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2010/05/09

首藤瓜於/事故係 生稲昇太の多感

事故係 生稲昇太の多感
事故係 生稲昇太の多感

内容(「BOOK」データベースより)
22歳の昇太は、正義感たっぷりで直情型の愛宕南署交通課巡査。南署のマドンナ・大西碧とつきあうクールな先輩・見目とコンビを組んで交通事故の解決を目指す。だが、社会や組織の壁にぶち当たり、うまくいかないことばかりで…。これこそ警察小説の新境地!『脳男』で乱歩賞を獲得した著者の受賞後第一作。

初めて読む作家さん。
残念ながらイマイチでした。

高校を卒業後、父親と同じ警察官になり5年目。
所轄警察署の交通課で事故処理を担当する昇太の日常を描いた作品。
警察という組織の中でまだまだ半人前の昇太が直面する仕事や人間関係の厳しさ、難しさが淡々と描かれています。
文章は読みにくくはないのですが、全体的に淡々としすぎていて盛り上がる部分がないのでちょっと飽きます。
登場人物、特に主人公の昇太にも魅力がありません。
昇太は小学生の頃のあだ名は「ゴリラ」だったという<ブ男>キャラなのですが、問題はそこではなく「性格」。
独善的ではないにしても、考え方が狭小で、思い込みが強く、噂話に行動を左右されるし、被害者意識が強い…というあまり友達になりたくないタイプの青年なんですよね。
しかも言動とかが「お前はホントに今どきの若者か?」と疑うくらい、古い+おっさん臭いんですよ。
いくら官舎で一人暮らしだからって、今どきTV(音楽でもマンガでもパソコンでもいいのですが)も見ない若者っているんですか?
これが昭和30年くらいが舞台で、主人公は40代後半とかなら理解できるのですが。
それに、いろんなところに置いてきた伏線を回収せずにそのまま終わってしまう中途半端さも気持ち悪かったです。

他の作品(乱歩賞を獲った『脳男』とか)は評価が高いので、私が選ぶ作品を間違えてしまったんでしょうねえ。
次に読む作品に期待したいと思います。

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