ホントにトリコになってしまった。
会場が庭園美術館だったのも良かったんだろうなあ。
あのこぢんまりとした温かい雰囲気を持つ美しい美術館の中に、家族とスウェーデンの自然を愛したラーションの作品がピッタリ合っていてとても素晴らしい展覧会だった。
(それ以来、庭園美術館も大好きな場所になったし、その展覧会の時にミュージアムショップで買った展覧会のプログラムは私の宝物です♪)

その後しばらくラーションを見る機会がなかったんだけど、次に本物に会えたのは数年後に訪れたLondonだった。
「Victria & Albert Museum」 でラーションの展覧会をやっていたのだ。
もちろん「ラーション展」をやっていたからLondonに行ったわけじゃないし、それどころか美術館に行くまで開催されているのを全く知らなかったので、入り口でやっているのを知った私は狂喜乱舞(大げさ(笑))。
その後「ここを見たら○○で買い物しよう」とか何か予定を入れていたはずなんだけど、午後の早い時間に入館したまま夕方かなり遅くまでそこで幸せな時間を過ごしたのだった。
だって、次にあんな規模の展覧会を見る機会は二度とないかも知れない、と思ったから。
人が少なかったこともあって、隅から隅までじっくり鑑賞してきた。
展示されていた作品数も多かったし、しかもこのときはさすがバカでかい(笑)イギリスの美術館だけあって展示室の中に「私の家」の一部がそのまま再現されている部屋まであってすごく楽しかった!
ホントに「ここに住みたい!」と思ったくらい幸せな時間だった(笑)
(いや、実際には住んだらムチャクチャ怖そうだけどね~^^;「V&A」では一度誰もいない場所で迷子になりそうになったことがあって、あのときはマジ泣きそうだった(汗)もちろん「V&A」もす~っごく大好きな美術館なんだけど、イギリスの古い建物は本当に何か出てきそうで凄く怖い)

ラーションの絵ってあまり日本で知られていないようで画集とかも殆ど洋書しかないのが残念。
日本人好みの絵だと思うんだけどなあ。
今日の番組によるとラーションも日本のことが大好きだったらしいし。

Carl and Karin Larsson:
Creators of the Swedish Style

Michael Snodin
Elisabet Stavenow-Hidemark
0821227130
Carl Larsson
(Portfolio (Taschen))

Carl Larsson
3822834610
Die Larssons
Carl Larsson
3784527310

この番組をきっかけにラーション・ファンが増えてまた展覧会をやって貰えたら嬉しいなあ♪
皆さん、生のラーションはいいですよ~(^^)


<参考サイト>
The offical homepage of the artist Carl Larsson

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