ルネ・ラリック展@国立新美術館
最近、週末に予定がないと土日とも家でダラダラしちゃうことが多いので2日のうちどちらかは一人でもお出掛けしようという目標を自分に課してみました(笑)
その第1弾として、乃木坂の国立新美術館まで『生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ』を観に行って来ました。
展示作品はアール・ヌーヴォー様式のジュエリーからアール・デコ様式のガラス工芸まで約400点。
会場が広いし観客もそんなに多くなかったので全体的にそんなに混んでいるわけではなかったのですが、前半のジュエリーのほうは展示物一つ一つが小さいのでなかなか列が進まなくてちょっと疲れました^^;
対してガラス工芸の方は花瓶を始めとして大振りな作品が多かったので、けっこうゆったり。
でも、私は七宝焼きとガラスと宝石を組み合わせたジュエリーのほうに惹かれました。
花とか植物とか虫とかのモチーフの組み合わせ方と造形、色の使い方がすごくステキ。
特に微妙な色彩のバロック真珠が印象的でした。
ジュエリーのデザイン画もかなりの点数展示してあったのですが、それもすごくよかった~♪
というか、私はもしかしたらこのデザイン画が一番好きだったかも。
植物をモチーフにした作品なんか、まるで植物の細密画のように丁寧でリアルでキレイに描いてあるんだけど、同時に間違いなくデザイン画なんですよね。
サラサラッと描いてあるように見えてすごく精密で、質感もちゃんと表現されているところが凄いな~と思いました。
ガラス工芸のほうは正直今ひとつ。
イメージ的にもっと繊細な感じの作品なのかと思ったら、かなり大振りで大胆な作品が多かったのが意外でした。
色遣いも細か~く塗り分けてあるジュエリーとは違って単色系が多くてちょっと地味めだったし。
作品に光を透すとかするともっと印象が変わったのかもしれませんが…。
う~ん、でも、私って基本的にチマチマしたものが好きなのかも(笑)
会場の国立新美術館は今回初めて行きました。
千代田線の乃木坂駅からなら改札を出てすぐ(通路から直通)です。
全面ガラス張りのモダンなデザイン。
内部は3階まで吹き抜けです。
片側は全面窓で中央にカフェや休憩スペース、ミュージアムショップなどがあって、展示室は窓の反対側に全部集まっているという造りでした。
日射しが入るとかなり明るくなるのではないかと思うのですが、今日の東京はあいにく午後から夕方に掛けて厚い雲がどんどん出てきてしまったのでかなり暗いイメージでした。 残念だったのは常設展がなかったこと。
企画展の他は公募展の展示しかないんですね。
確かに企画展は展示数が多くて見応えがあるし、通路も広く取ってあって見易かったのですが、何かもうちょっと観るものがあってもいいような気がしました。
でも、企画展を観なければ入場料は不要なので、カフェやミュージアムショップだけ利用するというのもいいかも知れません。
あ、あと、3階のアートライブラリーも無料で利用できるのでオススメです。
甲斐庄楠音画集―ロマンチック・エロチスト
私も歩き疲れたのでちょっと休憩代わりに入って、たまたま目に留まった「甲斐庄楠音」(「ぼっけぇきょうおてぇ」の表紙になった絵を描いた画家)の画集を見てきました。
あの表紙絵(「横櫛」)もかなり印象に残る作品でしたが、画集にはもっとスゴイ(というか、怖い)作品がたくさんありました。
展覧会があったら是非行ってみたいですね。
でも、実物で見たらちょっと強烈過ぎてうなされるかも…^^;
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