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2006/10/15

有栖川有栖/山伏地蔵坊の放浪

山伏地蔵坊の放浪
有栖川 有栖
4488414044

内容(「BOOK」データベースより)
地蔵坊先生お気に入りのカクテル『さすらい人の夢』の二杯目が空く頃、物語は始まる。土曜の定例会で山伏の先生が聞かせてくれる体験談ときたら、ローカル線の犯人消失、崖に住む新興宗教家の死、トリュフに端を発する真夏日の事件、雪と共に降って湧いた博士邸の怪など、揃いも揃って殺人譚。ことごとく真相を看破したという地蔵坊が、名探偵行脚さながらの見聞を語る七話を収録。

ある小都市にあるバー「えいぷりる」に毎週土曜日の夜に集まる常連客に、地蔵坊と名乗る山伏が修行の旅の途中で遭遇した事件を話して聞かせる…という設定の短篇ミステリー集。
「ローカル線とシンデレラ」「仮装パーティの館」「崖の教祖」「毒の晩餐会」「死ぬ時はひとり」「割れたガラス窓」「天馬博士の昇天」の7編を収録。

常に正装(?)したまま町中を歩いてバーにやってくる山伏という何とも人を喰った設定の語り手がまず印象的。
その外見の怪しさ同様話す内容もかなり非日常的で「ホントの話?」といった感じの設定ばかり。
また、それを聞く側の「えいぷりる」に集まる面々も全て真実として真剣に受け止めているというよりは、毎週土曜日夜の集会の「座興」といった反応を言動の端々に垣間見せている。
(最後の方は黙って最後まで聞いてるのに飽き足らなくなって、みんなで推理までし始めていたし(笑))
このあたりの「ゆる~い」感じが私は好きだったな。

この本、東京創元社の「スキマ時間活用術~短篇集フェア~」のなかの1冊だったんだけど、まさに

電車の移動時間、約束までの待ち時間、寝る前のひととき――そんなちょっとした”スキマ時間”を埋めるのに最適な短編集

だった。
どの事件でも1人ずつ人が殺されちゃうような作品だけど全然重くならずに読めるので(それがいいか悪いかはまた別問題だけど^^;)、通勤のお供におすすめです。

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