ドラマ:「しゃばけ」(&「SP(第4回)」)
昨日は珍しく2本連続でドラマを見た。
まずは「しゃばけ」。
もちろん畠中恵さんの同名小説が原作。
映画化の話は随分前から出ていて「まだかな~」と思っていたんだけど、その前にドラマ化決定。
TVドラマでは安っぽい感じになっちゃうんじゃないかとちょっと不安を感じながら見始めたんだけど…これがかなり面白かった!
さすがお金持ちのフジテレビだけある!
内容は「しゃばけ」だけじゃなくてその次の「おまけのこ」の中からもちょっとずつエピソードを切り取って繋げてあるんだけど、その繋げ方がすごくよかった。
付喪神(つくもがみ)になりそこなった古道具が引き起こす事件が中心にあって、それに関わることで一太郎やその他の登場人物のキャラクターが表現されたり、周囲との関係性や知らされない謎が徐々に表面化する過程の描き方が上手くて判りやすかったと思う。
最後にはちゃんと泣きどころまで準備されてたしね。
(ええ、泣きましたとも(笑))
キャストもけっこうイイ感じだった。
主役の手越くんは一太郎の普段はおっとりしてるけど、こうと決めたら強情で行動力があるところとかがよく表現出来ていた。
ただ、あの一太郎は原作に比べたらかなり元気よすぎ。
原作の一太郎があんなに動き回ったら確実に3回は生死の境を彷徨っていると思う…(笑)
まあ、原作通りだったら殆ど寝てるシーンばっかりになってしまうから、TV的な「病弱」はあの程度ってことかな。
仁吉と佐助の2人もイメージ通り。
(谷原さん、髷が似合う!)
でもあの2人(原作読んでても思うけど)、けっこういざというときに弱かったりするよね?^^;
薬種蔵で一太郎が襲われたときにも仁吉は一発でやられて一太郎は大ピンチになっちゃうし…。
いくら付喪神が取り憑いてるとはいえ人間にそんなに簡単にやられちゃダメじゃん。頑張れ~。
そのあと佐助が走ってきて、廊下の板をバキッと頭でぶち抜くシーンはよかったけど(笑)(あれ、特撮じゃないらしい)
幼なじみの栄吉くんは、私のイメージではもっとどっしりしてて頼りになりそうだけどイマイチ不器用って感じなんだけど…ちょっとカッコよすぎでは?
いわゆる「大人の事情」ってヤツでしょうか(笑)
特殊メイクのあやかしさんたちは物語の世界にきちんと馴染んでいて、とてもよく出来ていたと思う。
ただ、あまりにも数が多くてそれに比べて登場シーンは多くないので、何となくイメージが希薄になってしまった部分もあったかな。
お金も時間も労力も掛かっているんだろうにね。
鈴彦姫の早乙女太一くんはキレイだった!
それから特撮の鳴家が可愛かった~♪
原作の表紙より子どもっぽい造形だったので最初はちょっと違和感あったけど、ストーリーに関係なくあちこちに出没しているのを見ているうちに段々可愛くなってきた。
(エンディングでDragon Ashの曲に合わせて踊ってるのもキュートだった♪)
実際にもあんなのがたくさんいて、見えない私なんかには「ムギュッ」って踏まれちゃってるのかしら。(だったら、ゴメン(笑))
というわけで期待しないで見始めたわりに(だから?)、面白い、よくできたドラマに仕上がっていてとても楽しめた2時間だった♪
■「しゃばけ」(フジテレビ内公式サイト)
■「しゃばけ倶楽部~バーチャル長崎屋~」(新潮社)
しゃばけ (新潮文庫)![]() | おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)![]() |
で、そのまま「SP(第4回)」を見る。
ようやく病院警護の回が終了。
あんな状況になっても平気で軽口叩ける平常心がないとダメなのね~^^;
しかも井上くん、頭よすぎ。
あんなに何でも知っていて、しかも「いざ」というときにそれを応用出来る能力はどうやったら身に付くんでしょうか?
うん、カッコよかったです(^^)
でも、今回一番よかったのはそのアクションシーンではなく、警護が終わったあと井上と笹本が病院を出ようとエレベーターに向かう場面。
そのままスーッと歩くのではなく(既に事件は終わっているのに)微妙に視線を周囲に散らして気配を感じながら歩いてたのがいい。
「事件に巻き込まれているときだけが仕事じゃない」って感じの繊細な演出がツボでした。
ただ3回は引っ張り過ぎかな。2回で決着して欲しかった。
といいつつ次回ももちろん楽しみ♪
■「SP-警視庁警備部警護課第四係」
主題歌(エンディング。「Way Of Life」(V6))もしっとりしたいい曲です。
way of life![]() | way of life(初回限定盤B)![]() | way of life(初回限定盤A)(DVD付)![]() |
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント