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2011年2月の9件の記事

2011/02/26

畠中恵/こいしり

こいしり
こいしり

『まんまこと』の続編。
表題作他「みけとらふに」「百物語の後」「清十郎の問い」「今日の先」「せなかあわせ」の6編を収録。

一話目(「こいしり」)では麻之介が前作で知り合ったお寿ずと祝言をあげて夫婦にまでのあれこれが描かれる。
いくらお気楽者の麻之介でも結婚して妻を娶るというのは大事件のはず。
それなのに、それ以降最終話(「せなかあわせ」)までお寿ずの気配が物語の中に殆ど感じられないことに違和感があった。
「それでこそお気楽者の面目躍如」という考え方もあるかもしれないけど、前作での設定では麻之介のお気楽な性格は天性のものではなく借り物であるはず。
だとしたら今まで他人だった女性が自分の妻、家族となったことに対してよくも悪くも何らかの変化がありそうなものだと思うんだけど。

いつもの3人衆が出かけていって、いつのまにか騒動に巻き込まれるそれぞれの話の顛末は面白いものが多かっただけに、その部分がすごく気になった。

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和田竜/のぼうの城(上・下)

のぼうの城 上 (小学館文庫)
のぼうの城 上 (小学館文庫)
のぼうの城 下 (小学館文庫)
のぼうの城 下 (小学館文庫)

話題作だし夏には映画も公開されるのでその前に読んでみようかな~と思って読んでみた。

文庫では北条を倒すべく進軍した秀吉に忍城攻略を命じられた三成軍とのぼうたち忍城軍が戦うことになるまでの上巻と、その合戦の顛末を描いた下巻に分かれている。

上巻はけっこう正統派の歴史小説という印象。
文章は読み難くはないけど、展開が遅いし本筋に関係ない挿話が多いのでちょっとダレる。

対して戦いの場面が多い下巻は展開も早く、緩急もあってなかなか面白かった。
でも歴史小説というよりも、名門強豪チームと無名弱小チームのスポーツものを読んだみたいな読後感。
そういうのを狙ったのならそれでもいいんだけど、だったら前半ももう少し軽快に書いて欲しかった…というか、歴史小説なのに本屋大賞にノミネートされたり、実際に100万部以上売れたりした作品だから、もともとそういう内容なのかと思っていた。
それなのに、前半があまりにも硬くて展開が遅いのがすごく意外。
確かに後半は面白かったけど、そこに行き着くまでに200ページも読まなくちゃならないのはちょっとツライ。

でも、映像化に向きそうな題材なので映画にはちょっと期待。
「大作歴史絵巻」みたいな大上段から構える感じじゃなくて、どちらかというと「B級アクション映画」っぽいノリで行って欲しいなあ。

映画「のぼうの城」オフィシャルサイト

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加藤実秋/Dカラーバケーション(インディゴの夜)

Dカラーバケーション(インディゴの夜)
Dカラーバケーション(インディゴの夜)

「インディゴの夜」シリーズの4作目。

テンポのいい文章はそのままで、物語の展開がスムーズになってきたし、登場人物の性格付けもハッキリしてきて楽しく読めた。
今までの熱血バカ(失礼)タイプのホスト達に加えて、クールで草食系の新人たちを配置して広がりも出てきたし、憂夜や空也の使い方も上手い。
(ドッグカフェで空也が犬を落として歩くところは笑えた(笑))

ただ普段はそうでもないのに真相に迫ってくると急に勘が鈍くなったり、ミスリーディングや伏線が「いかにも」な感じで出てきちゃうところが散見されたのが残念。
そういうところこそ、こっそり上手に書いて最後に「なるほど、そうだったのか!」と思わせて欲しいなあ。
(言うのは簡単だけどね^^;)

