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2010/04/13

畠中恵/ころころろ

ころころろ
ころころろ

内容(「BOOK」データベースより)
摩訶不思議な妖怪たちに守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる江戸有数の大店の若だんな・一太郎。ある朝起きると、目から光りが奪われていた!その理由は、空前絶後のとばっちり?長崎屋絶体絶命の危機に、若だんなが名推理。だけど光りの奪還には、暗雲が垂れこめて―。佐助は妻と暮らし始め、どうなる、若だんな?絶好調「しゃばけ」シリーズ第八弾。

長崎屋の跡取息子・一太郎の目が突然見えなくなった…。
事件が起こる予兆となる若だんなが12歳の頃の物語から始まり、実際に目が見えなくなる話、大事な大事な若だんなの光を取り戻そうと仁吉、佐助らがそれぞれ活躍する話、原因(犯人)を捕まえて何とか若だんなの目を元に戻すよう説得する話…が連作の短編で構成されています。

全て同じ方向に進んでいく物語であるのに、それぞれが固有の謎を持っていたり文章の書き方にも工夫が見られたりで、とても面白く読めました。

特に2人の兄やがそれぞれ主役になる「ころころろ」と「けじあり」は出色。
話のイメージから考えるとそれぞれ逆の物語のほうが合っていそうな感じなのを、敢えてこの組み合わせにしたところが良かったです。

ただ、解決編「物語のつづき」で犯人と若だんなたちが問答を繰り広げる下りはちょっと長かったかな。
最初の2つの話はけっこうありがちなオチで終わっていたし、その後のホントに聞きたかった話との繋がりもよく判らなかったし。
どちらか片方でも良かったのではないかと思うのですが。

表題作他「はじめての」「ほねぬすびと」「けじあり」「物語のつづき」の5編を収録。

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