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2009年9月の6件の記事

2009/09/28

「本好き」への道は遠く険しい…。

「はてブ」で見たどなたかのエントリー(見失ってしまった^^;)経由。

図書館で借りた本の扱い(from「発言小町」

皆さん、何番まで大丈夫だと思いますか?
1 本を食事をするテーブル(きれいにふいてある状態)に置く
2 読みかけのページを開いて逆さに伏せて置く
3 歯を磨きながら読む
4 トイレで読む

え~と、私は2~4はやりませんが、1番はOKだと思います。
でも、ここにレスしてるヒトは「全部ダメ」って意見がかなり多いんですよね~。ビックリ(驚)
だって、キレイに拭いてあるのになんで置いちゃダメなの???
それに、図書館の本って表紙に透明フィルムが張ってあるから、むしろ自分の本よりも(表側に関していえば)汚れに強いと思うんですが。
まあ、1については「本が汚い(誰がどこで触ったか判らない)からイヤ」って意見は判るような気がしますが…でも、それ言い始めると手袋、マスク、ゴーグル着用で読まなくちゃならなくなりませんか?
(私の場合、古本屋さんの本にはちょっと抵抗がありますが…)

内緒ですが(笑)、私は図書館の本読みながらご飯食べたり飲み物飲んだりします。
さすがに油ものや汁物を食べるときは止めておきますけど、お茶飲みながら読書、なんてフツーにしてます。

図書館の本は公共のものですので「借りてきたときの状態のままで返す」ことは注意してるつもりですけど、ここまでしないと「本好き」と呼ばれないのだとしたら私には辿り着けない場所かも。
いいんだ、私は「お話」が好きなんだから。(開き直りっ!^^;)

ちなみに自分の本はもっとぞんざいな扱いです。
わざと汚したり折り曲げたり書き込んだりは出来ないのですが(何となく抵抗がある)、読んでいて自然に汚れるのは全然平気。
あ、でもハードカバーだとちょっと気になるかなあ。
でも汚した瞬間は「あっ!」と思うけど、それを過ぎちゃえば「ま、仕方ないか」と思うし、その後も汚さないように特別に何かを気を付けようとは思わないですね。
本は生活の中にあるものであって、本のために生活しているわけではないから。
貸した本もあまり気にしません。
というのは「貸せる本」=「どうなってもいい本」なので。
基本的に貸すときは「返ってこなくてもいいや」って思ってます。
(お金の貸し借りと同じですね)
逆に汚れた本が戻ってくるのはイヤかも。
「汚されたのがイヤ」というより、汚れたのを返して来るな、という意味で。
汚したんならそのまま貰って下さい、と思います(笑)

みなさんはいかがでしょうか?

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「ベルギー幻想美術館」展@Bunkamura ザ・ミュージアム

所用で虎ノ門に行ったので、銀座線で渋谷に出てBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ベルギー幻想美術館」展を観てきました。

「ベルギー幻想美術館」というのは実際の美術館の名前ではなく、姫路市立美術館が所蔵するベルギー美術コレクションを紹介した展覧会とのこと。

ベルギー美術と言われてもあまりピンと来なかったのですが、先日読んだ『怖い絵』に出てきたフェルナン・クノップフの名前を見つけて「あ、なるほど」と思いました。
『怖い絵』の出てきた絵(「見捨てられた街」)は残念ながらなかったのですが、同じブリュージュを描いた「ブリュージュにて 聖ヨハネ施療院」がありました。
これも暗い石造りの建物が水の上に浮かんでいるモノトーンの絵で「見捨てられた街」と同じ雰囲気のまさに「幻想的」な作品。
他には淡い色合いと輪郭で描かれた女性像がありましたが、顔のイメージが漫画家の森川久美さんの登場人物に似てる感じがしました。

他にはデルヴィル、フレデリック、ロップス、アンソール、マルグリッド、デルヴォーなどの絵が展示してありましたが、知っていたのはマルグリッドくらいでしたね^^;
「幻想」と冠されるだけあって全体的に退廃的で繊細なイメージ。
でもその中にユーモアとしたたかさも合わせ持つ絵が多くてなかなか楽しめました。
そんなに「すごく巧い(上手い)!」って感じの絵ではないところも(この展覧会に限っては)雰囲気があってよかったです。

平日の昼間だったのでかなり空いていてゆっくり観られました。
(渋谷の街も休日に比べたら随分空いてました。いつもこのくらいなら出掛けようかなという気にもなるんですけどね~)

ベルギー幻想美術館展

久しぶりにヒールのある靴(といっても5cmくらい)を履いて歩いたら、帰りに足が痛くなってしまいました…。
少し甘やかしすぎかしら^^;
(といっても、あまりペタンコすぎても足の裏が痛くなるんですが)

