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2006年5月の11件の記事

2006/05/31

「大人年齢診断」をやってみた

『magnolia~日々是好日』 さんのエントリー経由で 「大人年齢診断」なるものを発見。
早速やってみた。

朝日放送 『はじめちゃん~あなたの大人年齢は?~』

結果、実年齢より10歳以上若かった(笑)
確かにずっと小さい頃から自分で行動するよりも、本とかTVとか最近だったらネットとか、ヴァーチャルな世界のほうが身近で、 その中で見たり聞いたり読んだりした知識だけで今まで来てしまったため年齢に比べて経験値が不足しているというのは本人も自覚しているところ。
だからこの結果に驚きはしないけど、ここまで実年齢とギャップがあるとさすがに「大丈夫か、私^^;」って感じになるなあ…。
でも、今更頑張って経験値を上げようって気にもならないんだけどね。
実際それでなんとかやってこれてしまうのも現実だったりするわけだし。
人生、ちょっとした知識と想像力があれば大抵のことはなんとかなるものです(笑)

この企画、単純に「いくつチェックされたか」で決めるんじゃなくて、 質問ごとにレベル設定がしてあってそれぞれのレベル値×チェック数とかで計算するようになっていた方がより説得力があると思うけど。
まあ、元がバラエティ番組のネタみたいなので、このくらいがちょうどいいのかな。
それにしては質問内容が偏ってなくていろんな分野に渡っていたのは好感が持てる。

ところで私、この質問の中の「入院したこと」「手術したこと」「救急車で運ばれたこと」「失神したこと」はあるけど、 骨折とか捻挫は生まれてこのかたしたことがない。
これ、ちょっと自慢(笑)
あ、突き指も経験ナシです。
これは多分に「運動が苦手だし、嫌いなのでそんなに真剣に運動したことない」ということも関係していると思うけど、その割に関節(?) が柔軟だというのもあるのかも。
例えば、私は歩くのもヘタなので3cmくらいのヒールの靴でもよく歩いてる途中に踵が靴から落ちちゃうことがあるんだけど(笑) そんなときでも特に足首を痛めたことはないし、 歩いている途中で躓いたり滑ったりしてバランスを崩してもけっこう踏ん張れるので転ぶことも滅多にない。
と言っても、特に骨にいいことをしているわけではないので、実は単に「運が良かった」だけかも知れない。
くしゃみして初骨折なんてことにならないうちに、そろそろ骨粗鬆症対策を考えたほうがいいのかな。

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2006/05/29

【訃報】米原万里さん死去

リンク: @nifty:NEWS@nifty:作家・ 米原万里さん急死…56歳、卵巣がんで(夕刊フジ).

会社でWebをチェックしていてニュースを発見。
驚いた。思わず「ウソ!」と声に出してしまった。

『魔女の1ダース』で初めて著作を読んで以来、文庫になると必ず買って読む数少ないエッセイストの一人だった。
もうあの、どこに転がっていくか判らない鮮やかな展開のエッセイ、 特に少女時代を過ごしたチェコや通訳として何度も訪れたロシアなどあまり日本人に馴染みのない国に対する愛情溢れる、 それでいて冷静な視点から描き出されるエピソードが新しく書かれることはないのかと思うととても寂しい。

近作を追いかけていたわけではないけれど、 どの作品を読んでも食いしん坊で好奇心旺盛で仕事にも遊びにも前向きで人一倍お元気そうな様子しか伝わって来なかったし、 何よりまだまだお若かったから、こんなに急にお亡くなりになってしまうなんて思ってもいなかった。
もしかしたらご本人が一番驚かれているのかもしれない。

まだまだやりたいこと、やり残したことがあっただろうに…。

ご冥福をお祈りします。

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2006/05/27

辻原登/花はさくら木

花はさくら木
辻原 登
4022501790

内容(「MARC」データベースより)
江戸時代中期・宝暦11年。京・大坂を舞台に、即位前の智子内親王(後桜町天皇)、権謀術数の田沼意次が活躍する。人・歴史・ 地理があやなす華麗な恋と冒険の時代小説。『朝日新聞』連載を単行本化。

