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2007年9月の12件の記事

2007/09/23

親知らずを抜く

右下の親知らずを抜いてきた。

(ここでも何度も書いている通り)元々歯が丈夫じゃないし、特にこの歯はそれまでも時々ジワジワ痛んだりしていたので決していい状態じゃないなあと判ってはいたけど、何しろ「親知らず(しかも下)は抜くと大変」という噂を聞いていたので怖くてそのままずぅっと誤魔化していた。

その親知らずに穴が開いているのに気付いたのは7月末。
「ここまで来たらいい加減覚悟を決めなくちゃ」と思いつつ、ちょうど事務所が移転したばかりだったので以前通っていた事務所近くの歯医者には行けない。
歯医者に通うことよりも、新しい歯医者を見つける(決める)ことがすごく億劫で「どうしよう、どうしよう」と思いつつ1ヶ月半。
幸い急激に痛みを感じることもなかったのでそのまま放置していたら、最近になって食後や入浴後に痛みが出るようになってきた。
で、ようやく「激痛が来る前に抜こう!」と決心して本格的に歯医者選びを開始したのが先週。

今回迷ったのは会社の近くにするか、家の近くにするか。
会社に近いと帰りがけに行きやすいけど休みの日に痛みがあると面倒(前の歯医者のときに1回経験あり)しかも移転したらまた探しなおさなくちゃならない。(まあ、しばらくはないだろうけど^^;)
一方家の近くだと休みの日にも行きやすいけど会社帰りだと診察時間に間に合わないかも…とどちらも一長一短という感じ。

ネットで調べたら事務所近くにもけっこう評判がよさそうな歯医者があって心惹かれたけど、さんざん迷った結果今回は家の近所(徒歩10分くらい)の歯医者に行くことにした。
決め手はまず「親知らずを抜く」ということが大前提にあったこと。
会社近くで抜いてそのまま電車に長時間乗るよりも、すぐに家に帰って来られたほうが楽そうだと思ったから。
それに今回決めた歯医者は平日も割りと遅くまでやっているので会社帰りでも頑張れば間に合いそうだったし。
あとネットクチコミで「抜歯が巧い」と書いてあったのも影響あったかな。
(このクチコミがどのくらい信憑性があるのかは疑問だし、あまりにもいろいろ調べてると却って決められなくなるけど^^;)

先週予約の電話を入れて実は今日が初診。
抜歯することが前提だったのは間違いないけどまさかそれが今日になるとは思っていなかった^^;
レントゲンを撮ったあと診察台に座って先生の話を聞いてるうちに「いつ抜いても同じ(むしろ遅くなるほど痛みが出る可能性アリ)」というのが判って「じゃあ、抜いちゃってください」ということに。

麻酔後しばらくして「じゃあ始めますね」と言われて口を開いて、最初がガツンガツンゴリゴリとかなり派手にぶつかる感じがして「うわ~、大丈夫かな~^^;」と思ったけど、その後スルッと引き抜かれる感触。
で、「終わりましたよ~」。
所要時間2分くらいだったかな。
予想外の早さだったのでビックリした。
クチコミは本当だったかも(^^)

現在、抜歯後3時間経過。
まだ多少出血や違和感はあるけど、薬が効いているのか痛みや腫れは全くなし。
このまま何もなく治まりますように。

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2007/09/18

冬支度その1:ロングブーツ

10年近く愛用していた黒のロングブーツを去年ついに履きつぶしてしまった。
最近はそんなに厚着しなくても冬を越せるようになってきたけど、スカートをはくときのためにロングブーツは必需品。
まだまだ30℃超えの日が続いている今から買うのは早すぎるかなとも思ったけど、ボヤボヤしている間に寒くなってしまいそうだしオンシーズンになると種類もなくなってきそうなので「今のうちに!」と思って今日の帰りにデパートによって買ってきた。

で、選んだのがコレ↓。

long_boots

色は黒とどちらがいいかかなり迷ったけど、今までずっと黒だったからちょっと気分を変えてみようかなと思ってブラウンを選択。
夏以上に冬は黒っぽい服が多いけど、このくらい濃いブラウンならそんなに違和感ないと思うんだけど…どうだろう。

ちょっとショックだったのは筒周りが標準の33cmじゃ入らなかったこと^^;
頑張れば&ちょっと伸ばしてもらえば大丈夫だったかもしれないけど、別に靴履くのに頑張る必要もないなと思ったので緩めのに変えてもらった。
ただ、こっちだと逆に足首の辺りがちょっと緩くなってしまうのが気になるけど…まあ、大丈夫でしょう。

