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2009年12月の4件の記事

2009/12/14

吉田秋生/海街diary1、2

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
海街diary 2 (フラワーコミックス)
海街diary 2 (フラワーコミックス)

珍しくマンガの感想です。
最近はあまりマンガを読まなくなったので本屋のマンガ売り場にも滅多に行かないのですが、今日はなんとなく「何か面白いのがあったら読みたいな」という気分になってプラーッと平台を見て歩いていたらこの本を発見。
「きれいな表紙だな~」と思ってよく見たら吉田秋生さんの作品だったので思わず購入してしまいました。

鎌倉を舞台に、幼い頃両親に捨てられ祖母に育てられた三姉妹(幸・佳乃・千佳)と、父親の死によって彼女たちと暮らす事になった14歳の異母妹(すず)の生活を描いたシリーズものです。

『BANANA FISH』以後、『夜叉』、『イブの祈り』とかなり重いテーマを扱った作品が続きストーリーも人間関係も複雑で内容を理解するのも一苦労…という感じになってしまい『イブの祈り』は途中で挫折。
この作品で何年ぶりかで再会したのですが『夜叉』や『イブ~』と全く方向性が違う、というか『夢見る頃を過ぎても』や『河よりも長くゆるやかに』の頃に戻ったような作品でした。
穏やかで、じんわりと温かさが広がるような雰囲気の作品ですごくリラックスして楽しく読めました。
悩んだり、悲しんだり、怒ったり、迷ったり…という感情や、友達や恋人、家族など人と人との関係が、穏やかな筆致で丁寧に描かれています。

それぞれ個性的な三姉妹と、その暮らしに突然現れる母親の違う妹。
普通だったら、いがみ合いとか反発とかという方向に動きそうな関係なのに、同じ傷を持つもの同士お互いがお互いを思いやる気持ちが嫌味なく描かれていてとても爽やかな作品でした。
また、彼女たちを取り巻く登場人物ひとりひとりがきちんと役割を持ってしっかりと描かれているのも読み応えがありました。

鎌倉の名所旧跡もたくさん出てくるので「鎌倉ガイド」にもなっています。

『月刊flowers』に年に2~3回掲載されたものをまとめてあるようなので、コミックスは1年半に1冊くらいなのかな?
これからも長く続いて欲しい作品です。

ところで次女の佳乃の恋人として『ラヴァーズ・キス』に出てきた朋章が出てくるのですが、これは『ラヴァーズ~』より前の設定なのかな?
佳乃と別れてから里伽子と付き合ったの?
それにしては、この作品の朋章のほうが吹っ切れた感が強いんですが。
『ラヴァーズ~』の朋章もかなり好きなキャラでしたが、こっちの朋章のほうが高校生らしくて可愛らしいですね♪

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2009/12/06

覚え書き:「デビュー40周年記念 萩尾望都原画展」

先日西武・リブロに寄ったら、麗しいエドガーの告知ポスターが貼ってあって思わず釘付けになってしまいました。
(下記リンク先のトップにも掲載されています。)
「何か短編の表紙だったと思うんだけど、なんだっけ?」としばらく考えたけど、思い出せず。
帰ってきてネットで検索したら『ランプトンは語る』でした。そう言われてみれば!
もう随分と読んでいないのでこのへんの記憶がかなり曖昧です^^;
当時はあんなに夢中で読んだのに…。

そういう記憶を引き出すためにも絶対行こう!と思いつつ本を買うためにレジに行ったら、優待券(200円引き)を頂けました。ラッキー♪

12月16日(水)~23日(水)まで西武池袋本店 別館・西武ギャラリーにて。
萩尾望都原画展

この展覧会のあとに開催される『吉田拓郎展』(1月2日~11日)の招待券もレジで頂きました。
拓郎さんのことはTVで見るくらいしか存じ上げないのですが、せっかくなので時間があったら見に行ってみようかなと思います。

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2009/12/03

「Google日本語入力beta」をインストールしてみた

Google製の日本語入力ソフトが無償配布されていると聞きつけて早速インストールしてみました。

Googleが日本語入力システム参入 β版無料公開 (IT medeia News)

Webの検索結果から辞書を自動で作成して変換候補を表示してくれるということで、ちょっと入力すると候補がどんどん出てくるので面白いです。
(それが邪魔と言えば邪魔なので、このあたりで好き嫌いが別れるかも)
ただ私の場合、特にマニアック(?)な言葉を使うわけではないので、どの日本語入力ソフトを使ってもそんなに変わらないような気もします。
ネット上で書き込みとかしている人には使い勝手がいいのかな。
私ももっと使い込めば良さが判るかも。
取り敢えず「インストールしてみたよ」という報告でした。

インストールはこちら↓から。
Google日本語入力beta

「Gigazin」さんに詳細な試用レポートが載ってました。
「Google 日本語入力」はATOKやMS-IMEを超えることはできるのか、実際に使って実用に耐えるかどうか試してみた

ところで。
(このソフトに限ったことではないのですが)自分のPCにどんどん便利なソフトを入れて使い勝手を向上させてしまうと、その機能が入っていないPC(主に会社の)を使うときに必要以上に「不便だ…」と感じてしまうんですよね~。
なのであまり過剰に便利機能を入れないようにしていたりします(笑)

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2009/12/01

'09年12月の読了本

  • 夢枕獏『陰陽師-夜光杯ノ巻』(文春文庫)
  • 有栖川有栖『海のある奈良に死す』(角川文庫)
  • 有川浩『シアター!』(メディアワークス文庫)

※感想を書いた本には該当ページへのリンクが張ってあります。

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