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2007/02/28

平林幸恵/夢縁坂骨董店

夢縁坂骨董店―あなたの願望、見届けます。
平林 幸恵
4062132443

内容(「BOOK」データベースより)
あなたの願望見届けます。神秘の骨董店を舞台にした物語。「死神の砂時計」「ヒトラーの剣」「千姫の金鋏」「琥珀の月」の4話を収録。

普通の小説だと思って読み始めたら、読んでいるうちに文章が時々「ト書き」みたいな書き方になる部分があるのに気が付いた。
例えば「驚いて振り向く○○子。」みたいな感じ。
あまり小説ではない書き方だよね。
あと、時制が現在形(「○○子、ドアを開ける。」)だったりとか。
すごく違和感があったので「何だろう?」と思って検索してみたら、どうやら一昨年の10月に放送された連続TVドラマを脚本家本人がノベライズした作品だったみたい。
なるほど。

でも、それにしてもかなり中途半端な書き方だと思う。
全編それで通してくれるなら「これはこういう作品だ」って納得できるけど、そうじゃなくて普通に小説「風」に書いてある部分もあったりするので全体的にすごく不安定な感じ。
それに書いてある内容が情景描写が主で登場人物の心理描写が殆どないことや、伏線と思われるものが(殆ど)なくてただ起きたことがベターッとフラットに書いてあるため盛り上がりが全く感じられなかった。
なんか物語そのものじゃなくて、「あらすじ」を読んだような読後感。

『死に迷っている人間だけが見つけられる骨董店を舞台に、そこを訪れる人々がそれぞれ手に取った不思議な品々によって自分の本当の「望み」に気付き、生きなおすきっかけを得る』という設定は面白いと思ったんだけどな。

この内容でもドラマになると面白くなるんだろうか?
まず「ドラマありき」の本だったのかもしれないけど、読む人全てがドラマと一緒に手に取るわけじゃないんだから、ちゃんと単独でも鑑賞に堪えるものを作るのがプロってものではないのでしょうか。

ちなみにドラマの公式サイトはこちら。
朝日放送 | 夢縁坂骨董店
土曜の深夜放送のドラマのわりにけっこう名の知られた役者さんが多く出演してるなあと思ったら、「企画協力 オスカープロモーション」の文字が…。
納得。

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毎月第一土曜日はパティオ十番で骨董市が開催される。懐かしいもの、というより博物館に訪れたかのような、珍しい物の数々を眺めているだけでも楽しかったりします。しかし、フリーマーケットと違って、需要があるものでないわけで、これは売れるのか…と若干疑問に思ったり...... [続きを読む]

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