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2007年4月の20件の記事

2007/04/30

自宅PC容量のスリム化にトライ

ここしばらく、自宅PCの動きがすごく遅いのが気になっていた。
ソフトを起動するのに時間がかかるくらいならまだ「こんなもんかな~」と思えるけど、ブログの記事を書いたりコメントを書いたりするのに書き込んだ文字を変換しようとしてもしばらく(3秒くらいかな)そのまま考え込んでしまうくらいになると「やっぱりちょっと変」だよね。

私のPCは「東芝 Dynabook T5/512CME」
2002年の夏くらいに買ったので、もうすぐ丸5年。
それまでPCは2年おきくらいに買い換えていたのを考えれば「よく保ってるなあ」と我ながら感心する長寿PC(笑)になっている。
使用目的はネットとメールが殆どなのでハードディスクにはまだ多少余裕があるんだけど、メモリがちょっと不足気味。
ホントはメモリを増設するのが先かもと思いつつ、取りあえず今回は手元で出来ることから…ということでWEBの情報などを元に設定の変更や不要ファイルの削除をしてPCファイルのスリム化をしてみた。

実行したのは、以下6点。

  1. 不要なアプリケーションの削除
    「コントロールパネル」内の「プログラムの追加と削除」で表示されるリストを確認して使用頻度が低いソフトをいくつかアンインストール。
  2. 常駐ソフトの停止
    タスクバーにけっこういろんなソフトが入っているので、不要なものはOFFに。
  3. 設定の変更
    XPの「テーマ」を設定しておくとメモリを喰うらしいので、テーマを止めてクラシックスタイルに変更した…んだけどやっぱり元に戻した。
    確かに、コレをやると動きが軽くなったような気がしたけど、見た目が変わってすごく違和感があったのだ(Win98に戻っただけなんだけどね)。
    やっぱり毎日見るものだから見た目は重要。
    その代わり壁紙の設定をなしにして、スタートメニューだけはクラシックスタイルに変更した。
  4. デスクトップの整理
    会社のPCほどではないけど、よく使うファイルとかついデスクトップに保存してしまうのでそれを削除したり、保存場所変えたり。
  5. ブラウザの設定の変更
    最近Firefoxを使っているんだけど、タスクマネージャーをチェックするとこれがけっこうメモリを喰っていることが判る。
    で、何か軽くできる方法はないかな…と考えてふと思いついたのが「アドオンを無効にする」こと。
    2つほど設定していたのをOFFにしたところ、これがけっこう効果大だった。
  6. ハードディスククリーンアップ用のソフトを使って不要ファイルを一気に削除。
    利用してみたのはフリーソフトの「そうじ小僧」
    削除したい種類のファイルにチェックを入れて実行するとどんどん削除してくれる。(途中でキャンセル出来ないので注意!)
    途中で一瞬止まってしまったのでちょっとドキドキしたけど何とか無事終了。
    結果、463ファイル、26867kbが削除出来た。

今回やった中で一番効果があった(ように思えた)のは2.と5.かな。
使い勝手がよくなる分、場所を取っているってことなのね。
「便利」と「リスク」は抱き合わせなんだな~、と実感。
これからソフトを入れるときは用途を考えて設定しよう。

このPCにはもうちょっと頑張って貰いたいのでこれからも定期的にお掃除して、具合が悪くなる前にメモリも増設しなくちゃね。

※「そうじ小僧」でファイルの削除してるとき、『人間の身体もココとココの脂肪(または肉)は不要ってチェックして実行すると消えちゃう、みたいなシステムがあったらいいのに…』と思いながら、コンビニで買ったバナナオムレットをパクついていた私…ダメじゃん!^^;

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2007/04/29

斎藤美奈子/趣味は読書。

趣味は読書。
斎藤 美奈子
4480423133

内容(「MARC」データベースより)
ベストセラーなのに読んでいる人が周りにほとんどいないのはなぜか? 今まで誰もが気づきながら口にしなかった出版界最大の謎に挑む。『月刊百科』に掲載したものに加筆修正し、書下ろしを加えた。

文庫本の帯には「あなたの代わりによみましょう!」。

みなさん気にはしつつも、時間とお金を割いてまでは読みたくないと口をそろえる。/それならば、と考えた。お忙しいみなさまにかわって、私がお読みいたしましょう。いわば「読書代行業」である。
(文庫版p11~12より引用)

というコンセプトの本。
1999年~2002年まで平凡社のPR誌『月刊百科』に掲載した連載に単行本化、文庫化されたときに追加された書き下ろし数点を加えた計49冊のベストセラー本の書評が収録されている。

この本を読んで一番印象に残ったのは実は本文に入る前の「まえがき」として書かれた『本、ないしは読書する人について』という文章の中にあった【読書する人は少数民族である】という章。
新聞社やNHKの調査結果をもとに「日本人がどれだけ本を読まないか」について具体的な数字を挙げて説明して、

