高田崇史/QED 竹取伝説
QED 竹取伝説
高田 崇史
内容(「BOOK」データベースより)
“鷹群山の笹姫様は…滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた”。不吉な“手毬唄”が残る、奥多摩は織部村。 この村で、まるで唄をなぞったような殺人事件が発生。崇は、事件の本質を解き明かすべく、「竹取物語」の真実から「かぐや姫」 の正体にまで迫る。まさに「QED」の真骨頂。
第…何弾なのかは判らないけど(笑)、取りあえず「QED」シリーズ。
今回はタイトル通り「竹取物語」を中心にした物語。
蘊蓄(?)の部分は相変わらずすごい勢いでタタルが喋るので、物語の半分以上は「ふ~ん…」
って感じで読み飛ばしてしまった^^;
だって、「A、つまりBだ」って内容がかなり多いんだけど、その『つまり』がどこから出てくるのか判らないんだもん。
すごく当たり前に話が流れていくので「え、それって常識なんですか?」ってビックリすることたくさんあった。
でも、まあ、それがこの本の特徴なのであまり気にせず読み進むのであった(笑)
でも今回はその蘊蓄と事件の関係性のリンク、それと事件へのタタルたちの絡み方がちょうどよかった。
事件の動機も今まで読んだシリーズの中では、まあ納得しやすい設定だったし。
推理小説としてまあまあ面白い作品だったかな。
しかし、文字を目で追って読んでいても何が書いてあるのか「???」な部分ばっかりなのに、あんな話をただ聴いているだけで (しかもお酒を飲みながら!)理解しちゃう奈々や小松崎ってスゴイと思う(笑)
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