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2009/04/01

北森鴻/深淵のガランス

深淵のガランス (文春文庫)
深淵のガランス (文春文庫)

内容(「MARC」データベースより)
大正末に活躍した洋画家の傑作を修復することになった佐月恭壱は、パリの町並の下に隠された別の絵に気が付くが…。花師と絵画修復師、2つの顔を持つ男が絵画の謎に迫る表題作と、その続編「血色夢」を収録。

銀座を根城にする花師、そして一流の腕を持つ絵画修復師という二つの顔を持つ佐月恭壱を主人公にしたシリーズの1冊目。
表題作他「血色夢」「凍月」の3作を収録した短篇集。

好きな分野の話ではあるのだけど、いかんせん好きだというだけで知識がない私にはちょっと難しかった。
登場人物の言動に専門的な部分が多くて、具体的にどんなことをしているのか、起こっているのか、とか、その会話の持つ意味合いを把握するのが難しくて、物語を「楽しむ」というところまでは辿り着けなかった感じ。

ただ、恭壱を始めとする登場人物たちはいずれも一癖二癖あって魅力的だし、普段の生活では縁のない「絵画修復師」という仕事の一端を垣間見られたのは良かった。
既に2冊目(『虚栄の肖像』)も出ているようなので、こちらも読んでみよう。

この作品にも、北森氏の他のシリーズもの同様お馴染みの作品の登場人物とおぼしき影がちらついています。
そのうち全部がクロスした作品が読める日が来るのかな~?
楽しみですね。

虚栄の肖像
虚栄の肖像

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