著者の辻原氏の作品は 『遊動亭円木』しか読んだことないけど、それがすごく面白かった(というか私好みだった)し、 あらすじにあるように後の女帝を題材にした歴史小説という設定も面白そうだった。
しかも図書館に予約してから随分待たされたし、 私の後もまだかなり予約の順番待ちがいるらしい人気作のようだったので楽しみにしていたんだけど…残念ながら今ひとつだった。

決して退屈だったりつまらなかったりしたわけではないんだけど、 あまりにも話が膨らみすぎてしまったため全体像が非常に曖昧になってしまい、けっこう長編なのに読み終わったあとに「終わった~!」 っていう達成感がなかった。

物語は即位前の智子内親王(後桜町天皇)と朝廷の話、幕府の要・田沼意次と大阪豪商との駆け引き、 大阪の水運を取り仕切る北風組の娘として育てられた美女・菊姫の出生の秘密や、彼女と田沼の有能な部下・ 青井三保の恋の行方などなど様々な要素が絡み合って進んでいくんだけど、 話が進むにつれていろんな要素が入り組みすぎてだんだん焦点がぼやけてきてしまった感じ。
冒頭の智子内親王と菊姫が御所の庭の堀割を舟で登場するシーンや、 青井が密命を運ぶ闇飛脚を急襲しその通信文の不思議な内容が明かされるあたりはすごく印象的で面白くなりそうな気配が濃厚だったんだけど。

特に最初は二人並んで登場した智子と菊姫だけど、 だんだん菊姫のほうの比重が大きくなって智子の印象が薄くなっていってしまったのは期待はずれだったなあ。
どちらかというと私はこののち女帝として生きることになる若く美しく聡明な内親王がその前夜何を考えていたのかについてもっと言及してくれるのを楽しみにしていたので。
しかも、そうやって智子を脇に押しのけてまで描いていった田沼側と北風組の対決の結末もなんだかあっけなかったし…。

登場人物はそれぞれ魅力的だし(特に田沼意次の設定はカッコよかった!)、エピソードも印象的なものが多かったんだけど、 それぞれバラバラに点在している感じで散漫な印象になってしまったのが残念。
「恋」の話と「政治」の話二本立てで行くよりも、 どちらか片方にもっと重点を置いてその中のエピソードとしてもう片方を扱ったほうがよかったのでは。

あと、会話の部分、それぞれの立場ごとにもう少し言葉遣いに変化をつけた方がよかったと思う。
例えば御所の中の人は御所言葉を使うとか。
平易な会話文で読みやすかったけど、その分立場や身分の違いみたいなものの表現も平坦になってしまった部分あるんじゃないかな。


<もしよかったら他の作品の感想もどうぞ>
『遊動亭円木』

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2006/05/24

伊坂幸太郎/陽気なギャングの日常と襲撃

陽気なギャングの日常と襲撃
伊坂 幸太郎
4396208138

内容(「BOOK」データベースより)
人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計” の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。 そして天才スリの久遠は殴打される中年男に― 史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、 華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」 と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、 伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の 「陽気なギャング」ここに待望の復活。

現在映画公開中の『陽気なギャングが地球を回す』の続編。

ちょっと前にTVのブックランキングか何かで見て出たのを知って「買わなくちゃ!」と思ったんだけど、 しばらく本屋から足が遠のいているうちにすっかり忘れていた^^;
一昨日たまたま別の本を買いにジュンク堂に行ったので、ついでに新刊のコーナーに寄ったら一番目立つところにバン!バン! と平積みになっていたので思わず購入。
で、久しぶりの一気読み。

映画が公開されたこのタイミングでの出版だったし、続編ってどうなのよ、とちょっと不安もあったりしたんだけど、失礼しました。 杞憂でした。
面白かった~♪
私はやっぱりこのシリーズ、好きだなあ。
(っていうほど伊坂作品読んでないけど^^;)

軽妙でリズムがあって荒唐無稽で大胆でスピーディー、それでいて緻密で繊細でトリッキー。
読んでいるとどれもが伏線に繋がる鍵みたいな気がしてしまって、すごくいろんなことを意識しながら読んでしまった。
結局その場面にしか出てこないのに変に詳細に書いてある部分があったりして、「絶対わざとだよ~」と思いつつもそれが何故か嬉しかったり (笑)