もし日本が100人の村だったら、40人はまったく本を読まず、20人は読んでも月に1冊以下だ。

と結論付けている。
(実数にして500万~600万人くらいって…mixiの登録者数より少ないんですけど…^^;)

そうか、本読みはマイノリティだったのか(驚)
自分の生活の中では本を読むのは当然のことだったし、周囲でもみんな読んでいる(ような気がしていた)し、ネット上にも書評(感想文)サイト・ブログがたくさんあるのでみんな本を読んでいるのかと思っていたよ。

でも、それにしては本屋に行くと、とても600万人くらいでは読み切れそうもないくらい多様な種類の本が置いてあったりするんだよね。
この多様過ぎるところが本の長所であり、短所であるってことなのかな。

とはいえ、私は「どんな世の中になっても本は絶対なくならない」と思っていたりするので、あまり心配はしていないんだけどね。
(『本』という形態はもしかしたら変わっていくのかもしれないけど…)

その後も【読書界は他民族社会である】、【「善良な読者」が出版界を支えている】などの論の展開が興味深かった。

本論も各種のベストセラー本(といっても今からするとちょっと古め)をその内容、読みどころ、コンセプトまで簡潔に判りやすく解説されていている。
どれもきちんと冷静さを保った、でもちょっとイジワルな視点での論評が展開されていて楽しく読めた。
中には「この元本、読んでみようかな」と思えるものもいくつかあったり。

これからも年1回くらいでいいのでその年のベストセラー解説本(?)を出してくれると嬉しいんだけどなあ(笑)

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2007/04/28

三浦しをん/まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん
4163246703

内容(「BOOK」データベースより)
東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。

面白かったし、読みやすかった。
キャラクターも魅力的だった…でも、どうもこう「しっくりこない」読後感が残った。

私の個人的な好みで行けば、この主役2人に重いバックグラウンドはいらなかった。
お人好しでお節介やきな便利屋が、変人で有名だった高校の同級生と偶然再会。
今も変人を続けている彼に困惑しながらもなりゆきで一緒に仕事を始める…ってな感じで充分だったのでは?
この作品自体、基本的な部分はこんな雰囲気で進んでいるのに時々挿入される2人のトラウマとか過去の記憶がちょっと唐突でうまく両者が溶け合ってないように思えた。
と同時に「痛みを分け合わないと本当に解り合ったことにはならない」みたいな雰囲気がちょっとイヤ。

あと、最初のほうでやたらに「まほろ市」について詳細な情報を書いていたけど、その情報が物語の成立に影響を与えているとも思えなかった。
しかもあれだけ詳細な情報が書いてあるのに、「まほろ市」というのは都会なんだか、田舎なんだか、寂れているのか、賑わっているのか、結局印象が判然としなかったし。
(私の読解力の問題か?^^;)

主役2人をはじめとして登場人物が魅力的なこと、前の章で出てきた人物や人間関係がきちんと後の展開にも活かされているのは好感が持てた。
また主人公の職業に「便利屋」を選んだのも物語に広がりを与えるいい選択だったと思う。

映像化しやすそうな物語なので多田や行天のキャラに合う役者がいれば、ドラマ(または映画)化される日も遠くないかも。

第135回 直木賞受賞作

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渋谷で飲み会 & 「ブックファースト 渋谷店」

昨日、会社の飲み会があったのですご~く久しぶりに渋谷に行った。
渋谷は通勤の通り道なので平日はほぼ毎日通過してはいるけれど、滅多に途中下車はしない。
駅を出た途端に自分のペースで歩くのもままならないくらいのあの混雑振りにいつも閉口させられるから。
昨日も駅前のスクランブル交差点に辿り着くまでに既に疲れてしまい「もう帰っちゃおうかな~」と思うくらいだった^^;
それなのに昨日の場所は駅から道玄坂方向にしばらく歩いた場所。
覚悟を決めて一人でお店に向かったものの、歩きにくいし場所は判らないしで同じところを何度もグルグル回ってしまった(T_T)

探している途中で「ブックファースト 渋谷店」のそばに来たのでちょっと寄ってみた。

このお店、今年10月で閉店するらしい。

大型書店「ブックファースト渋谷店」が閉店へ-旗艦店は新宿へ

渋谷自体に滅多に寄りつかない私なので、この「ブックファースト」も殆ど利用したことがない。
せいぜいBunkamuraにお芝居や展覧会見に行ったときに時間に余裕があればちょっと寄る程度。
今までに5~6回くらいしか利用したことないんじゃないかな。
昨日も時間がなかったので2階の文芸書コーナーに直行して、文庫本を1冊だけ買ってすぐに出てきてしまった。
多分これが私のこのお店での最後の買い物になるのかなあ。
特に思い入れがあるお店ってことではないけど、こんなに大きな本屋さんが(他の場所に新規に店舗を構えるためとはいえ)閉店する、というニュースを耳にするのはやはり寂しく思う。

