映画:ベンジャミン・バトン 数奇な人生
昨日、会社を早めに上がったので帰りに映画館に寄って見てきました。
80歳の姿で産まれて、だんだん若返っていくという不思議な身体を持った男・ベンジャミンの一生を描いた話です。
ベンジャミン役はブラピが殆どの年齢(子供時代~初老。外見的には老人~少年)を演じています。
といっても子供時代は全身がブラピなわけじゃなくて老人の特殊メイクをしたブラピの顔と、子役の身体をCGでくっつけてあるとのこと。
見てる間はブラピだけ小さく映してるのかな?と思っていたので、身体と顔のバランスがすごく悪いのでブラピって顔デカッ!とか思ってました(笑)
顔と身体が別人と判れば、その動きの違和感のなさが凄いな~と思うのですが、あそこまでやるなら身体の大きさに合わせて顔も小さくすればいいのに~。
初老の年齢(外見は少年)のベンジャミンはCGで顔のしわを取ったらしいのですが、このときのブラピはデビュー作(「A River Runs Through It」)の頃のきれいな少年の顔で可愛らしかったです。
でも私はブラピよりもベンジャミンの恋人デイジー役のケイト・ブランシェットのほうが印象に残りました。
彼女も10代後半(?)~老年まで演じているのですが、とにかくダンサー時代の美しさ、スタイルのよさが絶品でした。
透き通るような白い肌と、長い手足、まっすぐな栗色の髪…この女優さんってこんなにキレイだったっけ?と目を瞠る思いでした。
その後の年齢とともにゆっくりと老いをまとっていく様子もとても自然で美しかったです。
物語は、タイトル通りベンジャミン・バトンという男の人生をひたすら淡々と描いています。
「人生」や「出会いと別れ」「永遠」などについて示唆するエピソードなどもいろいろ出てくるのですが、ちょっと盛り上がりに欠けるかな~というのが正直な感想。
確かにその身体的なものも含めてベンジャミンの人生にはいろいろなことが起こるのですが、何が出てきても「ふ~ん」って感じになってしまうんですよねえ^^;
物語がベンジャミンの遺品である日記を元に過去を回想するという構成なのでちょっと地味だし、それになんだかんだ言ってもベンジャミンってけっこう(というかかなり)幸せな人生を送ってると思うんですよね。
で、それが彼が「勝ち取った」ものではなく「与えられた」と見えてしまったのが物足りなかったのかもしれません。
あと、ベンジャミンの外見が「老人から若返ってくる」という設定のため「今幾つなのか」がよく判らないのが不満でした。
年齢の表示があってもよかったのでは…。
それに何より上映時間約3時間(177分)は長すぎだと思います。
さすがに寝ることはありませんでしたが、途中でちょっと飽きました^^;
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