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2009/05/06

今野敏/虚構の殺人者

虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
東京湾臨海署―通称ベイエリア分署の管内で、テレビ局プロデューサーの落下死体が発見された。捜査に乗り出した安積警部補たちは、現場の状況から他殺と断定。被害者の利害関係から、容疑者をあぶり出した。だが、その人物には鉄壁のアリバイが…。利欲に塗れた業界の壁を刑事たちは崩せるのか?大好評安積警部補シリーズ、待望の文庫化。

安積の独白がいつも以上にすごく多くて、ちょっと「イラッ」とするくらいでした。
最初のページで既に被害者の死体が見つかっているのに、そこから捜査が始まるまでのなんて長いこと!
村雨が融通が利かないのも、須田が見た目と違って有能な刑事なのも、黒木がスポーツマンのような神経質さを持っているのも、桜井が村雨に飼いならされてしまっているのではと心配しているのも、もう判ったから早く事件の捜査に入ってくださ~い!って何度も思ってしまいました(笑)
更に捜査に入ってからも、メインの事件には直接関係のない別の事件がいくつも入ってきたり、安積の個人的な(家庭的な)話も入ってきて話がなかなか進展しないし。

まあ、本当の警察の仕事というのは、TVドラマや小説みたいに起きた事件に全員がずっと張り付いていられるわけではなく、いくつもの事件を掛け持ちしているのかもしれないけど…でも、これはあくまで「小説」なんだからそんなところにリアリティを求められても…って感じ。
メインの事件は短編くらいの長さなのにそれに無理やりいろんな要素をくっつけて文庫一冊分にした作品という印象が残りました。

残念ながら今まで読んできた安積班シリーズの中で一番つまらなかったです。

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