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2010/08/01

小松エメル/一鬼夜行

一鬼夜行 (ポプラ文庫ピュアフル)
一鬼夜行 (ポプラ文庫ピュアフル)

内容(「BOOK」データベースより)

江戸幕府が瓦解して五年。強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―。あさのあつこ、後藤竜二両選考委員の高評価を得たジャイブ小説大賞受賞作、文庫オリジナルで登場。

あらすじを読んだ感じからなんとなく連作短編をイメージしていたので、長編だったのが意外。
人間の子供に見える鬼と鬼のような顔をした人間の若者って取り合わせも、その2人が解決していく妖怪騒ぎも面白いんだけど、それぞれの関係性や屈託の原因がストーリーの中に埋没してしまって何故こういう現象が起こるのか、何故この登場人物はこういう行動を取っているのか、という動機の部分が分かりにくかった。

短編にして一つ一つの事件をきちんと完結して、その最後でそもそもの話を決着させる、という構成のほうが分かりやすかったんじゃないかなあ。

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コメント

小松エメルさんは底知れぬ創造性をお持ちです。

と書いてあるサイトも出てきましたね。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm
新作、『鬼やらい』を読んでます。
最近は注目度がアップしてきたのか、あちこちで取り上げられてますね。
でも、この(↑)サイトはちょっと目線が違うので、ちょっと面白い。

底知れぬ創造性を持っている、ちょっと脳波が他人と違うとか書いてあります。
1作目で脚光を浴びる作者さんは、どこか違うんですね~。

投稿: 洋一 | 2011/07/13 23:53

■洋一さん
こんにちは。

どんな本もせっかく時間を割いて読むわけですから面白かったと思えるに越したことはないですね。
私も苦手意識を持つことなく、次の作品も読んでみようと思います。

コメントありがとうございました。

投稿: tako | 2011/07/14 08:04

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