表題作他「7days活劇(セブンディズロンバーズ)」「サクラサンライズ」「一剋」の4編を収録。

表題作は途中の展開がちょっと複雑すぎて判りにくかった。
もっとシンプルでも良かったのでは。

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2011/02/05

山本兼一/千両花嫁

千両花嫁―とびきり屋見立帖
千両花嫁―とびきり屋見立帖

幕末の京都。
由緒ある茶道具屋を営む「からふね屋」の娘・ゆずと元奉公人の真之介は駆け落ち同然に店を出て二人だけで祝言を挙げてしまう。
二人が始めた道具屋「とびきり屋」で巻き起こる騒動を、持ち前の明るさと機転、そして商売の知恵で切り抜けていく。

表題作の他、「金蒔絵の蝶」「皿ねぶり」「平蜘蛛の釜」「今宵の虎徹」「猿ヶ辻の鬼」「目利き一万両」の7編を収録。

川上和生さんの明るく柔らかく可愛らしいイメージのイラストの表紙が印象的。
この表紙からもっとふんわりした口当たりのいい柔らかい話を想像していたら、身分違いの結婚を許してくれないゆずの家族や婚約者が真之介への態度がすごく陰険だったり(まあ、愛娘&許婚を「盗られた」側としては当然かも)、店に出入する勤皇志士の悪質ないやがらせに対処したりとけっこうシリアスな内容が多かったのでちょっと意外。

それでも、その中に真之介とゆずの、お互いを愛おしく思う気持ち、店と商売と奉公人を大切に思う気持ち、周囲の人を思いやる気持ちが物語の端々に感じられて気持ちよく読めた。
特に勝気で頭がよく、度胸があって機転が利くゆずの活躍が鮮やかで印象的。
ゆずの実家「からふね屋」の家族(両親+兄)みんなヤーな感じなのに、末娘のゆずだけが美人で明るくて性格も頭もいい娘に育ったのか謎だ。
「とびきり屋」の番頭や手代たちも個性的な顔ぶれが揃っているので、もっとそれぞれの個性が前面に出る内容があってもよかったかも。

店の客として新撰組や龍馬、高杉など歴史上の人物が入れ替わり立ち代り登場する。
主人の真之介は独学で身に付けた簡単な観相学でそれぞれの登場人物の顔立ちから人物像を密かに鑑定し、それがその後の物語につながっていくという設定も面白かった。

赤子の頃に捨てられていた真之介の出生の秘密が判りかける…という微妙なところで終わるので「あれ?」と思っていたら続編があるらしい。
『ええもんひとつ』
早速図書館に予約。
楽しみ♪

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2011/02/04

富樫倫太郎/SRO〈2〉死の天使

SRO〈2〉死の天使 (中公文庫)
SRO〈2〉死の天使 (中公文庫)

重症患者を死に導くことを神から与えられた使命と信じ勤務する病院で殺人を繰り返す医師と、彼の犯行を立証し逮捕するために奔走する警視庁のお荷物部署「広域捜査専任特別調査室」(SRO)メンバーたちの攻防。

SROは警察内外からの要望に応える形で新設された部署で、今までの警察組織に馴染まないその存在は警察内部では敵視されている。
その一方、優秀なメンバーが思いがけない大事件を探し当て(強引な手段ながら)解決してしまう…そしてそれが更に反感を買う、というよくあるパターン。
それでも「前の事件で暴走した影響でメンバーの半分が自宅謹慎+入院中、残りも外出禁止」という制約のある中でどうやって犯人像に迫っていくかという流れがスムーズで面白かった。
また、狂信的なシリアルキラーという「どこかで読んだような…」という感じの犯人側も、一見穏やかな良識人でしかも優秀な医師である琥珀が徐々に本性をむき出しにしていくさまが不気味に描かれていて効果的。