形を崩さないように大事に履こうっと。

あとは、軽くて気軽に羽織れるようなジャケットが欲しいなあ。
こっちは「どーしても必要!」ってわけではないので、時間があったら探してみよう。

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ヤクルト古田監督、引退、辞任、退団

古田監督、現役を引退 監督も引責辞任 (Asahi.comより)

野球中継とか殆ど見ないし順位なんかも興味なかったけど…成績よくなかったんですね。
そういえばたまにスポーツニュースで見かけるといつも悔しそうな表情だったような気がします。

お疲れ様でした。
次のステージでの活躍を楽しみにしています。

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2007/09/17

ドラマ:「ひまわり~夏目雅子27年の生涯と母の愛~」

1985年に白血病のため27歳で亡くなった女優・夏目雅子の生涯を、母親・小達スエの手記を基にドラマ化した作品。
途中(資生堂のCMを撮ったあたり)から視聴。

一番印象的だったのは、三田佳子が若い!ということ。
TVで見るのはすごく久しぶりなんだけど、全然老けた感じがしないのがすごいと思った。

仲間由紀恵は髪型とメイクで時々すごく似ているときがあったけど、基本的には「仲間由紀恵だなあ」という感じ。
個人的に彼女の最初の部分で変に力が入る喋り方(「ん」と言ってから喋り始めてるみたいな感じに聞こえる)があまり好きじゃないので、ずっと見てるのはちょっと辛かった。
でも、映画やドラマのシーンとかインタビューの映像まで夏目本人のVTRじゃなくて全部取り直したのは大変だったろうなあ、と思った。

雅子のお兄さん役、どこかで見たことあるなあ、誰だっけ…と思っていたら、金子賢だったのでちょっと笑ってしまった(笑)
やっぱり俳優のが向いてそうな気がしますよ。
(と言いつつ、参照先は「プライド」の選手データだったり^^;)

緒方直人伊集院静の役だったのもちょっとビックリ。
緒方直人はすごく若い印象があって、それに対して伊集院氏は老成したイメージがあったから。
でも、このドラマの頃は伊集院氏も30代だったのか…。
だったらちょうどいいくらいなのね。ふ~ん…。

チョイ役で田中好子も出ていた。
これを見てるとき何故か「彼女は伊集院氏と結婚した」と思っていたんだけど、そうじゃなくて夏目雅子のお兄さんと結婚したんだったね^^;
じゃあ、伊集院氏と結婚したのは誰だっけ?と思ったら篠ひろ子だった。
なるほど。

挿入歌(エンディング)はSOPHIAだったのね。
青空の破片(DVD付)
青空の破片(DVD付)

女性が歌ってるのかと思ってしまいました。
エディット・ピアフの「愛の賛歌」にVo.の松岡くんが歌詞を付けた作品とのこと。

TBS「ひまわり~夏目雅子27年の生涯と母の愛~」公式サイト
夏目雅子ひまわり基金OfficalSite

ふたりの「雅子」 母だから語れる夏目雅子の27年 (講談社+α文庫)
ふたりの「雅子」  母だから語れる夏目雅子の27年 (講談社+α文庫)

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2007/09/15

魅惑の社員食堂

あるサイトを見ていたらタイトルの文字がバナー広告に出ていて、自分には全然関係ないサイトなのに思わずクリックしてしまった(笑)

goo求人&転職「魅惑の社員食堂」

すっごく美味しそうで、しかもムチャクチャ安い!
特にVol.02 (株)琉球新報社!素晴らしい!
このメニューの豊富さ、このボリュームでこのお値段!
しっかり食事系がすごく安いので、朝食用のおにぎりセット(300円)が高く感じる…(笑)
これだけメニュー豊富な定食屋さんが会社の近くにあったらこの倍の値段でもうちの社員は大喜びかも。

社食、羨ましいなあ…。
「社食が充実してるのでこの会社に転職しました」ってのもアリかもね(笑)

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「ほぼ日手帳2008」買っちゃいました。

過去2年間はほぼ日のサイトで予約していたのですが、今年は池袋西武内のLOFTにて現品を買ってきてしまいました。

カバーはやっぱりツートンの「ラベンダー&チノ」。
サイトで見たときの第一印象通り爽やかできれいな色味のカバーでした。
表側はラベンダー一色で、裏面のポケット部分がチノになってます。