オチはもっと弾けてるのかと思ったんだけど、思っていたよりも大人しい感じだったかな。
嫌いではないけどね。
行方が判らなくなってしまった2人組についてもう一絡みあってもよかったかも。

あとがきによると元々はそれぞれ8つの短篇になる予定で書き進めていたのを、 毎回主人公を変えて4つ書き終わった時点で急遽変更してその後の4つ分をまとめて前の短篇それぞれに繋がる長編として書いた、とのこと。
確かにそれぞれの短篇とその後の長編の内容や登場人物がキレイにリンクしていて効果的だったし、 それに何よりあの作品の大きな魅力はあの4人の噛み合ってるんだかいないんだかよく判らない会話の楽しさだと思っているので後半を4人まとめて長編にしてくれた判断は正しい、 と私は思うな。
それから、前作では今ひとつピントが合わなかった雪子のキャラクターが今作でようやく理解できた気がする。
それは雪子が一人で出てくる短篇パートがあったから。
もちろん雪子以外の3人のキャラクターもその短篇パートのおかげで前作以上にクッキリと輪郭を思い描くことが出来たわけで、 そう考えるともしかしたらあの構成は一番いい形だったのかも。
それは伊坂氏にとっては偶然の産物だったのかもしれないけど、そういうものを自然に引き寄せてしまう力こそが「才能」 なのかもね~と思ってみたり。

いずれにしても楽しい作品が読めてよかった。
これをきっかけに本を読むスピードが戻ってくれればいいんだけど。
映画も…ちょっと不安だけど(笑)見ておこうかな。


<前作の感想ももしよかったらどうぞ>
『陽気なギャングが地球を回す』
※本の感想ログ置き場の別ブログ(FC2)へ飛びます。


■映画:『陽気なギャングが地球を回す』 公式サイト

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2006/05/21

しばらくエントリーを書かずにいたら

長文を書くための思考法を忘れてしまった感じ(笑)
何をしても何を見ても自分の中をスルーッと通り抜けてしまう。
何かを投げかけられればそれに対する反応は出来るんだけど、自分の中から沸いてくるものがない感覚。

体調とか精神的な問題かな。
考えてみれば毎年この時期はこんな調子。(毎年連休明けると「五月病」になってしまうのだ^^;)
特に今年は5月もずっと天気が悪かったからちょっと長引いているのかも。

まあ、ブログを書くのは仕事じゃないから、やりたくない(出来ない)ならやらなきゃいいだけなんだけどね。
(それどころか最近「仕事」も、やりたくなくて、しかもその場でやらなくていい状況なら「やらない」という選択肢選びがちな私…(笑))
ただ、だからといって何も書かないでいるとホントにそのまま書けなくなりそうな気もするので、 そこまで行く前に軽くストレッチ程度のエントリーは入れておこうかなということで取りあえず投稿。

スミマセン、こんな内容で…^^;>わざわざ訪問して下さった方々

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2006/05/16

久々にCDを買ったよ

Def Techの『Catch The Wave』をようやく購入。
2枚組なのに1,980円だった。
日本のCDってこんなに安かったっけ?
まあ、安い分にはありがたいことだからいいんだけど。

それとJames Blunt の『back to bedlam』とDaniel Powter の『Daniel Powter』 。
こっちは2枚とも初めて買うミュージシャン。
CDショップの店頭でオススメになっていたので買ったんだけど…どうでしょう。
少なくともDef Tech的なミュージシャンじゃないことは確かみたい(笑)
う~ん、あんまり通勤向きではないのかな~?

iPodに曲を追加するのも久々だったので、一瞬悩む。
相変わらずiTuneからiPodに曲を移動することが上手くできない~っ!
iTuneには入れておきたいけど、iPodには入れたくない場合はどうしたらいいの???
(1年以上も使っててこんなこと言ってる私って…^^;)

Catch The Wave
Def Tech
B000E5KOGQ

バック・トゥ・ベッドラム
(初回限定スペシャル・プライス)
ジェイムス・ブラント
B000BR2MD0
ダニエル・パウター
(初回限定スペシャル・プライス)
ダニエル・パウター
B000E6G1FS

