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2009年1月の9件の記事

2009/01/30

中野京子/怖い絵

怖い絵
怖い絵

内容(「BOOK」データベースより)
一見幸せな家族『グラハム家の子どもたち』…けれど、この絵の完成後?スポットライトを浴びるドガの『踊り子』…じつは、この時代のバレリーナは?キューピッドのキスを受ける豊満な裸体『愛の寓意』…でもほんとは、このふたり?名画に塗り込められた恐怖の物語。心の底からゾッとする名画の見方、教えます。

小説ではなく、美術作品(絵画)の解説本です。
ドガやムンク、ゴヤなど一般的に著名な画家から、あまり名前を聞いたことのない画家まで20人の作品が集められ、その絵がいかに「怖さ」を秘めているかが解説されています。

新聞の広告で見かけて「面白そう」と思って図書館に予約したら、けっこうな順番待ち。
手元に来るまでに2カ月くらい掛かりました。
だからかも知れませんが、全体的に「思ったよりも…」という読後感でした。
恐怖というのは個人的な体験や想像力、感覚に依るところが大きいので、そうしたものを共有出来なかったということかなと思います。
でも、20作の中には全く知らなかった絵、画家もかなり数多くあったので、新しい作品、芸術家を知るきっかけになったのは良かったです。

紹介されている20枚の中には見た目からして怖い絵(例えば、ゴヤの『我が子を喰らうサトゥルヌス』とかジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』とかベーコンの『ベラスケス<教皇インノケンティウス十世像>による習作』とか)もたくさん紹介されていますが、私が一番印象的だと思ったのはクノップフの『見捨てられた街』という作品。
一見静けさに満ちた穏やかな風景画のように見えるのですが、ずっと細部まで見ていくとおかしな部分が見えてきてだんだん平衡感覚がずれてくる、やがて精神がこの人の気配が全くない街に囚われてしまう…そんな感じがする絵です。
日本の美術館はどこに行ってもたいてい人が大勢いて一人きりになることは滅多にありませんが、外国の大きな美術館の誰もいない部屋などでこの絵と対峙してしまったらかなり怖いかも…と想像してしまいました。
この絵はクノップフがローデンバックの小説『死都ブルージュ』に触発されて描いた絵だとのこと。
この小説もおもしろそうなので今度読んでみようと思います。

死都ブリュージュ (岩波文庫)
死都ブリュージュ (岩波文庫)
ローデンバック集成 (ちくま文庫)
ローデンバック集成 (ちくま文庫)

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参鶏湯

出先でランチに食べた「サムゲタン」。

image

大きな器にとろとろに煮込まれた鶏と、熱々のとろみのあるスープ。
味付けもちょうどいい塩味で美味しかったです♪
寝坊して朝ご飯抜きで外出したのでお腹ペコペコだったのですが、量もたっぷりで大満足でした。

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2009/01/19

恩田陸/ネクロポリス(上・下)

ネクロポリス 上 (朝日文庫)
ネクロポリス 上 (朝日文庫)
ネクロポリス 下 (朝日文庫)
ネクロポリス 下 (朝日文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
懐かしい故人と再会できる聖地―アナザー・ヒル。死者たちを『お客さん』と呼び、温かく迎えるヒガンという祝祭空間。連続殺人、不可思議な風習、天変地異、そこに新たな事件が―めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーの結晶体。

面白かった!

