大崎梢/サイン会はいかが?
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア 32)
駅ビルの6階にある書店「成風堂」で起こるちょっとした事件の謎を責任感が強い社員の杏子と不器用だけど頭脳明晰なバイトの多絵が解決するミステリー短篇集。
表題作を始め「取り寄せトラップ」「君と語る永遠」「バイト金森くんの告白」「ヤギさんの忘れもの」の5編を収録。
シリーズ3作目。
過去2冊に「イマイチ…」と感想を書いているのに、ついつい読んでしまった。
で、今回の感想も…やはり乗り切れず…。
といっても、謎の設定とか、謎解きはうまくまとめてあって今までで一番読みやすかったし説得力もあったと思う。
(結論に辿り着くまでがちょっと回りくどかった気もしたけど)
それからお客さんに見えないところで忙しく働く書店員さんの日々の雑務の丁寧な描写が今回もとてもよかった。
ただ…(これはホントに個人的な感覚なんだけど)私にはここの店員さん(杏子や多絵も含めて)の会話がどうも肌に合わないんだなあ。
何だか読んでいるといちいち引っ掛かる感じ。
特に作品中でも「デリカシーがない」と書かれている店長のセリフはホントにイライラした。
もともとそういう設定なのかも知れないけどね…。
あと「バイト金森くんの告白」の冒頭部分でのスタッフみんなの反応も苦手。
いくらお酒の席とはいえ、あんな会話が飛び交う場面って(ひとごとだとしても)ちょっといたたまれない。
お客さんとして行くにはいい本屋さんかもしれないけど、スタッフにはなりたくないなあ…と思えてしまったのだ。
(「こっちこそ、お断り!」って話だと思うけどね^^;)
常連のお客さんが成風堂で無くした写真入りの封筒の行方を捜す「ヤギさんの忘れもの」が短いけど余韻があって印象的だった。
配達あかずきん (ミステリ・フロンティア) | 晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア) |
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■大崎梢/配達赤ずきん
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