ただ、そこまでの丁寧な工程に比べて終わり方がちょっと乱暴であっけなかったのが残念。
SROと犯人が直接対決する緊迫したシーンをもっと読みたかったな。

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夏川草介/神様のカルテ

神様のカルテ
神様のカルテ

長野県松本市で「24時間、365日対応」を掲げる超多忙な病院に勤務する内科医・一止(いちと)の仕事と生活を描いた連作短篇。

「夏目漱石を敬愛している」という理由で古風で理屈っぽいしゃべり方をする、という一止のキャラクター設定が最後まで気になった。
同僚医師や看護師たちとの会話部分がいちいちめんどくさかった。
私が漱石をよく知らないせいもあるかもしれないけど、このしゃべり方が効果的であったとはあまり思えないんだけどな。
それに一止の性格が屈折しすぎ。
飄々として穏やかなようでいて、実はシニカル、そしてそのまた向こうに熱いものがあるという感じ。
で、その熱いものを他者に悟られるのが恥ずかしくてつい冗談で誤魔化してしまう、という感じに思えた。
ただ、それが物語の中で上手く生かされていなかったような気がする。

愛妻のハルやアパートの住人、病院でも患者との会話やエピソードは素直で屈託のない一止の部分がそのまま出ていてよかった(特に「学士殿」との別れのエピソードは泣けた)けど、それと医師としての一止の部分がうまくリンクしていなかったという印象。
病院での激務の内容についても表現が上滑りしていて全体的に散漫な印象が残った。

この作品は今年('11年)の夏、櫻井翔&宮崎あおいの主演で映画が公開される予定。
ハル=宮崎さんはイメージがぴったり収まるけど、一止=櫻井くんはちょっと微妙。
(でも白衣を着てる櫻井くんってどこかで見たことあるような気がするんだけど…気のせい?)
どんな出来になっているのかな。
単なる「泣ける映画」にだけはならないで欲しいと切に願う。
映画「神様のカルテ」公式サイト

ところで「神様のカルテ」ってどういう意味?

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富樫倫太郎/早雲の軍配者

早雲の軍配者
早雲の軍配者

伊勢(北条)早雲にその才能を見出された少年 小太郎は早雲の庇護の下、名門・足利学校に入学する。
身内との争いに悩みながらも友や師に恵まれ、さまざまな経験を経て小太郎が戦を司る「軍配者」として成長していく物語。

表紙イラストのイメージだと小太郎ってもっと悪知恵が働いて、腕っ節も強いガキ大将タイプなのかと思ったら全然そんなことなくて頭がよくて素直で優しい少年だった。
あまりにもまっすぐすぎてちょっと面白みに欠けるのが難点だけど、その分脇役はみんな個性豊かで楽しかった。
中でも印象的なのは少年・小太郎の才能を見出し手塩にかけて育てようとした韮山様こと伊勢(北条)早雲、そして小太郎と共に足利学校で学ぶことになる「山本勘助」。
特に勘助はその設定からしてすごい(笑)
最初に小太郎と出会うシーンでは全然イメージと違うので「あれ?」と思うんだけど、その後の展開にビックリ。
かなり奇抜な設定だけど面白かったのでマル。
勘助については別に『信玄の軍配者』という作品が出ているらしいのでこちらも読んでみよう。

早雲を敬愛し、早雲の指示によって小太郎の警護をすることになる十兵衛もいいキャラクター。
足利学校までの旅が危険だからと一緒についていくのに、一人で病気になって歩けなくなってしまう…ってどっちが警護役か判らないし。
それなのに謝るでもなくむしろ偉そうにしている十兵衛が笑えた(笑)

ただ、足利学校を出て軍配者となった小太郎の采配がちゃんと描かれているのは初戦だけ。
それもそれまでの丁寧で細やかな展開に比べたら随分駆け足な感じの描写になっていたのが残念だった。
もうちょっと敵との駆け引きとか心理戦の部分を読みたかったなあ。

あと、小太郎が軍配者になるまでにいろんな妨害にも遭うわけだけど、そのことにきちんとケリが付いていないのも気になった。
特に身内関係のいざこざについてはちゃんと納得しあえる結末にしてスッキリさせてほしかった。