そんな寄り道をしていたおかげで飲み会の場所を探し当てたときには既に遅刻…。
頑張って行ったけど、昨日のお店は料理が少ないし、雰囲気も微妙だし、座敷なんだけど掘り炬燵形式じゃない上に寄りかかるところがないから座っていてすごく疲れたのでイマイチだった。
(幹事さん、ゴメンね^^;)
まあ、会費のことを考えるとそんなにいいところは予約できない事情もあるよね。
さらに会社の飲み会なんてのは料理や雰囲気云々よりも「参加することに意義がある」わけだから、最初からそんなに期待していたわけではないけどね。(←だったら言うな)

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2007/04/21

デザイン変更

左サイドバーをfloat:rightを使って一番右に持ってきてサイドバーを右2列に、更にその2列のmargin-topにマイナス値を設定して表示位置を上に上げる、というかなり強引なレイアウトにしてみました^^;
こういうのってCSS的にアリなんでしょうか?ちょっと不安…。
それ以外の色の設定などは前回のデザインと同じ。
背景も写真を右下に置いただけであとは白メインなのでパッと見はシンプルなデザインかも。

 

背景のフランス菊の写真は「ミントblue」さんからお借りしました。
いつもありがとうございます(^^)

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柳広司/百万のマルコ

百万のマルコ
柳 広司
4488463045

内容(東京創元社Webサイト内より引用)
黄金が溢れる島ジパングで、大冒険の末、黄金を捨てることで莫大な黄金を手に入れた――。囚人たちが退屈に苦しむジェノヴァの牢。新入り囚人〈百万のマルコ〉ことマルコ・ポーロは、彼らに不思議な物語を語りはじめる。いつも肝心なところが不可解なまま終わってしまう彼の物語。囚人たちは知恵を絞って真相を推理するのだが……。多彩な謎が詰まった、文庫オリジナル連作集。解説=深町眞理子

マルコ・ポーロ大ハーン・フビライに仕えていた頃に訪れた未知の国で経験した数々の不思議を、戦争捕虜として捕らえられた牢の中で退屈な日々を送る若者たちの前で謎仕立ての物語として語っていく…という趣向の作品。

「ミステリー」というより「とんち話」って感じかな。
13編の短篇が収録されているんだけど、内容によって出来もまちまち。
設定と謎がスムーズに展開しているものもあれば、謎を作るためにかなり強引に設定を作っているのでは、と思われるのもあったり。
でも一話完結だし、どれも重いテーマではないから気軽にサクッと読むにはちょうどいいくらいの内容かと。

尚、タイトル『百万のマルコ』は作品中でのマルコの呼び名。
そしてそこには「ホラふきマルコ」のルビが振ってある。
解説の深町眞理子氏によるとこの呼び名は本物のマルコ・ポーロが書いた『東方見聞録』の序章でも紹介されているらしい。
また、『伊和辞典』で「millione(百万)」を引くと「un millione frottole(嘘八百)」という例文が出てくる、とのこと。

東方見聞録 (1)
マルコ・ポーロ
愛宕 松男
4582801587
東方見聞録 (2)
マルコ・ポーロ
愛宕 松男
4582801838

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2007/04/20

八重咲きカランコエ

昨日の帰り、駅前の花屋を覗いたらきれいな色の八重咲きのカランコエ(カランディーバ:calandiva)を見つけたので思わず買ってしまった。

八重咲きのカランコエ

私は花木の手入れがすごくヘタくそですぐ枯らしたり、腐らせたりしてしまうので切り花以外はあまり買わないようにしているんだけど、これは花の色がきれいだし、つぼみがすごくたくさんついてたし、安かったし(300円!)…で、ついフラフラと(笑)

実はカランコエの鉢植えはちょうど1年くらい前にも買ったことがある。
その鉢植えは今でも「一応ちゃんと生きてはいる」んだけど…見た目が買った当初とはほとんど別人(植物)になってしまったのだ^^;
現在の初代カランコエさんはこんな感じ↓。

これも花屋で見つけたときは上の写真と同じようなふんわりした形で、八重咲きの(確か)オレンジ色の花が付いていたはずなのに、いつの間にかまったく蕾がつかなくなってしまい葉と茎だけがぐんぐん伸びて、まるで観葉植物。
「お嬢さん」が「おにいさん」に育ってしまったような雰囲気である。

育て方のサイトを見ると「短日植物なので夕方から朝まで段ボールを被せるなどして、人工的に日照を調整する」と書いてあるところが多いんだけど、こういう手間を全くかけなかったことが原因なのかな。

