柴田よしき/竜の涙 ばんざい屋の夜
東京・丸の内の古いビルの片隅で京のおばんざいを出す小料理屋「ばんざい屋」が舞台の短編集。
01年に出版された『ふたたびの虹』に続く【ばんざい屋】シリーズ2作目。
1作目が面白かったけどなかなか続きが出ないのでシリーズ化はされないのかな、と半分諦めていたところに新刊登場。
嬉しかったです。
今回はミステリーの要素は殆どありませんでしたが、ばんざい屋で供される美味しそうなおばんざいや女将のお客を見つめる柔らかい視線、会話で構成された物語は十分満足できるものでした。
表題作他「霧のおりてゆくところ」「気の弱い脅迫者」「届かなかったもの」「氷雨と大根」「お願いクッキー」の6編を収録。
ふたたびの虹―推理小説
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