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2011/02/03

作家さんのツイッターアカウントを調べてみたー

作家さんのツイッター(Twitter)アカウントを検索してみました。
思った以上に登録してる作家さんが多いので驚き。
浸透してるんですねえ。
探せばまだまだ出てきそうですが、キリがないのでこの辺で。
また気が向いたら追加します。

【注意】
一応プロフィールやツイート内容から本人だと確認出来たものを抜き出したつもりですが、もしかしたら誤った情報(同姓同名の他人とか)があるかもしれませんのでご了承下さい。
自分の過去の読了リストを参考に検索したので著作業以外のお仕事がメインの方も混じっています。

<あ行>
揚羽千景さん(@Ageha_Chikage)
http://twitter.com/#!/Ageha_Chikage
赤瀬川原平さん(@akasegawagenpei)
http://twitter.com/#!/akasegawagenpei
青木淳悟さん(@aokijungo)
http://twitter.com/#!/aokijungo
青井夏海さん(@aonatsu)
http://twitter.com/#!/aonatsu
阿部和重さん(@sin_semillas)
http://twitter.com/#!/sin_semillas
井出洋一郎さん(@ideyoichiro)
http://twitter.com/#!/ideyoichiro
いしたにまさきさん(@masakiishitani)
http://twitter.com/#!/MASAKIISHITANI
五十嵐貴久さん(@igarashitakahis)
http://twitter.com/#!/igarashitakahis
糸井重里さん(@itoi_shigesato)
https://twitter.com/#!/itoi_shigesato
井上夢人さん(@InoueYumehito)
http://twitter.com/#!/InoueYumehito
井上荒野さん(@arereno)
http://twitter.com/#!/arereno
上田早夕里さん(@Ued_S)
http://twitter.com/#!/Ued_S
大崎梢さん(@o_kozue)
http://twitter.com/#!/o_kozue
大倉崇裕さん(@muho1)
http://twitter.com/#!/muho1
荻上チキさん(@torakare)
http://twitter.com/#!/torakare
岡部敬史さん(@okataco)
http://twitter.com/#!/okataco
大森望さん(@nzm)
http://twitter.com/#!/nzm
奥泉光さん(@okuizm)
http://twitter.com/#!/okuizm
乙一さん(@adachihirotaka)
http://twitter.com/#!/adachihirotaka
大塚ひかりさん(@hikariopopote)
http://twitter.com/#!/hikariopopote
太田忠治さん(@tadashi_ohta)
http://twitter.com/#!/tadashi_ohta

<か行>
梶尾真治さん(@kajioshinji3223)
http://twitter.com/#!/kajioshinji3223
川端裕人さん(@Rsider)
http://twitter.com/#!/Rsider
香山リカさん(@rkayama)
http://twitter.com/#!/rkayama
北尾トロさん(@torokitao)
http://twitter.com/#!/torokitao
きたみりゅうじさん(@kitajirushi)
http://twitter.com/#!/kitajirushi
桐野夏生さん(@natsuokirino)※非公開
http://twitter.com/#!/natsuokirino
北野勇作さん(@yuusakukitano)
http://twitter.com/#!/yuusakukitano
鯨統一郎さん(@kujira1016)
http://twitter.com/#!/kujira1016
近藤史恵さん(@kondofumie)
http://twitter.com/#!/kondofumie
小松エメルさん(@koma0926)
http://twitter.com/#!/koma0926
コグレマサトさん(@kogure)
http://twitter.com/#!/KOGURE
児玉憲宗さん(@sensuido)
http://twitter.com/#!/sensuido
越水利江子さん(@riekossy)
http://twitter.com/#!/riekossy
鴻上尚史さん(@KOKAMIShoji)
http://twitter.com/#!/kokamishoji