今回はちゃんと被せものを用意しておこう。
無事にお嬢さんらしく育ってくれますように…。

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事務所の引っ越し先決定

以前も記事に書いた会社(事務所)の移転の話。
いろんな難題をクリア(妥協?)してようやく移転先が決定した模様。

現在私は池袋から山手線内回り(新宿・渋谷方面)に向かうんだけど、次の移転先は外回り(上野・東京方面)で全く反対側。
通過駅数はほぼ同じだけど、そこから先の乗り換えが一つ減るのでその分近くなることに。
駅からビルまでも歩いて3~5分くらいらしい。
周囲の雰囲気や内部の使い勝手は実際に見てみないと判らないけど、場所的にはまあいいんじゃないかな、と。

問題は、今回の移転で今いる派遣さんの大多数が辞めてしまう可能性が高い、ということ。
今の事務所の派遣さんは神奈川方面から来ている人が多いので、距離的に遠くなる、プラス交通費の問題もあるし。
うちは長く続けてくれている派遣さんが多くて、かなり「お任せ」してしまっている部分が多いので(それもどうかと思うけど)ここで一気に変わられてしまうとその引き継ぎとか品質保持の問題がかなり不安…。
まあ、そういうのは仕組み的にどんな状況でもレベルの差が出ないようにしていかなくちゃならない問題なのだろうとは思うんだけど、現実問題としてなかなかクリア出来ないのも現実なのだ。

移転の時期は当初9月の予定だったけどこの時期はちょっと荷量が増えて忙しくなるので前倒しして7月になったらしい。
あと2ヶ月ちょっと…ボンヤリしてるとあっという間に経ってしまうので計画的に準備をしないと。

でも無事に移転出来たとしても慣れるまでにまた時間がかかるんだろうなあ…。
トシのせいか変化に対して順応性がなくなっている今日この頃。
せめて移転はこれで最後にして欲しい…。
(移転はなくても自分が異動になる可能性があるか^^;)

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ちゃんと作ったハズなのに…

昨日、会社で「ちゃんと作ったはず」のデータを2つもダメにしてしまいちょっとヘコんでしまった(泣)
くやしいのでブログネタにしてみる。

一つ目は上司から依頼されてExcelで作ったファイル。
横に1年の月度、縦に15くらいのエリア情報を入れてある2つの金額の毎月の差額を計算するという、別になんてことはない資料。
そんなに難しい計算式も使わないしデータもコピペで済む程度ものだったので(いつもはそんなに凝らないのに)項目ごとにセルを色分けしたり、罫線に強弱をつけたりしてけっこう見易く作って「ヨシ!」と保存した…つもりだったんだけど…。
頼んできた上司にメールで送ろうと思ってファイルを参照してみたら、保存したと思ったフォルダーの中に見当たらない!
自分のPCの中を全検索しても該当なし。
ガ~ン…。どこに行ってしまったのだ(T_T)
私のPCは自分のプロセッサー以外にも共有のサーバーにいくつも繋がってるので、もしかしたらそっちに保存したのかも…と思ったけど、探してるのも面倒になったので「え~い!」ともう一度最初から作ることに。
一度同じものを作ったあとだったので、ほぼ同じものが1回目の3分の2くらいの時間で出来た。
ホント、簡単なファイルでよかったよ。

もう一つは自作のアクセスプログラム。
これは一つ目のように「なくなった」わけではなく、データをちょっと書き換えていたら突然動かなくなってしまった。
1週間くらいかけて作って2日前くらいには「完成間近」ってところまで行っていたのに、昨日ちょっと変更してマクロを動かしてみたら「定義されたフィールドが多すぎます」とエラーが出て止まってしまったのだ…(泣)
適当なところで止めておけばいいのに、けっこう順調に仕上がったので「もうちょっと工夫したいな」という欲が出てしまい余計なデータを追加してしまったらしい。
その後30分くらい修正しようと頑張ってみたんだけどどうしても同じ状況から抜け出せない。
後ろ髪引かれたけどもう定時を過ぎていたので適当に切り上げて帰宅。
で、今日改めて修正→試行を繰り返してみたんだけど、やっぱり上手く行かない。
「同じものをこねくりまわすより、最初から作り直した方が早い」と判断して、こっちももう一回作り直すことに。
ただ、こっちは作り直すと言っても大元の形はちゃんとあるし、大丈夫な部分とダメな部分を切り離して大丈夫なところはそのまま使ったから思った以上に早く立て直すことが出来た。
結局、あるフィールドを非表示にすることでエラー回避が出来たんだけど、何故そのフィールドを表示するとエラーになったのかは謎(笑)
アクセスは判らない領域が多すぎる…。
と言いつつけっこう好き。決して「得意」ではないんだけど^^;

今回は2件とも無事に対応出来たけど、これは仕事量が落ち着いて時間的にも精神的にも余裕があったから。
先月のような状況のなかでこんなことが起こっていたら完全にキレてたね(笑)
やはり人間、余裕が必要です。

