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2010/03/14

諸田玲子/王朝まやかし草紙

王朝まやかし草紙 (新潮文庫)
王朝まやかし草紙 (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
時は平安。都では、東宮と契った女は物怪にとりつかれるという噂が流れていた。東三条家、温子姫の女房・弥生は、母・近江の死に関する妙な噂を耳にする。真相を探るため、旧知の人々を訪ねる弥生。母の遺した和歌が二つの噂に関係しているらしいと突き止めるが、周囲で次々と怪死事件が発生し…。愛憎と欲望渦巻く宮中を舞台に描く、時代ミステリー。

平安時代の宮中ものは雰囲気が好きなので作品を見かけると読んでみるのですが、殆どの場合登場人物の多さと人間関係の煩雑さについていけず作品の面白さを楽しむところまで行けないまま討ち死にすることが多い私…。
残念ながらこの作品もそんな作品になってしまいました。

更にこの作品は平安ものであると同時にしっかりミステリーなのですが、その部分でもなかなか乗り切れず。
主人公の弥生と音羽丸の活躍で話が進むにつれて秘密が暴かれてどんどん暴かれるのですが、エピソードが多い上に誰もその情報をまとめてくれる人がいないので却って話が拡散して行ってしまってわけが判らなくなってしまいました。

大臣家の姫君付きの女房でありながら母親の死にまつわる謎を解くために町中や山の中までどんどん出掛けていってしまう行動力のある弥生、元は身分ある家の御曹司でありながらわけあって現在は住所不定の悪タレとなっている音羽丸、2人を見守る博学で口の悪い白楽天爺さん、内親王として産まれながら出家した母と共に内裏から離れた嵯峨に隠れ棲む孝子姫、出生の秘密を持ち暗い噂に包まれる美しき東宮…など、印象的な登場人物はたくさんいたのでもう少し判りやすい物語で出会いたかったなあ、と残念に思いました。

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