<さ行>
桜庭一樹さん(@sakurabakazuki)
http://twitter.com/#!/sakurabakazuki
佐々木ひとみさん(@hitomi_sa)
http://twitter.com/#!/hitomi_sa
斎藤智裕さん(@hiro_mizushima)
http://twitter.com/#!/hiro_mizushima
小路幸也さん(@shojiyukiya)
http://twitter.com/#!/shojiyukiya
柴田よしきさん(@shibatay)
http://twitter.com/#!/shibatay
篠原一さん(@hajime_s1976)
https://twitter.com/#!/hajime_s1976
島田雅彦さん(@SdaMhiko)
http://twitter.com/#!/SdaMhiko
瀬名秀明さん(@hsena17)
http://twitter.com/#!/hsena17

<た行>
高橋由太さん(@YutaTakahasi)
http://twitter.com/#!/YUTATAKAHASI
竹内薫さん(@7takeuchi7)
http://twitter.com/#!/7takeuchi7
田中啓文さん(@ikafue)
http://twitter.com/#!/ikafue
谷川俊太郎さん(@ShuntaroT)
http://twitter.com/#!/shuntarot
田村裕さん(@hiroshi93)
http://twitter.com/#!/hiroshi93
嶽本野ばらさん(@MILKPUNKSEX)
http://twitter.com/#!/MILKPUNKSEX
竹本健治さん(@takemootoo)
http://twitter.com/#!/takemootoo
田口ランディさん(@taguchirandy)
http://twitter.com/#!/taguchirandy
高田侑さん(@takada_yu)
http://twitter.com/#!/takada_yu
高橋源一郎さん(@takagengen)
http://twitter.com/#!/takagengen
辻真先さん(@mtsujiji)
http://twitter.com/#!/mtsujiji
津原泰水さん(@tsuharayasumi)
http://twitter.com/#!/tsuharayasumi
筒井康隆さん(@TsutsuiYasutaka)
http://twitter.com/#!/TsutsuiYasutaka
辻仁成さん(@TsujiHitonari)
http://twitter.com/#!/TsujiHitonari
戸梶圭太さん(@K_tokaji)
http://twitter.com/#!/K_tokaji
豊崎由美さん(@toyozakishatyou)
http://twitter.com/#!/toyozakishatyou
鳥飼否宇さん(@hiutorikai)
http://twitter.com/#!/hiutorikai

<な>
中場利一さん(@kishiwadachunba)
http://twitter.com/#!/kishiwadachunba
中島かずきさん(@k_z_ki)
http://twitter.com/#!/k_z_ki
似鳥鶏さん(@nitadorikei)
http://twitter.com/#!/nitadorikei
貫井徳郎さん(@tokuro_nukui)
http://twitter.com/#!/tokuro_nukui

<は行>
花村萬月さん(@bubiwohanamura)
http://twitter.com/#!/bubiwohanamura
原田宗典さん(@haradamunenori)
http://twitter.com/#!/haradamunenori
平野啓一郎さん(@hiranok)
http://twitter.com/#!/hiranok
日垣隆さん(@hga02104)
http://twitter.com/#!/hga02104
藤本由香里さん(@honeyhoney13)
http://twitter.com/#!/honeyhoney13
福井栄一さん(@getsuei99)
http://twitter.com/#!/getsuei99

<ま行>
枡野浩一さん(@toiimasunomo)
http://twitter.com/#!/toiimasunomo
益子昌一さん(@M45S1)
http://twitter.com/#!/M45S1
光原百合さん(@mitsuharayuri)
http://twitter.com/#!/mitsuharayuri
三雲岳斗さん(@mikumo)
http://twitter.com/#!/MIKUMO
道尾秀介さん(@michioshusuke)
http://twitter.com/#!/michioshusuke
村山早紀さん(@nekoko24)
http://twitter.com/#!/nekoko24