 ↓表
hobonichi2008
↓裏
hobonichi2008_b

 ただ、せっかくの2色使いなのに、表は1色でツートンだというのがあまり目立たないのがちょっと不満。
出来れば表側に色の切り替えがあったほうが表情に変化が出てもっとスキだったかな…。(そのさりげなさがいいのかもしれませんが)
例えば、このほぼ日サイトの写真で見ると「ダークブルー&シルバー」もくっきりしていてすごくいい感じなのに(これも好きな色の組み合わせです)、お店で並んでいるのを見ると何となくちょっと暗い感じがして今ひとつでした。

実際に見てみたら意外にスキだったのは「ほぼ日の迷彩」
落ち着いた色味の迷彩がよかったです。

みなさんはどのカバーを選びましたか?

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2007/09/09

詰め替え用はいいけれど…

最近、台所用とか浴室用の液体洗剤関連は殆どの場合中身だけの詰め替え用が準備されていますよね。
本体ごと買うより価格も安めに設定されているし、ゴミが少なくて済むのでとてもいいことだとは思うのですが、時々納得できない状況に出くわすことがあります。

それは「本体がなくて詰め替え用だけ売っている」という場合。
ずっと同じものを使っているのがなくなったので買いに行く場合なら全く問題はないのですが、CMで見てよさそうと思い「今度はあれに変えてみようかな」と新規に買いに行ってもボトルタイプがなくて結局諦める…ということよくあります。

先日も駅前のあまり大きくない薬局にいったらこういう状況に遭遇してしまいました。
まあ、それでも、発売されて随分経っていて使ってる人がある程度固定されているような商品だったらそれはそれで(仕方なく)納得するのですがそのとき私が買いたかったものってつい最近発売されたばかりの新商品だったんですよねえ。
それがそのお店には詰め替え用しか置いてなかったのです。
しかも「お試し価格」でした…。
せっかく使いたいと思っても、詰め替え用だけじゃお試しできないんですけど…^^;
それともみんな今ある他の商品のボトルをそのまま使ってるの?
(使い終わったら洗ってとか…)

ちなみに買いたかったのはこの↓シリーズのボディシャンプー。
ダブ プロエイジ

私はボディシャンプーは使い心地とか効果よりも価格+香りを重要視してます。
(だからといって、泡が全然立たなかったり、使ったらかぶれたりするのは論外ですが^^;)
最近今ひとつ気に入った香りのボディシャンプーがなかったので、これはどうかな~と思い買いに行ってみたのです。

数日後別のお店に行って無事ボトルを入手しました。
サイトとかボトルの色はちょっとリッチな雰囲気になっていて、香りも

洗練されたアロマフローラルの香り

らしいのですが、私はあまり高級感のない青臭いグリーン系の香りのように感じます^^;
BodyShop のオシアヌスの香りに似てる気がする。最近嗅いでないので記憶が間違ってるかもしれないけど)
でも、こういう香りが私は大好きなんですよね~♪
この香りだけでも私はこの商品、買いです(笑)

こういう消耗品って気に入っていても、次に買いに行くと忽然と姿を消していたりすることが多いので予備として詰め替え用をいくつか買っておこうっと。

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2007/09/06

台風9号、首都圏に接近中

足元から徐々に這い上がってくるようないつもとは違って、いきなり真横からお腹に向かって直進してくるような進路で台風9号・FITOW(フィートウ)が首都圏に接近中です。

■NHKニュース「台風9号情報」

今日は取りあえず何ごともなく帰って来られましたが、問題は明日の朝ですねえ。
今の予報だと、6時~9時くらいのちょうど通勤時間に首都圏を通過中らしいです。
(時速20kmと自転車並みの速度で動いているらしいFITOW。もっと早く進んで下さ~い(泣))
会社からは「電車・バスなど公共交通機関が利用できなければタクシーも利用可」との連絡が来ていましたが、そんな状況じゃタクシーつかまえるほうが大変です^^;

まあ、慌てて行って怪我したりしてもバカバカしいし、何より電車が止まっていたら行きたくても行けないので、状況を確認しながら無理せず安全な方法で出社したいと思います。

