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2006/12/09

縄田一男 編/大奥華伝

大奥華伝―歴史・時代アンソロジー
縄田 一男
4043671040

出版社/著者からの内容紹介
華麗なる「大奥」の世界を、歴史時代小説の名手7人が競演!
杉本苑子「春日局」、海音寺潮五郎「お万の方旋風」「矢島の局の明暗」、山田風太郎「元禄おさめの方」、平岩弓枝「絵島の恋」、笹沢佐保「女人は二度死ぬ」、松本清張「天保の初もの」、永井路子「天璋院」を収録。

「大奥」というと『将軍の寵を争う女たちの壮絶な争い』みたいなイメージがまずあるので、そんな内容かと思って読み始めたんだけど…。
何だか随分、あっさりな感じ。

確かに「大奥」に関係してはいるものの、上に書いたような「その内部での人間関係」の話はあまりなかったし、あったとしても特にドロドロしてるって感じでもなく…。
中には「大奥の中にいる人」は確かに出てくるものの物語の本筋には特に関係ないのでは、といった感じの作品まであったりして…。
多分、作品自体が悪いのではなく、選び方が上手くないんじゃないかと…^^;

そんな中、面白かったのは山田風太郎の「元禄おさめの方」。
五代将軍 綱吉の側用人 柳沢吉保の愛妾・おさめの方を中心に、綱吉、吉保、綱吉の参謀 隆光、吉保のもう一人の愛妾 正親町町子の4人がそれぞれの思いを独白する、という構成の小説。
天下の悪法と言われる「生類憐れみの令」を綱吉側の視点で描いた部分は、かなり斬新な切り口で興味深かった。
といっても、この作品も「おさめの方は元々大奥にいた」ってこと以外は、殆ど大奥には関係ないあたり、ちょっとどうなのよと思うけど。

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