« 渡瀬草一郎/陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 | トップページ | 木内昇/茗荷谷の猫 »

2011/07/24

柳広司/吾輩はシャーロック・ホームズである

吾輩はシャーロック・ホームズである (小学館ミステリー21)
吾輩はシャーロック・ホームズである (小学館ミステリー21)

慣れないイギリスでの生活とプレッシャーでノイローゼになり、自分をシャーロック・ホームズだと思い込んだ日本人留学生K・ナツメは彼を心配した下宿先の老姉妹によってドクター・ワトソンのもとに連れてこられる。
ちょうど不在だったホームズ本人の勧めもありワトソンはナツメ・ホームズの妄想に付き合い始めた矢先、2人は本当に殺人事件に遭遇してしまう…。

細かい設定と丁寧な書き込みでホームズも漱石もそんなに知らない私でも楽しめた。
特にナツメとワトソンの漫才のような噛み合わない会話が笑える。

またパロディとしてだけではなく、ミステリとしても丁寧に作られていて読み応えがあった。

|

« 渡瀬草一郎/陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 | トップページ | 木内昇/茗荷谷の猫 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

読了本」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 柳広司/吾輩はシャーロック・ホームズである:

« 渡瀬草一郎/陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 | トップページ | 木内昇/茗荷谷の猫 »