編み目記号
編み物の本を見ると、文章での解説のほかに編み目記号を使った編み図が必ず書いてあります。
ちなみに編み目記号とはこんなものです。
→編み目記号の編み方 かぎ針編み(「手づくりタウン」)
で、この編み目記号を使って書かれた編み図がこちら。
→麻布とモチ-フのランチョンマット&コースター(「ダルマ糸」)
※注:PDFが開きます。
私は編み図さえあればたいていの模様は編めるのですが(これは作品として完成するかどうか、とはまた別問題です(笑))、逆に言うと編み図がないものを編むのはかなり難しいです。
というように編み物をするのに必要不可欠な「編み目記号」、これってJIS規格で決められていたんですね。
ご存知でしたか?
考えてみれば確かにどの本を見ても同じ記号を同じ概念で使っているわけなので何らかの規格が存在するのは当然だと思えるのですが、今までそんなこと考えたことなかったので初めて知った時はビックリしました。
しかも、この規格がJIS規格だというのにまたビックリ!
だって、JIS=日本工業規格(Japan Industry Standard)。
つまり、「日本の」規格なのです!
じゃあ、外国ではどうなっているかというと、(少なくともアメリカやイギリスでは)「図」ではなくて「文章のみ」で編み方を解説するのが一般的なようです。
下記のサイトに海外での編み方解説+その日本語訳が載っています。
→Crochet Pansy Doily in English (「洋書を編もう・英語でかぎ針」)
どんな状況なのか殆ど想像出来ません^^;
でも最初の5段を実際に編んだ状態がこんな感じらしいので、特に難しいことはしていないんですよねえ。
やっぱり「図」と「文章」のイメージ喚起力の差なのでしょうか。
確かに何らかの指示に従って編み方を覚えて、編んでいくという行為は同じですがその出来上がりをイメージできるかどうかってすごく重要なのではないかなあと思います。
特に初心者レベルには。
この編み目記号と編み図によって日本の編み物って外国よりも初心者にとって随分敷居が低くなっているのでは。
もしも日本に編み図がなかったら、少なくとも私は編み物をしようとは思わなかったと思います。
編み目記号と編み図を考えてくれた人に感謝!(笑)
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