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2009/09/13

海堂尊/ひかりの剣

ひかりの剣
ひかりの剣

内容紹介
『チームバチスタの栄光』の舞台でおなじみの東城大と帝華大。『ジェネラル・ルージュの凱旋』の天才外科医・速水晃一は「東城大の虎」とよばれた剣道部主将だった。かたや、「帝華大の伏龍」とよばれた清川。二人のあいだには、医鷲旗(東日本医科学生体育大会の剣道部の優勝旗)をめぐる伝説の闘いがあった。

「バチスタ」シリーズの外伝、という感じの作品。
『ジェネラル・ルージュの凱旋』に登場した速水と、『ジーン・ワルツ』(こちらは未読)の清川がまだ大学生だったころの物語。
大学医学部の学生だけで開催される剣道大会で医鷲旗(いしゅうき。大会の優勝旗)を争う各大学の剣道部員たちの姿を、お互いにライバルと認め合う速水と清川を中心に描いた「スポ根」小説です。

登場人物がシリーズのメンバーとかぶるのと、途中にちょっとだけ『ブラック・ペアン1988』で出てきた、速水、島津、田口3人の病院研修のシーンが出てくるので「バチスタ」シリーズなんだなあと感じる程度で、あとはひたすら剣道の話です。
相変わらず(剣道の)専門用語とかバンバン出てきてストイックに話は進んでしまうのですが、登場人物の書き分けも巧いし、ストーリーに勢いがあるので全編飽きずに読めました。
特に最後の医鷲旗を巡る速水vs清川の試合のシーンは迫力があって読み応え満点でした。

ただ、天才的な剣道の腕を持つ帝華大剣道部の新入部員「朝比奈ひかり」の存在はちょっと微妙な感じ。
清川の剣を、そしてその後(間接的とはいえ)速水の剣も変えていくという、物語の中で重要な役割を担っているのは確かなんだけど、それでも結局これは「速水と清川の物語」にしか読めなかったので。
タイトルにまで彼女の名前を使う必要があったのかなあ、と。
(しかも、あまりいいタイトルとも思えないし^^;)

高階院長は、剣道部の顧問(しかも最初は帝華大の、そしてその後東城大の)として登場して、速水と清川、そして2つの大学の剣道部員をいいように「弄んで」います(笑)
こんなに若い頃から「たぬきオヤジ」だったのね~。
「バチスタ」あたりよりも登場シーンが多い分、タヌキっぷりが堪能出来ると思います。

この剣道部での経験が速水を「ジェネラル」にしたのね、と納得できる作品でした。
清川の出てる『ジーン・ワルツ』も読むのが楽しみです♪(現在、図書館の順番待ち中)

ジェネラル・ルージュの凱旋
ジェネラル・ルージュの凱旋
ジーン・ワルツ
ジーン・ワルツ
ブラックペアン1988
ブラックペアン1988
 

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2009/09/05

映画:『グッド・バッド・ウィアード』

韓国映画『グッド・バッド・ウィアード』(原題:『The Good, the Bad, the Weird』)を観てきました。

予告編を観たときはもっとお気楽なアクション映画かと思っていたのですが、実際に観たらけっこうハードな映画でした。
ストーリー的には重くはない(というか内容がない^^;)のですが、ホントに最初から最後までアクションというより銃撃、殺戮シーンばっかりで、人はどんどん死んでいくし、血がいっぱい流れるしで、観ていてかなり疲れました。
銃でやられるのは距離があるし一発で終わりなので現実味がない分まだいいのですが、ナイフとかの接近戦だとなかなか決着がつかないし血の量も半端ないし、痛みも身近な感じがしてしまって観ていられなくて目をつぶってしまったところも何度もありました。
※日本での公開時に一部カットされたシーンもあるらしいです。
『グッド・バッド・ウィアード』ビョンホンの衝撃シーン一部カットへ!

イ・ビョンホンはバッド(悪いヤツ)『パク・チャンイ』役。
『G.I.ジョー』ではクールな悪役でしたが、こっちの映画ではクールどころではなく極悪非道、冷酷無比って感じ。
こんな役、やっちゃっていいんですか?ってほどの徹底ぶり。
目付きなんかかなり「イッちゃってる」感じだし。
ただ見た目の割りにガサツで頭があまりよさそうじゃない、何より余裕がない感じなのが個人的にはイマイチでした。
冷酷でもいいんですが、もうちょっと行動や動きがスタイリッシュだったらよかったのにな。
何故か、かなり唐突に上半身裸のシーンが出てきます…(笑)

