« 「篤姫」の配役決定 | トップページ | 広瀬仁紀/新選組風雲録 洛中編 »

2006/09/09

朝松健/東山殿御庭

東山殿御庭
朝松 健
4062134829

内容(「BOOK」データベースより)
普請現場に妖かしが出る―呼び出された一休と森は絵図面の謎を解いたのだが、ある日、一休が住む草庵を訪れた管領が見たのは…。2005年日本推理作家協会賞短篇部門候補の表題作ほか、「ぬばたま一休」連作集。

有名な一休和尚を主人公に、彼が出会う様々な怪異・あやかしとの闘いを描いたホラー短篇集。
表題作の他「尊氏膏」「邪笑う(わらう)闇」「甤(ずい)」「應仁黄泉圖」の5編を収録。

初めて読む作家さんの作品。
「ホラー」だというのでちょっとビクビクしながら読み始めたんだけど、意外にスルスル読み終わった。
確かにかなりグロテスクな表現が出てくる場面もあるんだけど(特に「尊氏膏」と「甤(ずい)」は怖かった(汗))それでも途中で読めなくなってしまうとか不快になることはなかった。
多分それはしつこくなくて淡々とした、そして端正な文章の持つ力ではないかと思う。

主役の一休宗純は思ったよりも大人しい感じ。
もっと強烈なキャラクターであってもよかったかも。
ただ、その分全体的に落ち着いた雰囲気でまとまっていて読みやすい作品に仕上がっていた部分もあると思うので、このバランスが難しいのかも知れないな。

長谷川等伯の「烏鷺図(うろず)」をモチーフにしたシンプルな装丁が内容にマッチしていて素敵。


【関連サイト】
UNCLE DAGON TEMPLE(朝松健氏公式サイト)

|

« 「篤姫」の配役決定 | トップページ | 広瀬仁紀/新選組風雲録 洛中編 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

読了本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29699/11820578

この記事へのトラックバック一覧です: 朝松健/東山殿御庭:

« 「篤姫」の配役決定 | トップページ | 広瀬仁紀/新選組風雲録 洛中編 »