本を(殆ど)読まずに読書感想文を書く方法
8月も残すところあと1週間。
夏休みもあとわずかですね。
(場所によってはもう新学期が始まってるところもあるのかな?)
宿題は終わったでしょうか。
うちのブログで8月に一番アクセスがあるのはこの↓記事です。
2年前に書いた、他人様のサイトを紹介しただけの記事なのに、夏休みをはじめとした学校の長期休暇の時期には検索サイト経由で本当にたくさんのアクセスを頂いています。
みなさん、やはり「読書感想文」に悩まされているんですねえ…^^;
この夏休みも右サイドバーの「最近のアクセス状況」を見ていただけば判る通り、他の記事とは文字通り「桁違い」のアクセス数を叩き出しています。
ありがとうございます(^^)
そのお礼に…ということでもないのですが(笑)、「もう本を読んでる時間がないよ~!」という人のために『本を読まずに感想文を書く方法』を考えてみました。
※但しこれはあくまでもネタですので、マネした結果について責任は持てませんのでご注意下さい。
では、いきます。
- どの本で書くか決めるまでの経緯を書く
「本屋に何度も行った」「ネットで検索した」「図書館に通った」…などなど。
どんなに悩んだかを切々と訴えてみる。
プラス、それでもなかなか決まらなかった理由も書く。
その1冊を発見したときの喜びを書いてみる。 - 本が決まったら何故その本にしたのかを書く
- その本のタイトルについて書く
タイトルから思いついたこと、思い出したことなどがあればどんどん書く。
例えば難しい言葉のタイトルだったら「最初どういう意味か判らなくて辞書で調べたら○○って意味だった」とか。
小さい頃の思い出に結びつくようなことが出てきたら、そのままどんどん書いていく。 - 表紙について書く
タイトルとの相性(「このタイトルにこの表紙ってイメージ違う」「イメージ通り」)とか、表紙だけを取り上げて一つの「作品」として感想を書いてしまったり。 - タイトル(+表紙)から想像した物語を書く
「このタイトルとこの表紙から、こんな話ではないかと想像してみた」という感じで勝手に話を作って書いてしまう。
(これはかなり危険な手かも^^;) - 上に書いた想像の話と実際の物語の違いについて書く
「本は読まない」けど、全く内容について触れないのも何なのであらすじくらいは読みましょう。
Web書店の紹介ページには大抵あらすじが載ってます。
それを読めばアウトラインくらいは理解できます。
それを利用して「実際は○○が△△する物語で私が考えていたような××ではなかった」といった感じ。
(当然違っているはず。同じだったらスゴイ!(笑)) - あらすじから感じたことを書く
短いあらすじの中にも気になる言葉はあるはず。
そこから思いついたこと、思い出したことを膨らませて書いてみる。
また、実際の内容について書くことで信憑性が増す(かも)。
ここまでは実際の本がなくても大丈夫。
ネットや雑誌の書評などでその本のタイトルと表紙とあらすじだけあれば書けます。
ここまでで、原稿用紙4~5枚にはなるんじゃないかなあ…。
(ちなみにこの記事の文字数は1800字弱。400字詰め原稿用紙で4枚半くらいです)
ただ、私としてはやはりちょっとでも読んでもらいたいので、せめて最後の5~10ページくらいはなんとか読むことをオススメします。
大抵の本はそのくらいがクライマックスで結構重要で心に残るシーンが描かれているものなので、その中から気になった言葉を抜き出して引用してみるとポイント高いですね。
「主人公が最後に呟く『○○○』という言葉が心に残った」とか。
(ありきたりだ…^^;)
ということで、以上「本を(殆ど)読まずに読書感想文を書く方法」でした。
前述したようにあくまでも「ネタ」なのであまり真面目に取られても困るのですが、「頑張って書いたけど枚数に足りない~」という時の参考くらいにはなるかもしれません。
これ以外でも中に書いてある物語だけでなく「本」全体をよ~くみてみると案外書けることってたくさんありますよ。
本文の文字の大きさとか、フォントとか、紙質とか、ページ数とか、登場人物のネーミングとか、奥付の書き方とか、第何版だとか、帯の文句や誰が書いてるかなどなど。
あと、作家の経歴(ネットで調べてみよう!)とか、名前(ペンネームの由来とか)を切り口にするのも面白いかも。
私がいつも気になるのは「著者近影」かな。
内容を読まない分(笑)他の部分を必死で見れば、何かあなただけの視点がみつかるかもしれません。
読書感想文が無事に書き上がることを祈ってます♪
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コメント
さっそくやってみよう!でも、一応原本?はあった方がいいですね。
サイドの表示を元に戻されたのですね。前回の記事のお話しと関係ありますか?
ちょうどあの頃、涼のところでも表示が遅かったです。
今朝は、右サイドが表示されていませんでした。時々(涼にとっては)わけのわからないことが起きます。
投稿: 涼 | 2007/08/25 06:13
■涼さん
こんにちは。
>さっそくやってみよう!