影響を受ける地域にお住まいのみなさん、怪我や事故がないように注意しましょうね。
仕事も大切ですが、それ以上に自分の身体が大切ですよ~。

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2007/09/03

話題の「修悦体」

最近よく利用している日暮里駅の構内は現在改良工事中。
そのため通路はプレハブ状態で工事の進み具合によって、改札や出口の場所がしょっちゅう変わるんだけど、その通路の案内用にやたらに派手な文字と線が壁を大胆に使って書かれているのは以前から気が付いていた。
でも、あまりにも派手すぎ、大胆すぎるので却ってそこにあって当然のように見て通り過ぎていた。

それが今朝「めざましテレビ」を見ていたら、その日暮里駅の案内文字が取り上げられていてビックリ。
時間ギリギリだったのに思わず最後まで見てしまった^^;

番組によるとあの文字や案内図は駅の警備員をやっている佐藤修悦さんという方が作っていらっしゃるらしい。
そしてその独特の文字は佐藤さんのお名前を取って「修悦体」と呼ばれているとのこと。

どんな文字なのか気になる人は下記のページへジャンプ!
修悦体 新宿駅・日暮里駅のテープ文字案内を作った佐藤修悦さんの世界

何より驚くのは、佐藤さんがそれを作っているのは仕事としてではなくあくまでボランティアでご自分の休憩時間を使ってやっている、ということ。
今朝のTV番組やネットの記事なんかを見るとご自身も楽しんでやっていらっしゃるようではあるんですけどね、休憩時間にやるにしては量がハンパじゃないんですよ。
駅構内はそこそこ広さがあるし、しかも利用者が歩きながらでも判断出来るくらいの大きさじゃなくちゃならないし、その上ホントに頻繁に変更があるし。
それにきちんと対応しながら、楽しんでやる、しかも本業の警備の仕事はまた別っていうのはすごいパワーだなあと思う。
やっぱり仕事は楽しんでやったほうが勝ちなのかも。

ちなみに私が一番好きなのは「化粧室」の「粧」の文字。
左側の「米」のところがアスタリスクみたいにタテヨコナナメの線になっているのがすごくイイ♪
あと、文字のアール(カーブ)がきれいなのもいいです。
今度行ったら写真撮ってきますね。
(でも、日暮里駅結構混んでるからチト恥ずかしい^^;)

日暮里駅の工事は(確か)来年1月くらいまでだったと思うので、それまでにお近くに来る機会のある&お時間に余裕のあるかたは是非日暮里で途中下車してみて下さい。
改札出なくても見られるので切符は無駄になりません(笑)

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新聞の見出し

本日のAsahi.comの訃報欄に掲載されていた記事より。

英国の著名ビール評論家マイケル・ジャクソン氏が死去

肩書きがハッキリしすぎていて間違えようがない。
つまんない(←ヲイ^^;)

かたやこっちは、かなり煽ってます。

犬とトラの子、乳離れ後も同居 東かがわ市の動物園

思わず「ええっ!そんな動物いるの?!」って驚いてしまったよ。
で、内容を読んでみれば…。
これって殆ど東スポの世界だと思うんだけどどうでしょう?

ちなみに本日はこんな記事も載ってましたね。

乙女のカリスマ・嶽本野ばら容疑者 大麻所持で逮捕

のばらちゃん、ダメじゃん。

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2007/09/02

森谷明子/七姫幻想

七姫幻想
七姫幻想

内容(「BOOK」データベースより)
遙か昔から水辺に住み、日ごと機を織る美しい女たち。罪の匂いをまとう織女をめぐり、物語が密やかに始まる。時を超えて語られる織女伝説ミステリー。

タイトルの「七姫」というのは、七夕の織女(織姫)の異称のことらしい。
それぞれ「秋去姫(あきさりひめ)」「朝顔姫(あさがおひめ)」「薫姫(たきものひめ)」「糸織姫(いとおりひめ)」「蜘蛛姫(ささがにひめ)」「梶葉姫(かじのはひめ)」「百子姫(ももこひめ)」の七つ。
織姫様にこんなにいろんな名前があったなんて初めて知った。
特に「蜘蛛姫」なんて見た目ちょっとビックリな名前だけど、機織りの糸から想像された名前なのかな。

これはそのたなばたの七姫をモチーフにした短篇集。
「ささがにの泉」「秋去衣(あきさりごろも)」「薫物合(たきものあわせ)」「朝顔斎王」「梶葉襲(かじのはがさね)」「百子淵(ももこのふち)」「糸織草子」と、それぞれの物語に七姫を重ねた名前が付いている。