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2007/04/18

ブログパーツガーデン

「ブログパーツガーデン」(supported by ココログ)が賑やかになってきたので、何か面白いパーツがあったら付けてみようかな~と思っていくつか試してみた。

まず、気になったのが「Bmail」

携帯メールを使った携帯RSSリーダー。あなたのブログの更新を待ってくれている人のためのツールです★

とのこと。
サイドバーに付けたパーツから読者が自分の携帯のメアドを登録して、そのブログに新着情報があると登録したアドレスにメールで更新情報が届く、という仕組みらしい。
機能的にも面白いし(そこまでこのブログの更新を待っていてくれる人がいるかどうかは謎だが^^;)、パーツの見た目もカワイイので一瞬付けてみたんだけど…ふとあることに気が付いた。
「登録するのはいいけど、解約するときはどうしたらいいの?」
で、提供サイトのFAQやマニュアルや利用規約を一通り読んでみたんだけど、見つからない。
う~ん、こういうのって「入るのも出るのも自由」じゃないと、ダメだと思うんだけどな~。
それとも、届いたメールには解約方法が書いてあったりするのかな?
(と思って自分で登録してメールを待ってみたけどなかなか来ないのでやっぱり外してしまった^^;)
【'07/04/19追記】
上記で登録したアドレスにこの記事の更新メールが届いたので確認したところ、このメールに掲載されている「配信設定」ページにアクセスすると停止処理も出来ることが判明した。
確認もしないうちに曖昧な記事を書いてしまい失礼しました^^;
ただ、この更新連絡メール、携帯に届いたのが今日の午前9時。
この記事書いたのが夕べの11時半だから9時間も経ってるんですけど…。
ちょっと時間掛かりすぎでは?

それから、ココログのアクセス解析
これも一応一通りペタペタ付けてみたんだけど、なんとなく今ひとつ…。
何より(設定してないのに)折り畳みになったので驚いた。
それでもキレイに折り畳まれていれば構わないんだけど、項目は見えないのに(1位、2位とかの)順位だけが折り畳まれずに表示されるのですごく不思議な見た目になってしまうのだ。
私はアクセスランキングについては以前からACRWEBさんのブログパーツを付けてるから別にいっか~、ということでこれも取り外し。

あと、ついにブログパーツ化された「暴想」さんの「最強カレンダー」
これは何度試しても上手く表示が出来なくて何度も試しては外し、を繰り返している。
(リンクはちゃんと付くんだけど、年月の表示が縦になってしまうのだ(T_T))
今回も念のため試してみたけどやはりダメ。
どうしてもリッチテンプレートじゃないとダメなのね~(泣)
まあ、別にカレンダーで記事を選ぶことって(私は)殆どないから別にいいんだけどね(←負け惜しみ^^;)。

ということで結局、今回は何も収穫ナシ。
またしばらくしたら探しに行ってみよう。

※でも正直なところサイドバーのパーツって、「ホントに見てる人いるのかな?(だって自分も見ないのに)」と思っていたりするのも事実だったりして(笑)

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2007/04/15

戸板康二/團十郎切腹事件

團十郎切腹事件
戸板 康二
4488458017

内容(東京創元社Webサイト内より引用)
【第42回直木賞受賞「團十郎切腹事件」収録】
江戸川乱歩に見いだされた「車引殺人事件」にはじまる、老歌舞伎俳優・中村雅楽の推理譚。美しい立女形の行方を突きとめる「立女形失踪事件」、八代目市川團十郎自刃の謎を読み解く、第42回直木賞受賞作「團十郎切腹事件」など全 18編。旧〈宝石〉誌掲載時の各編解説をはじめ豊富な資料も併録。ミステリ史に燦然と輝く名推理の数々を完全収録した、《中村雅楽探偵全集》堂々開幕! 資料再録等=江戸川乱歩・戸板康二・小泉喜美子/解説=新保博久/編者解説=日下三蔵

面白かった。
随分前に書かれた作品(1作目「車引殺人事件」の初出が昭和33年だから…約50年前!)にも関わらず、全然古臭さを感じさせずするすると気持ちよく読むことが出来た。

その要素の一つは「歌舞伎界」という、一般人からみると少々異質な世界を舞台に設定したことであると思う。
もともと当時でさえ「伝統」を表現する場所だったわけだから、今でもそれが「時代遅れ」にはならない、ということかと。
しかも、その異質な世界(作品、風習など)を一般人にも理解しやすいようにきちんと丁寧に、でも冗長になることなく解説してあり、それが作品の個性として活かされていた。
さらには、そのトリックや設定がその時代を表す文化や発明品などよりも、登場人物の錯覚や思い込み、または今でも変わりなく存在する昔ながらの道具を使ったシンプルなものであった分、今でも通用する内容が多かったように思う。