一方グッド(いいヤツ)『パク・ドゥオン』役のチョン・ウソンはかなりカッコよかったです~♪
動きにムダがなくて美しい!
ライフルは百発百中だし、乗馬姿も決まってるし、何があっても余裕がある表情してるのがよかったです。
「いいヤツ」といってもこの3人のなかでは、ということであって正義の味方ではないんですけどね…でも、意味なく一般人を巻き込まないだけ他の2人よりかなり「いいヤツ」だと思えました。
(比較する対象が間違ってるかな?^^;)

ウィアード(へんなヤツ)『ユン・テグ』役はソン・ガンホ。
見た目からして2枚目な2人に対して、3枚目でちょっとマヌケでお調子者だけど、実は…という設定。
3人のなかで一人だけユーモアのセンスもあって、彼が出てくるシーンはちょっと息継ぎ出来る部分が多くて助かりました。

前半は満員の長距離列車や闇市など人がたくさんいるところでの銃撃戦なので直接闘っている同士以外の人間もいっぱい殺されてしまうのがイヤでした。
(特に列車の乗客。なんで殺さなきゃならないかが判らない)
それが後半になると他に誰もいない荒野(砂漠?)でのおっかっけっこ&銃撃戦になるので、ある意味気楽。
ただ、あまりにも人が入り乱れているので主役3人以外はどれとどれが仲間なのか敵なのかよくわからん…といった感じでしたが。
あ、それからこのあたりのシーンでは(微妙に変な(笑))日本軍が発射した大砲の爆発の中を馬賊たちが走っていくんだけど、人はともかく(?)馬は大変だ~と思いました。
どれだけ訓練しているのか判らないけど、怖いだろうなあ…。
しかもヘタに転んだら死んじゃうこともあり得るのでは?
(それは人間も同じだと思いますが)
その分迫力ある映像になっていたことは確かですが。

迫力はあったけど、面白かったかというと…^^;
まあ、これは映画の出来云々ではなく相性の問題でしょうね。
私はもっとお気楽で笑える映画が合ってるみたいです。

『グッド・バッド・ウィアード』公式サイト

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2009/09/01

今日から9月

会社帰りにプラッと駅ビルに行ったら、中に入っている文房具店の店頭に来年の手帳が!
もうそんな時期なんですね~…。1年経つの、早すぎ。

しかも、涼さんのブログ記事によると『ほぼ日手帳』の発売日だったとのこと。
例年だったら、発売日前に何度かサイトをチェックして買おうかどうしようか迷う期間があるのに、今年は気が付いたら発売日…。
どんだけボンヤリしてるんでしょうか(笑)
やっぱり今年は『ほぼ日手帳』を使わなかったせいかな?

2009年版 No.340 T’beau[ティーズビュー]リンクアップ式 12(手帳)
2009年版 No.340 T’beau[ティーズビュー]リンクアップ式 12(手帳)

ちなみに『ほぼ日~』の代わりに今年私が使っているのは高橋書店の「T'beau(ティーズビュー)12」(No.340)。
月間スケジュールと見開き2ページで1週間分のスケジュール、メモページに別冊のアドレス帳付きです。
シンプルな造りで、薄めだけどその割りに書き込み出来るスペースが多くて、私には使い易かったです。
重くないので、持ち運びしやすいのも○でした。
(『ほぼ日~』は重いのでつい持ち歩くのが億劫になってしまうんですよねえ…)
お値段もお手頃(945円:税込)です♪
実際に何を買うかはまだ判りませんが、T'beau(ティーズビュー)は来年もかなり有力候補です。

でもほぼ日のカバーもやっぱり可愛いんですよねえ。
特にブラウン・ドット
色味とか、ドットの大きさとかすごく好みです。
(こんな生地のものを以前も何か持っていたような記憶が…何だったのか思い出せないけど)
文庫本用にカバーだけ買っちゃおうかな。

いずれにしても近いうちにLoftに行って実物をチェックしてこようっと!
(でもまた今年も2カ月くらいず~っと悩むと思うけど^^;)

※涼さんの記事(「ほぼ日手帳2010 申し込み」)にトラックバックさせていただきました。


YouTubeでこんな↓動画を発見!
『ほぼ日乗組員が紹介する、ほぼ日手帳2010』

1101comで制作している公式版です。
他にもいろいろ紹介されてます。
1101comさんのチャンネル

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'09年9月の読了本

  • アラン・ベネット『やんごとなき読者』(白水社)
  • 海堂尊『ひかりの剣』(文藝春秋社)
  • 北村薫『街の灯』(文春文庫)
  • 北村薫『玻璃の天』(文春文庫)
  • 石田衣良『Gボーイズ冬戦争』(文春文庫)
  • 山本弘『アイの物語』(角川文庫)
  • 大倉崇裕『福家警部補の再訪』(東京創元社)

※感想を書いた本には該当ページへのリンクが張ってあります。

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