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2010年5月の5件の記事

2010/05/23

ココログ:風柳さん作「目次(ページング)スクリプト」バージョンアップ!

現在開いているページ内の目次やバックナンバーを指定件数ごとにページングして表示するのに使わせて頂いている「風柳亭」の管理人・風柳さん作のページングスクリプト。

以前は、カテゴリーのバックナンバーページでも同じようにページング出来たのですが、去年の11月にココログの仕様変更でカテゴリーページ表示方法が11件以降はタイトルリンクがズラズラと表示される、という表示に変わってしまってからその機能が使えなくなってしまいました。

この変更があったときに風柳さんのブログで「現在の仕様でもページング出来るようになりませんか?」とずうずうしいお願いをしていたのですが、昨日風柳さんからツイッターを通して「バージョンアップしました」のお知らせが!

【ココログ】目次(ページング)スクリプト改修(Version 0.07p)

早速確認してみたところ、以前のようにカテゴリーが10件ごとにページングされていました。やった~!(^^)v
やはりこの表示方法だと過去ログが見易いですね。

風柳さん、お忙しい中リクエストに応えて頂いてありがとうございました♪
すごく助かりました。

ココログのカテゴリー別バックナンバーが見にくいとお困りのみなさん、このスクリプトはおすすめです。
是非使ってみて下さい。

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ココログ:スパムコメントが急増

ここ数日、急にスパムコメントが増えてきた。
同じ記事へのコメント受付通知メールがいくつも届くので、開いてみると全てスパム。
いくつもメールが来ると鬱陶しいし、いちいち削除するのも面倒。
2年も前に書いた古い記事なので今更(スパム以外の)コメントはないだろうと判断して、スパムを削除すると同時にコメント受付中止にしてみた。

ココログにはコメント管理画面に「スパム」のフォルダーもあるので開いてみたところ、こちらにもかなりの数のスパムコメントが入っていた。
しかも、上記のスパムと同じ記事あて。
直接ここに入ったコメントは受付通知メールが来ないのでその分については負担が軽減されているわけだけど、同じ記事に(ほぼ)同じような内容で来てるのにスパムとしてフィルタリングされるものとされないものがあるのは何故なんだろう?

<13時09分 追記>
↑の記事のコメントを閉じたら、今度は標的が別の記事に移って集中砲火を浴びてます(泣)
今回は殆どスパムフォルダーに入ってるので今のところそんなに被害はないんだけど…ココログ全体に同じくらい(またはそれ以上の)スパムがばらまかれているとしたらまたシステムがダウンしちゃうんじゃないのかな~?
それが心配です。

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2010/05/09

小路幸也/モーニング Mourning

モーニング Mourning
モーニング Mourning

内容(「BOOK」データベースより)
大学時代の親友である河東真吾の訃報に接した私。葬儀のため福岡に集まったのは、同じ大学でバンドを組み、四年間一つ屋根の下で共同生活を送った淳平、ヒトシ、ワリョウ。葬儀を終え、それぞれの家へ、仕事へ戻ろうとしたとき、今は俳優となった淳平が言った。「この車で一人で帰って、自殺する」。何故?しかもこんなタイミングで?思いとどまらせるために、私たちは明日の仕事を放り投げ、レンタカーで一緒に東京まで向かう決意をする。「自殺の理由を思い出してくれたら、やめる」。淳平のその言葉に、二十数年前のあの日々へと遡行するロングドライブが始まった。それは同時に、懐しい思い出話だけでは終わらない、鍵をかけ心の奥底に沈めた出来事をも浮上させることになっていくが…。

『東京バンドワゴン』シリーズの小路さんの作品。
とても面白かったです。

40代半ばになった大学時代の親友4人が卒業以来20年ぶりに顔を揃えたのは、もう一人の親友・真吾の葬儀だった…。
こんな場面から始まる小説は、もうそれだけで「ズルい」でしょう(笑)
冒頭からの切ないシーンに既にウルウルしてる私。
その後も数ページに1度は涙を流しながら一気読みでした。

葬儀の帰り道、集まった4人の中の一人で俳優の淳平の「これから自殺する」のセリフに慌てる3人。
そして、彼らは帰りの飛行機をキャンセルして、淳平の自殺を思いとどまらせるためのロングドライブに付き合うことになります。
九州から金沢までの車中で語られる彼らの幸福で、少し切なく苦い青春時代の思い出。
主人公・ダイの実家の離れでの5人の共同生活、忘れられない女性との記憶、そして彼女にまつわる悲しく、苦しい事件とその顛末…。