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2006/05/13

鯨統一郎/ミステリアス学園

ミステリアス学園
鯨統 一郎
4334740472

内容(「BOOK」データベースより)
ミステリアス学園ミステリ研究会、略して「ミスミス研」。ミステリは松本清張の『砂の器』しか読んだことがない、新入部員・ 湾田乱人が巻き込まれる怪事件の数々。なぜか人が死んでいく。「密室」「アリバイ」「嵐の山荘」…。 仲間からのミステリ講義で知識を得て、 湾田が辿り着く前代未聞の結末とは!?この一冊で本格ミステリがよくわかる―鯨流超絶ミステリ。

読み終わってから時間が経ってしまっているのでちょっと感想が曖昧な感じなんだけど…^^;、でも面白かった。
鯨氏のいつもの人を喰ったような作風がそのまま継承された作品。

「本格ミステリの定義」、「トリック」、「嵐の山荘」、「密室講義」、「アリバイ講義」、「ダイイイング・メッセージ講義」 の6編の中でミスミス研のメンバーが一人また一人と死んでいく。
その怪事件をミステリ作品は『砂の器』しか読んだことのないミスミス研の新入部員・湾田乱人が解決していく。
そして最終話「意外な犯人」が示す真の犯人像とは…?

各編の中でミスミス研のメンバー(特に乱人と同じ新入部員ながらミステリに詳しい亜矢花)が何も知らない乱人に教える、 という設定でミステリの歴史や概念、作品解説などを詳細に教えてくれるのも楽しいし(そこに書かれている作家数、作品数の多さったら!)、 その中で部員が一人ずつ死んでいくという怪事件が起こりそしてそれをミステリについては何も知らないはずの乱人が謎解きするのも面白いし、 それに何よりその事件が実は…という設定が鯨作品らしくて楽しかった。
それに加えてあの犯人像というのは…ミステリって「何でもアリ」なんだな~(笑)

私は面白くて楽しく読めればスタイルとかって殆ど拘らないタイプだけど、この作品に出てくるような「ガチガチの(?)」 ミステリ好きさんたちにとってはこういう作品ってどう思うんだろう?
作品そのものよりもそんなことに興味があったりして(笑)

それと、出来れば各編のタイトルを「~談義」とかで揃えたほうがよかったかも。

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2006/05/09

デザイン変更しました<Fly away…>

どこまでも遠くまで続いていきそうな草原と空、そしてそこを横切る一羽の燕が印象的な写真です。

flyaway

いつもお世話になっている写真素材サイト「NOION」さんで去年の秋くらい (もっと前だったかな?)に見つけて、ずぅっと「いつか使うぞ!」とキープして置いたお気に入りの一枚です。
今の季節に合うかな~と思って、満を持して(笑)使ってみました。
(残念ながら現在は配布されていないようです)

今回のデザインで工夫したのは、 ちょうど文字が載る部分に燕がいたり画面下の緑の部分がけっこう濃い色だったりするので読みにくくなるのをどうしたら回避できるか、 というところ。
CSSで背景を半透明にする「filter: alpha(***);」とかっていうワザがあるのは知っていたのですが、いかんせんこれはIE専用。
それ以外のブラウザでは機能しないのはちょっとね~と思って、画像そのものの色を調整したりしていたのですが、先日ふと他のブラウザでも (多分)大丈夫な方法に気が付いたのでやってみたらなんとかいけそうだったので公開してみました。
(昨日「browsershots」 でチェックしてみたところ、Mac+safariではOKでした)
この方法についてはカスタマイズのほうのブログで近いうちに説明記事を書く予定です。
(と、出し惜しみするほどのことでもないんですけどね。実は(笑))

背景以外はほとんど画像を使っていないのでシンプルに見えるかもしれませんが(そんなことない?^^;)、 今回もかなりCSSを足したり引いたりしています。
あまりにもいじりすぎているので自分でも「どこをどうしたらココがこうなったのか判らない…」という部分があったりして(笑)
使っているうちに不具合が出るかも知れませんので何かありましたらご連絡下さいませ。