本屋の新刊文庫コーナーで見つけたときは、分厚いし、上下巻だし、しかもタイトルも表紙絵もオドロオドロしいのでヘビィな内容だったらヤだなあ…と思って一瞬躊躇したのですが、たまたま出先で待ち時間があって、でも何も読むものがないという状況だったので「いいや!」と思って購入したのでした。
で、読み始めてみたら、最初の印象と違ってすごく読みやすくてサクサク読めて最後まですごく楽しめました。

内容はミステリー風味のファンタジー、または幻想小説といった感じでしょうか。
イギリスと日本が融合したような風土と習慣を持つV.ファーという架空の土地、その中でもまた特別の意味を持つ「アナザー・ヒル」という場所の設定が秀逸でした。
イギリスは私も大好きな国。
大陸を隔てて反対側にあるのに、何故か日本と似てる気がするんですよねえ。
特に空気の重さとか質感とか。
なので「イギリス+日本」という設定は個人的にすごくツボで、それだけでマルでした。

それに加えて好奇心旺盛でおしゃべり好き、何があってもある程度時間が経てば当然のように受け入れて順応してしまうV.ファーの住民たちの描き方も魅力的でした。
血塗れの惨殺死体や幽霊や超常現象などがたくさん出て来て重くて読みにくくなっていきそうな物語を、全体的に妙に明るい雰囲気にしてくれていたのは彼らの存在だったと思います。

全体的に緩急があったし「どこに着地するんだろう」と最後までワクワクドキドキさせてくれて面白く読んだのですが、唯一残念だったのは連続殺人事件の犯人との対決が何となく中途半端な印象で終わってしまったこと。
あれだけヤ~な感じの捨て台詞を残して去って行ったので、どんな対決シーンがあってどんな決着が着くのかと期待していたら、あっさり終わってしまって…ちょっとビックリ。
あれはちょっと納得行きませんでした。
ラインマンももっと活躍して欲しかったな。

あ、それと、主人公のジュンの一人称が「俺」だったのがちょっと引っかかりました。
あの性格設定だったら「僕」のほうが似合うんじゃないかなあ。

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2009/01/11

雑穀ごはん

最近、ご飯を雑穀ごはんにしてみました。

いつも行くスーパーで普通に売っていたので株式会社はくばくの「十六穀ごはん」を使っています。
お米を研いだあと、お釜にそのまま入れて一緒に炊くタイプ。
もちあわ、発芽玄米、黒米、黒豆(大豆)、アマランサス、たかきび、キヌア、小豆、黒ごま、白ごま、はと麦、赤米、もちきび、大麦、とうもろこし、ひえの16種類が入っていて、炊きあがると食感も色もお赤飯のようになります。

雑穀を入れるともっと癖があって食べにくいのかと思いましたが、美味しいし食べやすい(私はむしろ白いご飯よりもこちらのほうが好きです)ので気に入ってます(^^)
そのまま食べるだけでなく、カレーをかけたり、丼にしても大丈夫。

お弁当に持っていくときはここにさらに白ごまと塩昆布を入れておむすびにしてます。
おかずだけでは摂れないビタミンやミネラルも摂取出来るみたいなので、身体にいいんじゃないかな~(期待)。
(具体的に「ここがこう良かった!」というのはまだ実感がないですが^^;)
お手軽なので今後も続けようと思ってます。

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ダイエット中

もともと少なくない体重^^;がこの1年で6kgくらい増えてしまい、さすがに身体が重いし着られる服もなくなってきたので現在ダイエット中です。

方法は

  • 夜は炭水化物を摂らない
  • 食べたモノを記録する
  • 体重を量る
  • お風呂でマッサージ

といった感じです。
といっても、飲み会や友人との食事のときは夜も普通に食べちゃうし、記録するといっても最近流行のレコーディングダイエットみたいに詳しく書いてるわけじゃないし(食べた時間とメニュー程度)、飴とかチョコとか間食が多いし(これが一番問題!)、マッサージも自己流だし…とかなりゆる~く進行中です。
あまりギチギチに「ダメ項目」を設定してしまうと、ストレスが溜まってリバウンドしちゃうので(経験者^^;)、基本はある程度守るけど守れなくてもあまり気にせずに翌日ちょっと気を付ける程度にしてます。