ぜひ!楽しみにしています(笑)
私も「ネタ」として書いたのですが、改めて見てみるとタイトルだけでも面白いのがたくさんありますよね。
今、見える範囲でいくと「愚者のエンドロール」「燃えよ!刑務所」「殺意は青列車が乗せて」「蛇行する川のほとり」などなど…。
内容を読む前に、ここだけでもかなり文字数を稼げそうです(笑)
>サイドの表示を元に
BlogPeopleのリストを再表示したことでしょうか。
それとも右サイド2列だったのを両サイドにしたことかしら?
前者だったら、あの記事の後確認したら表示されるようになっていたので元に戻しました。
(一時的なトラブルだったようですね)
後者だったら、昔のデザインに変えたためです。
最近、以前みたいに新しいデザインを考えるパワーがなくなりました…^^;
>わけのわからないことが起きます。
何もしてないのに急に表示が崩れてしまうのは困りますよね。
過去ログ置き場にしているFC2のほうでは、現在管理画面リニューアル中なのですが、その影響なのかトラブル続出中みたいです…^^;
私は「データが消えなきゃいいや」って感じなのでかなりお気楽なのですが、メインで使ってるブログがあんな状態だったらかなりストレス溜まりそうです。
FC2はスタッフがかなり前面に出て対応してくれているのですがそれでも荒れてきてますね。
これがココログだったらと思うと…ヘタに機能アップしないで欲しいですね(笑)
投稿: tako | 2007/08/25 08:28
本は進むのですが、なかなか文に進歩が見られないわたしです[涙]
本を決めるまでの過程を書くっていうのは面白いですね。
私の場合は好きな作家を続けて読む傾向にありますが、それでもふと本屋さんで目についたタイトルや表紙に手を伸ばしてしまうことがあります。
そんなエピソードもかけるといいなー
投稿: みつ | 2007/08/27 10:17
@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
今後も旬な話題の記事を楽しみにしておりますので、
引き続き@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
@nifty「旬の話題ブログ」スタッフ
投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007/08/27 10:39
■みつさん
こんにちは。
私も最近本は読み終わるのですが、なかなか感想がアップできずにいます^^;
やっぱりどこかで「上手く書こう」っていう意識が働いているのでしょうか。
感じたことをスルッと素直に文章に出来たらいいんですけどね。
今、井沢元彦の「逆説の日本史」を読んでいます。(まだ2冊目ですが)
面白いのですが、こういう本ってどんな感想を書けばいいのか困りますね^^;
投稿: tako | 2007/08/27 22:53
■「旬の話題ブログ」スタッフ様
こんにちは。
今回は数あるココログの記事の中から、私の記事を選んで頂きありがとうございました。
おかげさまで昨夜以来アクセスがかなり伸びています[ハート]
記事のタイトルそのままではなく、内容をまとめたコピー的な紹介文が付けられているのを見て「ちゃんと読んで選んでくれたんだ」と感じました。
話題になっていることについて記事を書こうと意識しているわけではないのですが、やはり取り上げて頂けるのは嬉しいものですね。
とても励みになりました。ありがとうございました(^^)
投稿: tako | 2007/08/27 23:20
おはようございます。
うちの生徒も一番苦労しているのが読書感想文のようです[汗]
私自身、本を読むのは大好きだけれど、感想を書くとなるともうもう全く手がでません。
子どもたちの気持ちわかるだけに・・・。
でも、苦労しても、やるべき、価値ある宿題だとも思いますし、見守る私もちょっぴり辛いものがあります。
投稿: 桜桃 | 2007/08/31 08:44
■桜桃さん
こんにちは。コメントありがとうございました。
>一番苦労しているのが読書感想文
みたいですね(笑)
ふと思ったのですが、普段学校の授業などで「何かについて『自分が』どう感じたかを考える」ことって教わっているのでしょうか?
教科書に書いてあることをそのまま「そういうものだ」と受け取り記憶する授業はあっても、それについてどう思うかということを考える機会って殆どないのではないかと思うのです。
(それが国語の授業でさえ)
今の子供たちの授業がどうなのかは判りませんが、少なくとも私が子供の頃はなかったと思います。
そういうことを教わっていないのに、いきなり宿題だからやりなさいって言われてもそれは無理というのもではないんでしょうかね…。
国語の授業だけでもいいので、まず課題を読んでどう思ったかを考えさせる。
その結果が合っているとか間違っているとかの判定はしない。
ただ「どうしてそう思うのか」は出来るだけ具体的に考えさせる、といったことを短い時間でもいいので毎回新しい課題が始まるときにでも繰り返していけば、子供たちもそうして読むのが当然だと思うようになるのではないかと思います。
私も子供の頃はただ読むのが好きだから読んでるだけで感想なんか考えもしなくて、だから本好きの割りに「読書感想文」は苦手でしたが
最近は「ブログに感想を書く」ことを念頭に置きながら本を読むので、(それが上手いとか下手とか合ってるとか間違っているとかは別にして)なんとかそれをまとめて記事にすることが出来ているのだと思います。
やはり日々の訓練が必要なんじゃないでしょうかね。
生徒が出来ない、やりたくないのだとしたら、それは生徒側だけの問題ではなく教える側の問題も当然含まれていると思います。
投稿: tako | 2007/09/01 13:04