 

私には彼らのように強烈な思い出があるわけではありませんが、それなりに一緒に遊んだ友達、経験、人間関係もあったのでそうしたものをとても懐かしく思い出したり、また彼らと同様、近しい人を亡くした経験も何度かあるので、そうした時の残された側のやりきれない、どこにぶつけたらいいのか判らない気持ちも蘇ってきてちょっと辛かったです。

途中のある事件の告白やラストの意外性など、いつも読んでいる『東京バンドワゴン』シリーズよりはちょっとハードで辛いエピソードも多く入った話でしたが、全体的にしみじみと落ち着いたトーンの語り口+シーンの切り替えの見事さで気持ちよく、かつ飽きずに読めました。
エンディングも清々しくて、読後感もとても良かったです。

4人が乗る車の中で流れていた80年代のヒット曲もすごく懐かしくて、久々にちょっと聞きたくなりました。
どこかにCDあったかな~?

これも映像で見たいなあ。
映画でもいいけど、車の中と回想シーンが殆どなのでもしかしたらむしろ舞台向きかも。
絶対に見に行きますので、どなたか是非。

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首藤瓜於/事故係 生稲昇太の多感

事故係 生稲昇太の多感
事故係 生稲昇太の多感

内容(「BOOK」データベースより)
22歳の昇太は、正義感たっぷりで直情型の愛宕南署交通課巡査。南署のマドンナ・大西碧とつきあうクールな先輩・見目とコンビを組んで交通事故の解決を目指す。だが、社会や組織の壁にぶち当たり、うまくいかないことばかりで…。これこそ警察小説の新境地!『脳男』で乱歩賞を獲得した著者の受賞後第一作。

初めて読む作家さん。
残念ながらイマイチでした。

高校を卒業後、父親と同じ警察官になり5年目。
所轄警察署の交通課で事故処理を担当する昇太の日常を描いた作品。
警察という組織の中でまだまだ半人前の昇太が直面する仕事や人間関係の厳しさ、難しさが淡々と描かれています。
文章は読みにくくはないのですが、全体的に淡々としすぎていて盛り上がる部分がないのでちょっと飽きます。
登場人物、特に主人公の昇太にも魅力がありません。
昇太は小学生の頃のあだ名は「ゴリラ」だったという<ブ男>キャラなのですが、問題はそこではなく「性格」。
独善的ではないにしても、考え方が狭小で、思い込みが強く、噂話に行動を左右されるし、被害者意識が強い…というあまり友達になりたくないタイプの青年なんですよね。
しかも言動とかが「お前はホントに今どきの若者か?」と疑うくらい、古い+おっさん臭いんですよ。
いくら官舎で一人暮らしだからって、今どきTV(音楽でもマンガでもパソコンでもいいのですが)も見ない若者っているんですか?
これが昭和30年くらいが舞台で、主人公は40代後半とかなら理解できるのですが。
それに、いろんなところに置いてきた伏線を回収せずにそのまま終わってしまう中途半端さも気持ち悪かったです。

他の作品(乱歩賞を獲った『脳男』とか)は評価が高いので、私が選ぶ作品を間違えてしまったんでしょうねえ。
次に読む作品に期待したいと思います。

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2010/05/05

‘10年05月読了本

  • 野崎まど『舞面真面とお面の女』(メディアワークス文庫)
  • 蜷川真夫『ネットの炎上力』(文春新書)
  • 小路幸也『オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン』(集英社)
  • 宇江佐真理『雷桜』(角川文庫)
  • 首藤瓜於『事故係 生稲昇太の多感』(講談社)
  • 小路幸也『モーニング』(実業之日本社)
  • 池波正太郎『雲霧仁左衛門(前・後編)』(新潮文庫)
  • 小早川涼『庖丁人侍事件帖 将軍の料理番』(学研M文庫)
  • 村山早紀『コンビニたそがれ堂』(ポプラ文庫)
  • 村山早紀『コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状』(ポプラ文庫)
  • 村山早紀『コンビニたそがれ堂 星に願いを』(ポプラ文庫)
  • 近藤史恵『ふたつめの月』(文春文庫)
  • 『蝦蟇倉市事件 1』(東京創元社)
  • 大鐘稔彦『孤高のメス 外科医当麻鉄彦〈第1巻〉』(幻冬舎文庫)
  • 三浦しをん『まほろ駅前番外地』(文藝春秋)

※感想を書いた本には該当ページへのリンクが張ってあります。

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