背景画像以外の素材(サイドバーのアイコン)は「IMAGE」さんからお借りしました。

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2006/05/07

帰京しました

先ほど東京に戻ってきました。
ネットなし生活は約4日くらいだったのですがたったそれだけでも「ない」状態がデフォルトになってしまったのか、 帰ってきてネットに繋いでも何をすればいいのか一瞬判らない感じ。
「あれ?私ってネットで普段何してたっけ?」的な感覚になってます^^;
一応ダラダラとお気に入りを巡って歩いたりしているのですが。

この間「ネットに繋がらないと不安」って書いたこともあったように「あって当然の場所でない状態になるのは困る」けど、 「なくて当たり前の場所にならばなくてもOK」ってことかな。
少なくとも全ての場所で「生活必需品」ではないのかも。
でも、これでモバイルでネット環境を持ち歩くようになったらまた変わるんだろうな~。

休みに入る前は、「帰ってきたらブログのデザインを替えよう」と思っていたのだけど(そしてある程度作り込んでもいた)、 取りあえず今はやる気がしないので^^;またヒマを見て完成形に持っていきたいと思ってます。
多分次の週末くらいまでには調子が戻るのではないかと。

「不在にする」旨を書いた一つ前の記事は予告通り削除しました。
コメントを頂いていた涼さん、くまさん、ごめんなさい。
お気遣いありがとうございました(^^)
ゆっくり休めましたがゴロゴロしてばかりいたら、腰が痛くなってしまいました^^;
何ごとも「ほどほど」が大事ですね(笑)

尚、コメント・TBの承認制も解除して今まで通りの運用に戻しましたので、宜しくお願いします。

 

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2006/05/03

服部まゆみ/レオナルドのユダ

レオナルドのユダ
服部 まゆみ
4041785065

内容(「BOOK」データベースより)
神に選ばれし万能の天才―画家にして彫刻家、科学者、医師、音楽家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチ。 気高く優雅な魅力を放つ彼の周りには、様々な人々が集っていた。貴族の跡取り息子でありながら、 レオナルドに魅せられて画房の弟子となったフランチェスコ。絶世の美青年だが、傍若無人なふるまいで周囲を混乱させるサライ。そして、 レオナルドの才能を決して認めようとしない毒舌の人文学者パーオロ。天才レオナルドの魅力を真摯に描き、彼が遺した『モナ・リザ』 の謎に迫る、著者渾身の歴史ミステリー。

「ダ・ヴィンチ・コード」の映画公開を控えて本屋の平台は関連(?)本が花盛り。
これもその中の1冊、なのかな?

服部まゆみさんの作品は以前『ハムレット狂詩曲』(読了)と『一八八八切り裂きジャック』(途中で挫折^^;) を読んだことがあるんだけど、どちらも長編で描写があまりにも丁寧すぎてなかなか物語の核心部分が見えてこない作風に苦手意識があった。
この作品もタイトルには惹かれるものがあって毎回手に取るんだけど、そうするとこの苦手意識が頭に蘇って「やっぱり…」 と元に戻すのを何度かやった末にようやく購入、読了した。

…やっぱり読みにくかった^^;
文章はそうでもないんだけどね~…「話が長いっ!」と思ってしまうんだよねえ。

物語は貴族の子弟に生まれながら、ダ・ヴィンチの弟子となったフランチェスコ・メルツィと彼に仕える従僕・ジャンを中心にダ・ ヴィンチの後半生を描く、といった構成。
殆どの部分はダ・ヴィンチの功績と人間的な素晴らしさ、才能などの描写に費やされ、 それに加えて家柄も教養も美貌さえも兼ね備えたフランチェスコがダ・ヴィンチの愛弟子として大切に扱われていく様子を、 その同じ場所にいながら立場の違いによって同等の扱いを受けることが叶わない日々の中で少しずつ変質していくジャンの視点で描かれている。