それでも自分の体重も知らずに何も気にせずに食べていた頃よりは、毎日体重を量ったり何を食べたか意識したり身体に触っているだけでも効果があるみたいです。
11月中旬から始めて約2カ月で4kgちょっと落ちました。
おかげで身体のサイズもかなりダウンしたので、以前の服が普通に着られるようになって嬉しいです♪
(逆に太り始めてから買ったパンツ類はウエストや太腿部分が緩すぎてしまいイマイチです…が、これもまた嬉しかったり(笑))
でも、短い期間で多く落ちるってことは、それだけ余分なものがたくさん溜まっていたということですね^^;

先月からは上に加えて「お昼はお弁当」にしたのでそれも効果があったのかも。
そんなにメニューやカロリーに気を遣っているわけではないですが(でも揚げ物は控えてます)、以前はほぼ毎日コンビニ弁当だったのでそれに比べればカロリーダウンしていると思われます。
また、年末年始の休みで増えちゃうんじゃないかと心配していたのですが、それも最小限(200gくらい)で抑えられたのも大きかったです。

取りあえずの目標は1年前の体重に戻すこと。(あと2kg!)
これから先は減るペースが遅くなりそうですが、焦らず続けて行きたいと思ってます。
あとは、ちょっとずつ身体を動かして、筋肉も付けるようにしないと…。

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2009/01/10

映画:K-20 怪人二十面相・伝

昨日の帰り、「K-20」を見てきました。

面白かったです~♪
もともとアクション映画は好きなのでそれだけでも楽しかったのですが、ストーリーもよくまとまっていて判りやすく、更にメインストーリーに絡んでくるラブロマンスもベタベタしない可愛らしさがあって微笑ましかったです。

何と言ってもよかったのは平吉役の金城武のアクション。
それも怪人二十面相と闘う部分よりもそこに行き着くまでの「泥棒修行」として街の中をあらゆる障害物を乗り越えながらひたすらまっすぐに進む練習をするシーンがカッコ良かったです~♪
「パルクール」というスポーツの動きを取り入れたものらしい)
手の中に仕込んだ伸縮自在の小型ワイヤーを駆使しての高さ移動も迫力あったし。
ただ、金城くんはアクションや表情はいいけど相変わらずセリフがイマイチなんですよねえ…。
軽めのセリフはともかく、シリアスなセリフになるとなんとなくたどたどしくて聞いてて不安でした^^;

明智役の仲村トオルは厳しく重厚な感じと、柔らかくてちょっとひょうきんな感じが上手く融合していて役にピッタリでした。

日本一の大財閥の令嬢・葉子役の松たか子は、世間知らずで、真っ直ぐで、でも勘が鋭くて大胆という「良家の子女」らしさが全面に出ていてとても可愛らしかったです。
屋根のない小型ヘリを操って平吉を助けに来るところは、ちょっとナウシカみたいでした。

絶対的な格差社会に苦しみながら、それを何とかしようと力を合わせ身を寄せ合って逞しく生きる人々。
「夢見ることを忘れなければ、夢は必ず叶う」というメッセージとともに、現在の日本の状況にシンクロしてエールを送ってくれているような作品でした。

二十面相と平吉の最後の対決で平吉が見せた、すべてを受け入れた笑顔が印象的でした。

今度原作も読んでみたいと思います。

「K-20 怪人二十面相・伝」公式サイト

怪人二十面相・伝 (小学館文庫)
怪人二十面相・伝 (小学館文庫)
怪人二十面相・伝〈PART2〉 (小学館文庫)
怪人二十面相・伝〈PART2〉 (小学館文庫)
K-20 オリジナル・サウンドトラック
K-20 オリジナル・サウンドトラック
K-20 怪人二十面相・伝 公式ガイドブック
K-20 怪人二十面相・伝 公式ガイドブック