<や行>
矢崎存美さん(@yazakiarimi)
http://twitter.com/#!/yazakiarimi
山田真哉さん(@kaikeishi1)
http://twitter.com/#!/kaikeishi1
山川健一さん(@Yamakawakenichi)
http://twitter.com/#!/Yamakawakenichi
結城光流さん(@mitsuru_y)
http://twitter.com/#!/mitsuru_y
米澤穂信さん(@honobu_yonezawa)
http://twitter.com/#!/honobu_yonezawa
よしもとばななさん(@y_banana)
http://twitter.com/#!/y_banana

<ら行>
ラサール石井さん(@lasar141)
http://twitter.com/#!/lasar141

<わ行>
渡辺淳一さん(@Junichi1024)
http://twitter.com/#!/junichi1024
わかぎゑふさん(@blackrose213f)
http://twitter.com/#!/blackrose213f

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2011/02/01

'11年02月の読了本

  • 中野翠『コラム絵巻』(毎日新聞社)
    コラムやエッセイってあまり読まないけど、中野さんの文章は好き。好き嫌いがハッキリしていて、特に好きなものへの愛情の注ぎ方が半端じゃないところがいい。あと、否定的な意見が下品じゃないところ。所々に挿入されている自筆の絵や書き文字も文章に合っていて好ましい。
  • 有栖川有栖『火村英生に捧げる犯罪』(文藝春秋)
    臨床犯罪学の火村准教授+推理小説家の有栖川有栖コンビの短編集。面白かった。短編なのでそんなに凝った内容ではないけど、その分色んなタイプのトリックや展開があって楽しめた。このシリーズは2人組で謎を解くミステリーの中で一番安心して読める作品かも。表題作の他「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」の8編を収録。
  •  梶よう子『いろあわせ 摺師安次郎人情暦』(角川春樹事務所)
    絵師や彫り師の影に隠れがちな摺師を主人公に据えた時代小説。主人公安次郎を始め登場人物の性格付けが自然だし、特に大きな事件が起こるわけではないけれど、展開や登場人物の行動・心情が丁寧に描かれているので感情移入しやすく読みやすかった。各編のタイトルは全て摺師の技の名前。その手法に合わせた結末も嫌味なくきれいにまとまっていた。「かけあわせ」「ぼかしずり」「まききら」「からずり」「あてなぼかし」の5編を収録。
  • 山本兼一『ええもんひとつ とびきり屋見立て帖』(文藝春秋)
    『千両花嫁』の続編。政治(勤王とか倒幕とか)が絡む話と純粋に商売だけの話が混じってるけど、私は商売の話の方が好きだなあ。「ええもんひとつ」や「さきのお礼」みたいな話がもっと読みたい。上記2編の他「夜市の女」「お金のにおい」「花結び」「鶴と亀のゆくえ」を収録。
  • 有川浩『シアター!2』(メディアワークス文庫)
    面白かったっ!とにかくテンポがいい。文章にも会話にも淀みがないので読んでいて気持ちいい。あと、一つ一つのエピソードの展開が見事。本当にこんな人達がいて、それをみて書いてるんじゃないかと思うくらい自然だし説得力がある。あと1冊で終わるなんて勿体無い。
  •  松本清張『紅刷り江戸噂』(講談社文庫)
    時代推理小説短篇集。話の筋が判りやすいし、江戸弁もテンポが良くて読みやすいけど主人公が設定されないまま進むので感情移入し難い話が多かった。謎解きもあっさりしてるし。その中で「術」は人物設定、謎解きの過程、結末まできれいにまとまっていて一番面白かった。
  • 西澤保彦『夢は枯野をかけめぐる』(中公文庫)