そして何よりも探偵役、老歌舞伎俳優・中村雅楽というキャラクターが素晴らしい。
伝統を守る歌舞伎役者、しかも重鎮といわれるほどの芸歴を持つ年齢でありながら、その好奇心、行動力、そして頭の切れはまだまだ健在という雅楽翁。
ワトソン役をつとめる新聞社の文化部記者・竹野(多分30代後半~40代くらい)よりもずっとさばけたリアリストだったり、自分の推理がピタリピタリと事件の謎にはまっていくときの嬉しそうな様子など、意外性のある設定も魅力的だった。

また、雅楽翁の活躍で事件が解決したあともすぐに日常に戻るのではなく、その事件の成り行きや関係した様々な人々に気持ちを残しながらエンディングを迎える終わり方も私好みだった。

この1冊だけでも18編の作品が楽しめるんだけど(その分、文庫としては少々高めの1,200円。でもその価値はある!)、このあと4冊刊行予定とのこと。
洒脱な雅楽翁に再開できるのが楽しみ♪

巻末には「宝石」誌上で発表当時の江戸川乱歩による作品解説他、たくさんの資料を掲載。
この解説群を読むのも楽しかった。

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2007/04/12

記事下部に表示される「同一カテゴリー内タイトル」部分をカスタマイズ

4月10日からココログで、固定リンクページの記事下に同一カテゴリーの過去記事5件が表示されるようになった。

記事下部に同じカテゴリの記事タイトルが表示可能に

早速設定してみたら、やけに昔の記事が載ってくる。
もう一度説明を読んでみたところ、過去記事は「作成日」ではなく、「更新日」が新しい順に掲載される、とのこと。
つまりずっと昔の記事でも何らかの理由があって更新(再保存)をすることで掲載されるわけだ。
補足したり、修正した記事を目立たせることが出来るし、読んで貰いたい記事は定期的に再保存すれば常に上位に表示できるので使い方を工夫すればアクセスアップを期待できるかも。

ただ、記事本文が短いものだとどちらが本編か判らなくなりそうだし(例えばこの前の記事とか)、たくさんカテゴリーを設定している場合表示がすごく長くなってしまってちょっと邪魔かも。
(私の場合、通常1~2個、最大でも3つくらい。この程度なら許容範囲かな?)

デフォルトのままだと表示があまり目立たないので、KOROPPYさんのカスタマイズを参考にさせて頂いて私もCSSで調整してみた。

設定したCSSは次の通り。

.entry-recent-posts{
height:190px;/*全体の高さ*/
background-color:#ffffff;/*背景色*/
border:1px solid #768f10;/*枠線*/
padding: 5px; /*枠線の内側余白*/
}

.date-header
{
font-weight:bold;/*タイトル文字の太さ*/
padding-left:30px;/*タイトル文字の位置*/
}

.entry-recent-posts li{
background-image:url(画像のアドレス);/*リスト行頭の画像*/
background-position: left;/*画像の位置*/
background-repeat:no-repeat;/*画像の繰り返し*/
padding-left:15px;/*リスト開始位置*/
text-align:middle;/*画像に対する文字の位置*/
}

こうやって書くとパパパッと出来たみたいに見えるけど、実はちゃんと書いてるはずなのに思ったように反映してくれなくてかなり長い時間「う~ん…?」と悩みつつ設定→確認を繰り返していた。
(特にリストマークのところ)
セレクタの「.entry-recent-posts」の最後の『s』が抜けていたことに気が付いたのは1時間以上経ってからでした…(泣)
そりゃあ、反映しないわけだ^^;

KOROPPYさんの該当記事にトラックバックさせて頂きました。

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2007/04/11

覚え書き:モバイルGmail、サービス開始

取りあえず情報のみ。
モバイル Gmail 始まりました Gmail in your pocket
「Google Japan Blog」より

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2007/04/09

iPod用スピーカー「iHome iH26」を購入

SONYのW.WALKMANを買って以来、殆ど出番ナシ状態のうちのiPod。
でもせっかく買ったんだから眠らせておくのも勿体ない…と思って、家の中で使うためのスピーカーを買ってきた。
いろいろ出ていたんだけど、アラームになるように時計が付いてる方がいいかな~と思って選んだのがコレ。
買いに行ったお店(ビックカメラ)でも一押しで、一番目立つところに置いてあった。

SDI TECHNOLOGIES i-Home iH26 White iH26WJ
B000M4SCF4

メーカーより
ドック対応iPod を載せるだけで再生、充電が同時に。iPod Shuffle 第1世代にも対応。
止めても繰り返しお知らせ、スヌーズ機能付のアラームクロック。iPod の音楽やブザーでお目覚め、多機能アラーム。
スリープ時音量を設定できるスリープタイマー。寝室でもライトがまぶしくないディマー機能。