とにかく、あまりにも情報量が多すぎる。
ダ・ヴィンチその人を描きたかったのか、フランチェスコとジャンの関係を描きたかったのか、時代を描きたかったのか、 彼の作品に隠された謎を描きたかったのか…。
あまりにも詳細な事柄まで書き込みすぎているので、読んでいる方は(物語にとって) 何が重要で何が重要じゃないか判断するのがすごく難しくて非常に疲れた。
しかも、ずっとジャンの視点のまま行くのかと思ったら、途中でいきなりダ・ ヴィンチを一方的に憎んでいるパーオロとかいう数学者視点に入れ替わってしまうのも、ちょっと違和感。
まあ、結局ジャンもフランチェスコ同様賛美の目でしかダ・ヴィンチを見ていなかったわけだから、 それとは別の視点を取り入れようと思ったのかも知れないけどどちらにしても両極端で共感は出来なかったな。

作品紹介には「歴史ミステリー」と書いてあって、もしかしたら著者もそのつもりで書いたのかもしれないけど、 謎が謎として提示されるのは最後のほんの一瞬だけだった。
(考え方によっては、ずっと「謎」であったけれども誰も気付かなかったってことかも。でも、それって「ミステリー」なの?)
内容は常に取り沙汰される「あれは誰だったのか」という問題に関することで、それ自体は「ああ、なるほど」と思う推論ではあるのだけれど、 それを提出するタイミングというか方法論や結末が非常に唐突で曖昧なので、 かなり長い物語を読んだわりには物足りなさだけが残ったような気がする。

もっと登場人物や、時間、場所をを絞って全てがその謎に集約されるように書いていった方が、面白かったんじゃないのかな。


ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
4042955037
ダ・ヴィンチ・コード(中)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
4042955045
ダ・ヴィンチ・コード(下)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
4042955053
ハムレット狂詩曲
服部 まゆみ
4334730817
一八八八切り裂きジャック
服部 まゆみ
4041785057

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2006/05/01

一刀/バカ日本地図-全国のバカが考えた脳内列島MAP

バカ日本地図―全国のバカが考えた脳内列島MAP
一刀
4774121258

出版社/著者からの内容紹介

「鳥取と取鳥、 どっちが正しいかわからない」 「名古屋は県名だと思っていた」「富山は山だと思っていた」
 ……こういったバカたちの脳内地図をかきあつめてつくったのがこのバカ日本地図。
 ウェブサイト「借力」がはじめた「バカが思い描いている日本地図をつくる」プロジェクトがついに書籍化です。 書籍版ではバカ日本地図の誕生から最終形態までの変遷地図、ユーザーの勝手な脳内日本地図投稿を多数収録。

「借力(しゃくりき)」 というサイトで募集した投稿を元に作った 「バカが思い描いている日本地図」をその詳細な経過も含めて本にしたものだそうで。
「借力」自体、これを読むまで全然知らなかったんだけど、このサイト…スゴイ。
会社でちょっと覗いたら、 『バカ日本語辞典』の「親子水入らず」読んだだけで腹筋が攣りそうになってしまった(笑)
いや~、ネットの中には私の知らないスゴイサイトがまだまだあるんだなあ。

んで、本のほうだけど。
説明は不要!とにかく読んで(見て)下さい!って感じ。

第1回から「『群馬・栃木・茨城は違いがわからない』というコメントにより、全部茨城になりました。」…。
いきなり、私の出身地がなくなってしまいました(笑)
「違いが判らない」なら「全部栃木」でもいいじゃないのよ~っ!(と叫んでみる)
と言いつつ、栃木の認知度ってそんな感じかな、って納得していたりもするんだけど(笑)
(最後にはそこも『さいたま(←ひらがな)』に吸収されてしまうのであった(泣))

私は関東出身(あ、栃木は関東ですよ。東北ではありません^^;)だし、仕事の関係もあって関東以北の県名は大体判る。
でも、静岡、愛知を過ぎるとかなり怪しいかな。
この本の冒頭にある「鳥取と島根、どっちが東?」なんて、全然判らない…というか、考えたこともないなあ、そういえば。

だんだん回を重ねると「思い描いている」よりも「ネタ」度が上がっている感じがしてくるけど…それでも楽しめた。
サイトでも同じものが見られるみたいだけど、私は本を先に読んだ(見た)せいかこっちの方が楽しめるかな。
何よりみんなで楽しめそうだし。
会社持っていってみんなに見せてやろうっと♪

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