    連作短編ミステリー。出だしの印象だともっとのほほんとした話になるのかと思ったら、けっこうシビアな展開、結末だった。老後とか介護とか人ごとじゃないんだよねえ…。ところで、この文庫版の表紙と帯のコピーは内容と全く合ってないと思うんだけど。
  • 赤川次郎『鼠、闇に跳ぶ』(角川書店)
    『鼠、江戸を疾る』の続編。前作同様テンポがいい文章で読みやすかった。ただ、今回の話は前作よりも深刻というか生臭い事件が多いので、内容と文章のバランスがあまりよくなかった感じ。特に終盤の敵との対決シーンはもうちょっと緊迫感が欲しかったな。
  • 川上弘美『古道具 中野商店』(新潮文庫)
    だいたいいつも何かしら事件の起こる話を読んでいるので、ただ淡々と日常の風景が綴られている話を読むと何となく落ち着かない感じがする。でも、その落ち着かない感じも含めて面白かった。声高にならずそこにあるものを切り取って行く文章が心地良かった。
  • 山本兼一『いっしん虎徹』(文春文庫)
    鉄を鍛え、ただ己が満足できる刀を作る事だけに生きた虎徹の後半生を描いた作品。苦しみ、悩み、迷いを乗り越え刀造りに全てをかける虎徹が鮮やかにどっしりと描かれていて読み応えがあった。虎徹を支える周囲の人々の書き分け、ゆるやかに収束して行く結末も見事。
  • 中島京子『平成大家族』(集英社)
    なんだかんだで同じ敷地内に4世代8人で暮らすことになった緋田家の物語。それぞれ別の人物の視点で語られる短編が11編。色んな立場、角度で家族とその中にいる自分が描かれていてどれも面白かった。軽妙なタッチの文章でサクサク読めるし、ラストも明るくてよかった。
  • 加藤実秋『Dカラーバケーション』(東京創元社)
    「インディゴの夜」シリーズの4作目。テンポのいい文章はそのままで、物語の発端や展開がスムーズになってきたし、登場人物の性格付けもハッキリしてきて楽しく読めた。ただ表題作は途中の展開がちょっと凝りすぎてた感じ。もっとシンプルでも良かったのでは。
  • 和田竜『のぼうの城』(上)(小学館文庫)
    予想に反してけっこう正統派の歴史小説。読みやすいけど、展開が遅いし本筋に関係ない挿話が多いのでちょっとダレる。歴史物を書く人ってどうして「ちなみに」話を入れたがるんだろう。上巻ラストでようやく三成軍との戦いが始まったので下巻に期待。
  • 和田竜『のぼうの城』(下)(小学館文庫)
    戦いの場面が多い下巻は展開も早く、緩急もあってなかなか面白かった。でも歴史小説というよりも、名門強豪チームと無名弱小チームのスポーツの試合みたいな読後感。そういうのを狙ったのならそれでもいいんだけど、だったら前半ももう少し軽快に書いて欲しかった。
  • 殊能将之『キマイラの新しい城』(講談社文庫)
    750年前に密室で死んだフランスの城主が現代の日本人に取り憑き、自分の死の真相を知るために探偵を雇う。その調査の途中でまた殺人事件が起こり…という話。かなり奇想天外な内容だけど、テンポよく進むので読みやすくて面白かった。
  • 畠中恵『こいしり』(文藝春秋)
    『まんまこと』の続編。一話目で麻之介がお寿ずと祝言をあげて夫婦になったのに、それ以降最終話までお寿ずの気配が物語の中に殆ど感じられないことに違和感。それぞれの話の顛末は面白いものが多かっただけに、その部分がすごく気になった。
  • 小路幸也『ラプソディ・イン・ラブ』(PHP研究所)
    全員が役者であり同時に家族でもある5人の、最初で最後の同居生活。一流の役者としての気持ちのいい緊張感と、家族としての穏やかな弛緩。唐突に始まるオープニングから、静かなエンディングまで綺麗に計算された作品。大人の家族の物語。とてもよかった。
  • 山本一力『たすけ鍼』(朝日文庫)
    相変わらずの深川話。読みやすいんだけどちょっと風呂敷を広げすぎでは。1つの問題が解決する前に次の問題がやってくるので大忙し。中には最後まで解決されないまま終わってしまった話もあったり。続編があるにしても、もうちょっと終わり方を考えて欲しかった。

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