でも、よく考えたら朝は携帯のアラームで充分起きられる私には、わざわざ音楽をアラームセットしておく必要はないのであった。
しかも朝聞くには(私の感覚では)最小音量でもちょっとウルサイし。
(なので夜も使えない…^^;)
ということで、結局起きているときのBGM用として使用中。

このスピーカー、名前が「iHome2go」といって、「外に連れ出す」のがコンセプトらしい。
両脇のスピーカーを後ろに倒すとフラットな形状になって、その状態でピッタリサイズの携帯用バッグも付属している。
アダプターを使ってAC電源につなぐことも出来るし、乾電池でも利用可能。
私はさすがに外に持ち出すつもりはないけど、小さくて軽いので家の中で持ち運びがし易いのはけっこう便利。

ON/OFFや1曲進む、戻るくらいはリモコンで出来るけど「この曲を聴きたい!」っていうのは、iPod本体を操作しなくちゃならないのがちょっと面倒くさい。
リモコンにクリックホイールが付いてればいいのに…(無理言うな(笑))。

セットしておくと充電してくれるのでクレードル代わりに使うと便利かも。

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2007/04/07

日本自転車振興会の「漢検」を受けてみた

『日本自転車振興会』が『漢検』?」と思ったら、こっちは「漢字検定」ではなく「漢力(おとこぢから)検定」の略、らしい(笑)

漢力検定

「こんなとき、あなたならどうする?」というタイプの三択問題が9問出題されて、その結果から「心」「技」「体」の数値を測定しタイプ判定してくれる。

早速やってみた。
結果、心=50、技=80、体=70、計200ポイントの「捲りタイプ3」。
『緻密で計算高い戦力に基づき行動するタイプ』らしい。
う~ん、確かにあまり無鉄砲ではないと思うけど、計算してるかどうかは怪しい…かも(笑)

検定が終わると結果を表示するこんな↓ブログパーツも提供してくれます。
遊んでみて下さい。

ホントの「漢検(漢字検定)」はこちら。
財団法人 日本漢字能力検定協会

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デザイン変更:菜の花

気に入っていた桜のデザインですが、季節もそろそろ終わりなので「菜の花」に変更しました。
(この時期だと菜の花でもちょっと遅いかな?^^;)

菜の花

背景の菜の花の写真は「||| 空色地図 |||」さんからお借りしました。
柔らかな光を浴びた緑と黄色のコントラストが春らしくて爽やかです。

この菜の花もそうですが、春の花は黄色が多いですよね。
これはみんなが感じることみたい。
多分、自然の中で植物が生きるための進化の結果なのでしょうけど、それが人間の脳にもインプットされて「緑+黄色=春」という図式が出来上がっているような気がします。
それから、やはりこの菜の花を始め、春の野菜はちょっと苦みがあるものが多くて、しかもそれこそが「美味しい」と感じる部分だというのも興味深いです。
「苦み」って普通は「身体に悪いもの」という判断基準だと思うけど、この春野菜の微かな「苦み」「えぐみ」は逆に「身体を浄化してくれる」というイメージがあるのも不思議です。

デザインで工夫したのは下記の2点。
1.左サイドバーと記事部分に画像が掛かったときに文字が読みにくくならないように、背景に疑似半透明用の画像を敷いた
※エントリー部分は、この後「半透明」から「背景色:白」に変更しました。
2.左サイドバーはトップの位置を少し下げた

CSSはこんな感じです↓。参考まで。

/*記事表示欄の設定*/
.entry-body{
background-image:url(画像のアドレス);/*背景画像の指定*/
background-repeat : repeat ;/*背景画像繰り返し*/
border:1px solid #768f10;/*枠線*/
padding: 5px;/*枠線から本文までの余白*/
}

/*左サイドバーの設定*/
#left{
background-image:url(画像のアドレス);/*背景画像の指定*/
background-repeat : repeat ;/*背景画像繰り返し*/
margin-top:60px;/*表示開始位置下げ*/
}

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2007/04/05

ココログ:携帯電話対応(β版)開始!

今日からココログが携帯電話での対応(β版)を開始した。
ココログの携帯閲覧サービス(β版)スタート!(お知らせココログ内)

思いがけない展開だったのでお知らせを見てビックリ。
さっそくアクセスしてみると…なかなか軽快に表示されるし、コメントも投稿出来る。ヨシヨシ。
しかも「お知らせココログ」では携帯"閲覧"サービスと書いてあったので閲覧だけのサポートかと思っていたら、なんと管理画面へのログインも出来るじゃないですか!
記事の投稿を始め、コメント・トラックバックの管理も可能。
これなら出先からでも簡単にスパムの処理が出来てとても便利~♪

他のブログサービスが当然のように携帯対応している状況だし、ココログ独自の機能が入っているわけではないので目新しさは特にないけど、最近のリリースされた機能のなかではダントツに評価できる変更だったと思う。

デザイン変更はプロプランだけしかできないらしいけど、せめて文字の大きさや全体的な配色くらいは他のプランでも変更出来るようにして欲しいな。

ココログ公式サイト内の関連記事
ココログの携帯閲覧サービス(β版)スタート!
(お知らせココログと同じタイトルだけど別ページです)
ココログ通信:ブログパーツ・携帯対応特集

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祝:「魔法使いの開発工房」さん復活!