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2009/01/08

象印の電気ケトル

ZOJIRUSHI 電気ケトル CK-BA10-TL ライトブラウン
ZOJIRUSHI 電気ケトル CK-BA10-TL ライトブラウン

先日、象印の電気ケトルを購入しました。

以前は普通の電気ポットを使っていたのですが、そんなにしょっちゅうお湯(熱湯)を使うワケじゃないのに、いつも電源入れて保温しておくのはもったいないな~と思い始めて、それ以来お湯を使うときにはその都度ヤカンで沸かしていました。

でも、それもけっこうメンドクサイんですよね。
しかもわりと時間が掛かるし。

で、ずっと少しのお湯が早く沸かせるという噂の電気ケトルが欲しいなあと思っていたのです。

よくCMを見るので「ティファール」がいいのかなと思っていたのですが、ネットでクチコミチェックをしたところ、「内側がプラスチックなので臭いが気になる」という意見が。
害はないんだろうし、そんなに味にこだわるワケじゃないけど、やっぱりお茶やコーヒーに他の臭いが付くのは避けたいな~という気がしたので他を探したところ、「象印の商品は内側がステンレスなのでよい」という情報があったので、これにしました。

これは内側がステンレスなので、臭いはまったく気になりません。
マグカップ1杯分くらいの量なら1分程度で沸騰。
沸騰後は自動的に通電がOFFになるのでもしも忘れてしまっても安全です。
(もちろんお湯は冷めますけどね・・・)
2リットル入るので本体がちょっと大きめだし、ステンレスを使ってある分ちょっと重い、しかも注ぎ口から出るお湯の量が少ないので、目いっぱい沸かすと注ぐのが大変かも。
1~2杯分くらいなら特に問題ないですが。
ドリップコーヒーを入れる場合は、このチョロチョロ出てくる量が却って「ちょうどいい」感じです。

私が気になるのはふたがちょっと開けにくいところ。
注ぎ口の上についている、普段は平らになっている「つまみ」(上の写真でいうと注ぎ口のすぐ上の銀色の部分)を一度押して、出っ張ったところをつまんで持ち上げる、という方式なのですが、何だかうまく指が引っ掛からなくて不安定な感じなんですよねえ。
時間をおいて使うなら問題ないと思うけど、熱いうちに続けて使う場合は火傷しないように注意しないと。

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2009/01/06

ドラマ:福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀~

遅くなりましたが…。
明けましておめでとうございます。
今年もマイペースで行きますので、宜しかったらお付き合い下さい(^^)

さて、2009年最初の記事です。

2日に放送されたドラマなので「今更」感満載ですが^^;、せっかく原作も読んだので簡単に感想など。

中心になるストーリーは原作(「オッカムの剃刀」)と殆ど同じ。
先に内容を知っていたこともあってかなり判りやすかったです。
主役の福家警部補役の永作さんも、笑顔がキュートで可愛かったです。
放送前にWebサイトでみた写真からするともっとモッサリした感じになっているのではと心配したのですが、全然そんなことなくて、周りに何だかんだ言われながらもニッコリ笑いながら自分のペースに巻き込んでいく原作のイメージ通りの福家になっていました。

ただ、メインのストーリーとは別にやたらに「笑わせよう」として入れてくるネタがあまりにも多いのはちょっと…。
少なくとも、私はあまり好きなタイプの笑いじゃなくて少々ツラかったです。

あと、原作にあった「福家と柳田は過去に面識があって、その時のある出来事が事件解決の伏線になっている」という設定がザックリなくなっていたのもショックでした…あの部分が一番好きだったのに(泣)

福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)
福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)

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2009/01/01

'09年1月の読了本

  • 翔田寛『消えた山高帽子-チャールズ・ワーグマンの事件簿』(創元推理文庫)
  • 上橋菜穂子『孤笛のかなた』(新潮文庫)
  • 別冊宝島編集部 編『「パクリ・盗作」スキャンダル事件簿』(宝島文庫)
  • 恩田陸『ネクロポリス(上下)』(朝日文庫)
  • 中野京子『怖い絵』(朝日出版社)

※感想を書いた本には該当ページへのリンクが張ってあります。

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