でも物語に七姫の名前を持った登場人物が直接出てくるわけではない。
古代から江戸までのそれぞれの時代のさまざまな状況のなかで、お互いに愛し合い結ばれた、または愛を閉じ込め愛しい人と別れなければならなかった女たちの物語が語られていく。
ある人は伝説になり、ある人は子孫になり、時代と姿を変えながら脈々と受け継がれていく「七夕」の物語。

全体的にそれぞれの時代の習慣や風俗よりもあくまでも恋人たちやその周囲の「人」の生活を中心に描くことで時代性を表現してあるため、すんなり物語の世界に入っていくことが出来た。
ただ、物語の中にミステリーの要素も含んでいるので、会話や物語の流れに含みがありすぎたのがちょっと気になった。
もっとスッと流れる文章で書かれていた方が綺麗な物語になった気がする。

七編の中では無欲で世間知らずの元斎王が身近にあった幸せを掴み取る「朝顔斎王」がよかった。
タイトルも物語も『源氏物語』を敢えて意識しつつ別の結末に持っていっているのがいい。
それに唯一のハッピーエンドらしいハッピーエンドだったしね(^^)

それぞれの物語に合わせて選ばれ、物語の中で重要な役割を果たす実在の和歌の数々も印象的だった。

ちなみに「朝顔斎王」ではこんな歌。

君こずは 誰に見せまし わがやどの かきねにさける 朝顔の花
(拾遺和歌集 詠み人知らず)

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二階堂黎人/ドアの向こう側

ドアの向こう側 (講談社文庫)
ドアの向こう側 (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ライセンスを持たない孤独な私立探偵―渋柿信介。次々と舞い込む難事件を、大胆な行動力と子供らしからぬ推理力で粛々と解決していく。そこはかとなくハードボイルド感ただよう人気シリーズの第三弾。

 探偵役が幼稚園児という設定のミステリー。

パパ(ケン一)がイケメン刑事、ママ(ルル子)が元アイドルでスピード狂、そして息子(信介)は幼稚園児の私立探偵という設定がバカバカしくていい(笑)
ケン一やルル子の前では普通の幼稚園児なのに、セリフや独白がハードボイルド調なのも笑えた。
例えばこんな感じ。

幼稚園から戻り、プラダの白いワンピースを着たルル子と一緒に、グリコの〈プッチンプリン〉を食べている時のことだった。
「-シンちゃん。シンちゃんは、最近、どんなことをして遊んでいるの?」
と、彼女が質問した。
『仕事の依頼の方はさっぱりだ。街の様子はますます惨めになり、人々の心はどんどんすさみ、財布の中身は空っぽになるばかりだ』
私は指先についたカラメルを舐めながら、そう答えた。

こんな喋り方をする幼稚園児がいたらヤダな~^^;

でも、このシンちゃんのセリフに対してルル子は

「そうよねえ、カラスが荒らすから、ゴミ箱はいつも汚くて。そこにまた、心ない人が勝手にゴミを放り出していくでしょう。市役所によく注意しなくちゃ」

と普通に返事をしているということは、二重鍵括弧のついたハードボイルド調のセリフはシンちゃんの脳内だけで、実際に喋ってる(周囲に聞こえている)のは普通の幼稚園児のセリフだってことなんだろうね。
なので、シンちゃんがハードボイルドセリフを喋るたびに今度は私がそれを幼稚園児セリフに脳内変換しながら読んだりして、それも一興だった(笑)
ただ、ときどきこれをどうやったらいたいけな幼稚園児のボキャブラリーに変換できるのだろう?と悩むセリフもあったけど…。

事件はシンちゃんが同じ幼稚園のお客から依頼される事件ではなく、ケン一が担当している殺人事件や、行く先々で巻き込まれる強盗事件などがメイン。
シンちゃんが人知れず調査して掴んだ証拠を、推理好きのルル子が協力して犯罪を白日の下に晒し、ケン一が逮捕する、という流れ。

イマイチ存在感がないケン一に対して、「こんな奥さんで大丈夫なの?」と心配するほどのルル子の暴走っぷりが楽しかった。
でも、警察官でありながらそんなルル子にラブラブなケン一もかなり大物なのかも…(笑)

「B型の女」「長く冷たい夜」「かたい頬」「ドアの向こう側」の4編を収録。

既に三冊目らしいので、前の2冊も読んでみようっと。

私が捜した少年 (講談社文庫)
私が捜した少年 (講談社文庫)
クロへの長い道 (講談社文庫)
クロへの長い道 (講談社文庫)

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