MSアクセスビギナーにとって、判りやすく楽しくアクセスを教えてくれる心強いヘルプサイトである「魔法使いの開発工房」さん。

去年の年末からずっとサイトにアクセス出来ない状態が続いていて「もしかしてサイトを閉じてしまったのでは…」と心配していたんだけど、3月末に無事復活されていました!

なんでも去年の年末に(いろいろあって)Web上のコンテンツが全て消えてなくなってしまったのだとか。
そりゃあ、そんなことがあったら落ち込むだろうなあ…。
すぐに「やり直そう」と思えない気持ちも判る。
そう考えると「よくぞ3ヶ月で復活してくださいました!」って感じ。
ホントに嬉しい♪

今回もう一度最初のほうを読み直したら本当に判りやすくて、改めてこのサイトの有用性を実感した。
MSアクセスってもともと取っつきにくいソフトだから教えるのは難しいと思うけど、だからといって小難しい言葉ややり方で説明されちゃうと最初の1ページくらいで目や脳が拒否反応を起こしてしまう。
ところが、このサイトは始めの2ページ分くらいの説明で「テーブル→クエリー→フォーム→マクロ→レポート」と一通り出来てしまうのだ。
「アクセスってこんなことが出来るのね」って最初に実感出来るのは、これから勉強を始めようと思う人にとってすごくプラスになると思うなあ。
こんなにテキトウに、でも実用的にアクセスを教えてくれる場所って他にないのでは。

これからMSアクセスを覚えようとしている人、一度やったけど判らなくて挫折した人、まだまだビギナーでもっと詳しくなりたい人などなど、アクセスに興味はあるけどちょっと苦手というみなさんにオススメです。
一度覗いてみて下さい。

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2007/04/01

春の散歩

花の季節だし、せっかくの日曜日だし、天気はいいし、ってことでちょっと近くの公園まで散歩に行ってきた。

まさに春爛漫といった風情。
桜が有名な公園なのでどこに行っても人人人…でちょっと疲れたけど、満開の桜が見られるのはこの季節だけだから1日くらいは見ておかなくちゃね。


大きな桜の樹の根方に咲いていた一花。
ちゃんとマクロモードで撮ったのにピンボケ^^;
今日は天気がよすぎて、携帯のカメラでは液晶画像がよく見えず撮しにくかった。


これも適当に撮った割に、空とお寺の屋根、松の緑とのコントラストがけっこうキレイに出来上がっていて嬉しい(^^)


いきなりスミレ(笑)
あまり目立たないけど形や色がすごく好きな花。
ひっそり咲いているのがいい。


鮮やかなピンク。
桜?梅かな?


桜はあと1週間くらい咲いてるかなと思ったけど、今日見に行ってみたら完全に満開で風が吹くと花びらがパラパラ落ちてくるくらいになっていた。
来週の週末にはもう散ってしまいそう。
そうなるともうかすかに「夏」の匂いもしてくるんだろうな。
季節が巡るのは早い。

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斎藤美奈子/誤読日記

誤読日記
斎藤 美奈子
4022500328

内容(「MARC」データベースより)
175冊のベストセラー・話題の書を、「誤読術」で読みといたミーハー書評決定版。タレント本や実用書も取り上げた「書評欄の裏番組」的コラム、00年~04年『週刊朝日』『アエラ』連載を単行本化。

「『誤読術』で読み解く」とはいっても決していい加減なことが書いてあるわけではなく、それぞれの作品について相変わらず切れ味鋭い批評が並んでいて非常に面白かった。
珍しく(笑)私の知っている本もたくさんあったし。

思うに、著者以外にその本を「正しく」理解して読める人って存在するんだろうか?
本(だけに限らずあらゆる表現・作品)は、全て何らかの意味で「誤読(誤認)」されているものなんじゃないのかな。
感想、批評、批判、共感、反感、同意、感動…など全ては(意図的なものもあるだろうけど)その読者の視点やバックグラウンド、思想、思考、嗜好などのフィルターを通して出てきたものであって、純粋にその作品が持っているものではない。

でも、だからこそ全ての表現物はそこにある価値がある、という側面もあると思う。
受け取る側の誤読や誤認をどのくらい許容できるか(どのくらい多角的に読みとくことが出来るか)、というのもまた優れた作品であるかどうかの基準なのかも?なんてことを考えてしまったり。

またそれが「誤読」だとしても自分の作品に真摯に対峙してくれた結果ならば、作者としても本望なのでは。

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